2016の春イベで実装された基地航空隊ですが、運営の詳しい説明もなくよくわからないのが現状です。通常海域でも実装され、イベントでも鍵になることが多いので、早いうちに理解しておきたいです。この記事では基本的な事項を主に解説しています。

(2017/02/02 冬イベに向けて加筆/タイトル変更等)
(2017/11/13 記事修正)
(2018/01/15 微修正)

この記事は2018年頃までの内容で掲載しています。
現状に即していない部分があります。

操作できるまで

通常海域

クエストのクリアでの設営隊入手や購入(800円)によって、
設営隊を入手、その後クエスト等で展開することにより6-4,6-5で使用することが可能。
6-4 離島再攻略作戦
6-5 空母機動部隊迎撃戦

設営隊の入手は以下2記事で対応。
飛行場設営の準備を実施せよ! 6-3S勝利狙い編成例
夜間突入!敵陸上部隊を叩け! 5-3編成例

上記クエストの前提となる新編三川とそのツリーは以下で。
新編「三川艦隊」ソロモン方面へ 攻略編成例

中部海域(6-4,6-5)での基地航空隊の展開クエストは
中部海域「基地航空隊」展開! です。
「陸攻」隊の増勢及び強襲上陸作戦用戦力を増強せよ!
等、様々なクエストをクリアする必要があり、
ツリーの前提をこなしてないとやや時間がかかるでしょう。

参考:
中部海域「基地航空隊」展開! トリガー・関連クエ他

イベント海域

イベント海域では海域が進むに連れて出せる航空隊が増え、最大で3中隊
出撃させることが出来るようになります。

それぞれのイベントで個別に設定されているため、
今後基地航空隊が一切使えないイベントもあるかもしれません。

操作

※中隊機数が12機となっていますが、2017/10時点での仕様は1中隊18機です。

操作箇所

基地航空隊(左下)をクリックすると、航空機を配備できるボタンが出るため、
そこから選択して航空機の配備。

出撃の部分(右上)については、クリックすることにより待機・防空等の選択が出来ます。
出撃にしておかないとマップ上での操作ができないので注意。

艦載機

 

海域で操作

海域では航空機を発艦させたい位置をクリックで選択

その際、彩雲等偵察機がないと、マップが広い/戦闘行動半径が長い海域
(例:春イベE-5や夏イベE-4)では制限がかかり、ボスまで出撃させれません。(後述)

また、艦載機を一度配備して外すと、
暫くの間(12分)再配備ができなくなります。

再配備中

配備している航空隊を外す場合はドラッグアンドドロップで解除できますが、
こちらも再配備までに12分かかります。その間新たに基地航空隊の部隊を
設置できないので注意。

実際の運用

通常海域(6-4,6-5)

6-4では、火力支援としてボスマスに。
6-5では、基本的にボスの火力支援ですが、
道中の制空支援・ボスの火力支援を兼ねる場合もあり。

6-4 離島再攻略作戦
6-5 空母機動部隊迎撃戦

イベント時

2016の春イベ以降、何らかの形で基地航空隊は攻略に関わっています。

イベント最終海域の甲作戦では「基地航空隊が前提」となる難易度のことも多く
火力の要や制空値の調整を主に活用されています。

また、周回等でも敵からの空襲があるため、戦力に余裕があれば「防空」
を優先して備蓄被害を抑えることも大事。

運用コマンドに関して

既に書いているとおり、ここの部分をクリックすることにより以下の
“待機””出撃””防空””退避””休息”の選択が可能になります。

待機

初期設定。また、艦載機を全部解除すると自動で待機に切り替わります。

疲労度が回復しやすいですが待機のままだと役に立たないので
“出撃”にしておくのが基本。疲労度回復が必要なら休息に切り替えましょう。

出撃

出撃にタブを変更することによって
海域に出撃時に海域上で操作ができるように。

海域出撃ポイントから戦隊行動半径分の距離を指示することが出来、
その地点にに艦隊が到着すると、基地航空隊が支援攻撃を行います。

防空

後述する「空襲」発生時、敵機を迎撃するための航空機を展開、
資源の消耗や基地航空隊への被害を軽減させます。

退避

基地航空隊から艦載機を逃がして、防空していなくても
敵の空襲被害を(その中隊の航空機分のみ)抑えます。

休息

艦載機の疲労回復が早くなる模様。
但し1部隊休息でボーキの自然回復スピードが半分に、
2部隊以上休息させるとそれ以上遅くなるので注意が必要

なお、プレイ中によくやらかす提督がいますが休息させてる状態で出撃させると
そのまま何もせずに被害を食うため、使う場合はこまめな確認が必要です。

資源の消費に関して

配置時のコストと出撃毎のコストがかかります。

配置コスト

詳しい数値は参考リンクを見ていただくとして、
基地航空隊に烈風や陸戦等の艦載機を配備すると、
自動的にボーキが消費されます。強力な艦載機ほどコストが大きくなります。

