2023/04/23のメンテナンスにて、「煙幕システム」及び関連装備が実装されました。未判明の部分も多いですが、次イベで使う機会もあると思うので、そろそろまとめておきたいと思います。

曖昧な記述が多いです。

概要(煙幕システムについて)

煙幕システムは、まず発動するための条件を満たします。
そうすると、陣形を選ぶUI上で「煙幕」マークが表示されるのでそちらをクリック。
その後、戦闘に入ると確率で発動します。

左から煙幕1重/2重/3重。煙幕の展開量に応じて、画像のように演出/効果が変わる。演出は時間経過で消えるものの、効果は閉幕雷撃まで有効。

煙幕が展開すると、画像のように艦隊の前に煙幕が展開。
敵味方の特定の攻撃で命中率が低下します。

煙幕の発動条件を満たしていても、装備の状態等で、
煙幕展開に失敗することがあります。

発動条件

  • 「発煙装置(煙幕)」または「発煙装置改(煙幕)」を装備した艦がいる
    • 複数装備していると発動率が上がる
    • 出撃している艦隊の旗艦の運が高いほど発動率が上がる
      連合艦隊の場合第一艦隊の旗艦の運を参照
  • 昼戦マスで陣形選択時陣形画面の左下にある「煙幕」マークをONにする
    • 4隻以上の編成を組む必要あり(陣形選択が出なくなるため)
    • 夜戦開始マスでは発動ボタンが表示されない
  • 出撃内で煙幕システムが一度も発動していない

煙幕は演出が3段階あります。
旗艦の運が高く、煙幕装備数が多い状態だと、多重の煙幕演出が出やすくなります。

煙幕の効果について(仮置き)

煙幕が発動すると、敵味方の攻撃命中率を大きく下げる効果があります。
砲撃戦の命中率が極端に下がり、雷撃戦の命中率がかなり低下することが確認されています。
その他、煙幕の影響は以下メモ書きを確認してください。

検証情報等メモ書き

●煙幕発動や多重判定には、
煙幕(改)の個数・旗艦の運が強く影響していると考えられます(参考1 参考2)。
・連合艦隊の場合、第一艦隊の旗艦の運を参照しています(参考1 参考2)。
・煙幕の所持数が多いほど、多重発動が増えます(参考1 参考2)。
・発煙装置改(煙幕)は、発煙装置(煙幕)2個相当?
・3重煙幕を発動させるためには、最低2つ(煙幕改1つと煙幕1つ)の煙幕が必要です。
・煙幕改1積みの際、運25の艦で不発が確認されています。(参考)

●煙幕が発動した場合、砲撃戦の命中率は敵味方共に大きく低下します。
煙幕展開時、
・特に対策装備を積んでいない場合、砲撃戦の命中が下限に達していそうです。
(疲労度や熟練度なしの時命中率が11%)
・電探を装備した場合、装備命中の合計に依存して命中率が向上します。
少なくとも自艦隊は、電探を装備していれば電探以外の装備命中値も含まれます(参考)。
・煙幕は赤疲労の影響を受けています(参考)。
・敵艦