■ボーキ使用量(通常海域/中隊18機毎)

  • 陸攻:180~234
  • 局戦:108~126
  • 艦攻・艦爆・艦攻等:54~162
  • 二式大艇:100

参考
基地航空隊-wikiwiki

出撃コスト(1中隊毎)

※18機1中隊基準

  • 陸攻:燃料27・弾薬12
  • その他:燃料18・弾薬11

4中隊で1航空隊となるため、実際的には凡そ×4になります。

  • 陸攻4で燃料108・弾薬48
  • 艦戦2陸攻2で燃料90・弾薬46
  • 艦戦2艦攻2で燃料72・弾薬44となります。

※夏イベのようなE-2ボスのような弱い敵艦を落とすための攻撃目的なら、
陸攻ではなく艦攻を使って燃料を節約することも検討すべき。

また、上記出撃コストは18中隊でのもので、稼働機数が減ってる状態で出撃すると
必要コストも低下します。特定の場面で制空値だけを稼ぎたいという場合、
意図的に補給せずに出撃させることによりコストを抑えることが可能になります
(特定海域の周回時に有用)

参考例:2017秋イベ
【秋イベ】E-3機動堀(最短ルート) 伊400 春日丸 松輪 他【レイテ(前篇)】

補充

1機あたり燃料×3,ボーキ×5消費。

仮に航空隊が壊滅すると、1航空隊(18機4中隊)で燃料216,ボーキ360の消費となります。
ツ級のいるようなところでは全滅しがちなので、資源が足りない時は考えもの。

空襲

迎撃

空襲

損害

空襲のあるマップだと、移動をした際に敵からの空襲を受けることが
(発動マスはランダム/ボスを付くまでに空襲される回数は固定のことが多い)

防空部隊を設置してると防空可能。被害状況により
備蓄資源や航空隊に被害を受けます。

基地航空隊の空襲被害なし - コピー

敵の制空値が高い空襲でも防空2部隊をしっかりだせば、
多くの場合空襲被害なしで安定します。

イベントによっては、“空襲での被害なし”がギミックの解除条件になることもあるので
覚えておきましょう。

戦闘行動半径

要は海域中の1マス。夏イベでは、
戦闘行動半径数値「最小値」の艦載機が適用され、
その距離より遠くの地点に投げることは出来ません。

戦闘行動半径

但し、画像のように「二式大艇」等を混ぜると、戦闘行動半径を延長することが可能です。
※夏イベでは使う機会がE-4であるかないか、秋イベでは必須級だった

推定される式が
実際の戦闘行動半径=航空隊の最低戦闘行動半径 + √(航空隊の偵察機の最大戦闘行動半径 - 航空隊の最低戦闘行動半径)
※小数点1の位四捨五入,伸ばせる数値は最大で3

となっていて、

  • 二式大艇・・・
    戦闘行動半径+3
  • 彩雲・・・
    戦闘行動半径+1(最低戦闘行動半径6-7の時)
    戦闘行動半径+2(最低戦闘行動半径2-5の時)
  • PBY-5A Catalina・・・
    戦闘行動半径+1(最低戦闘行動半径8-9の時)
    戦闘行動半径+2(最低戦闘行動半径4-7の時)
    戦闘行動半径+3(最低戦闘行動半径2-3の時)

となっています。(実際によく使われるのは赤字の部分)

二式大艇とPBY-5A Catalina(カタリナ)の入手

  • 二式大艇・・・6-4やイベントドロップで「秋津洲」を入手。
    その後35レベルで改装した際に所持
  • PBY-5A Catalina・・・任務「戦艦戦隊、出撃せよ!」で一つ入手可能。

初心者が確実に戦闘行動半径を延長させる装備を入手する手段は、上記任務のみとなります。
クエストツリーの中でも比較的初期にあるため、イベントまでにこなすようにしたい所。

移動距離の目安

基地航空隊の出撃地点は「AB☓」の表記があり、
そこからの移動距離だと推察されます。

初期は マップの最短距離=戦闘行動半径 だと思われてましたが、
実際にはマップごとに航空隊の移動距離が設定されてる模様。

マップの広さや大きさはあくまで目安であり、正確な数値は
攻略サイト等で調べる、自分で確かめる等しないと移動距離はわかりません

画像はイメージで実際とは異なりますが、
このような感じでABからの距離が遠いほど戦闘行動半径が必要になります。

制空計算

出撃時

基地航空隊で敵部隊を攻撃する際の計算は、以下のようになります。

制空値 = (対空+迎撃×1.5) × √(搭載数)+熟練度補正
敵含め艦戦の対空のみでなく、偵察機の対空も影響します。
※熟練度補正は艦戦+25(22+√10)、水偵・陸攻・艦攻艦爆系+3(√10)、
()は正確な数値。

通常の航空戦との違いとして、

  • (局戦・陸戦の)迎撃が対空の1.5倍として計算されている。
  • 敵の偵察機の対空値が加算されている。

偵察機による対空上昇があるので、ギリギリで計算してると
航空優勢だと思っていたものが拮抗状態だったということになりかねません。

具体的な例は6-5の記事にて。
基地航空隊の制空値を自力で調整しよう
基地航空隊を使った制空値調整の具体例【6-5】

防空時

基地航空隊での空襲に対する防空は以下の様になります。

制空値 = (対空+迎撃+対爆×2) × √(搭載数)+熟練度補正

※水上偵察機補正、艦上偵察機補正があり、
彩雲での補正が【1航空隊防空制空値=各中隊制空値の合計×1.3倍】

また、敵機の撃墜割合に対して1中隊あたり
局地戦闘機が10%・陸上戦闘機が7%の迎撃ボーナスあり。

防空効率を最大にしたい場合は局地戦闘機4の編成を、
防空効率は程々で、補給の消費を抑えたい場合は局地戦闘機3+彩雲1の編成を、
それぞれ組めば間違いはないでしょう。

実際の制空値

出撃時

出撃時実質対空航空機例制空値(搭載18)戦闘行動半径
18.5一式戦 隼II型(64戦隊)1037
17紫電改(三四三空) 戦闘301974
16.5Fw190D-9953
16Spitfire Mk.IX(熟練)934
15.5烈風改(三五二空/熟練)914
15三式戦 飛燕(飛行第244戦隊)884
15震電改882
14零式艦戦53型(岩本隊)★max846
13.5一式戦 隼III型甲★max826
13.5三式戦 飛燕一型丁824
13.5紫電二一型 紫電改824
13烈風改804
13烈風(六〇一空)★max806
12.5一式戦 隼III型甲(54戦隊)787
12.5三式戦 飛燕783
12烈風改765
12Spitfire Mk.V765
11.5四式戦 疾風735
11.5一式戦 隼III型甲736
11零式艦戦52型(熟練)★max726
11烈風(六〇一空)725
10零式艦戦21型(熟練)★max677
10烈風675
9.5紫電一一型653
9一式戦 隼II型636
9零式艦戦52型(熟練)636
8.5Spitfire Mk.I614
8零式艦戦21型(熟練)597
6零式艦戦52型596
5零式艦戦21型467

熟練度は計算済み。イベント限定の陸上戦闘機である
一式戦 隼II型(64戦隊) / 一式戦 隼III型甲(54戦隊)を除くと、
零式艦戦21型(熟練)★maxのみが対空二桁と戦闘行動半径7
を両立できる装備となります。

陸上戦闘機を所持していない場合は零式艦戦21型(熟練)の強化を意識したい所。
艦載機改修は零式艦戦21型からスタートでネジ節約しよう

対空値陸攻例制空値(熟練度なし)制空値(熟練度最大)戦闘行動半径
6爆装一式戦 隼III型改(55戦隊)25285
4一式陸攻 三四型16208
3一式陸攻 (二二型甲,(野中隊)),銀河121510/9/9
2一式陸攻8119
1九六式陸攻478

陸攻等主に使われる攻撃機の制空値。

6-5やイベント等で使われる”航空劣勢調整”は、
艦戦と陸攻の制空値を足して、敵の航空値の劣勢すれすれ
ラインを取りに行くことを指します。

防空時

防空時実質対空航空機例制空値(搭載18)対爆の値種別
28烈風改(三五二空/熟練)1447局戦
24烈風改1276局戦
21秋水1149高高度局戦
21Fw190D-91143局戦
20Me163B
1109高高度局戦
19三式戦 飛燕(飛行第244戦隊)1063陸戦
19紫電改(三四三空) 戦闘3011062局戦
18試製 秋水1018高高度局戦
18雷電1015局戦
18Spitfire Mk.IX(熟練)1014陸戦
18一式戦 隼II型(64戦隊)1011陸戦
17Spitfire Mk.V972陸戦
16三式戦 飛燕一型丁932陸戦
14紫電二一型 紫電改841局戦
14零式艦戦53型(岩本隊)★max840艦戦
13三式戦 飛燕801陸戦
13一式戦 隼III型甲(54戦隊)801艦戦
13四式戦 疾風801陸戦
12Spitfire Mk.I761陸戦
12烈風改760艦戦
12一式戦 隼III型甲761陸戦
11紫電一一型721局戦
11烈風(六〇一空)720艦戦
11零式艦戦52型(熟練)★max720艦戦
10烈風670艦戦
10零式艦戦21型(熟練)★maz670艦戦
9紫電改二630艦戦
8一式戦 隼II型590陸戦
0彩雲(中隊の制空値1.3倍)30

熟練度は計算済み。

まとめ

基地航空隊に関しては以上になります。
この記事だけで理解できるほど簡単ではないので、他のサイト・動画等での解説や、
基地航空隊の劣勢調整に関して等も見ながら理解を深めていきたいです。

実際に運用してみないとわからないことも多いですが、徐々に慣れていきましょう。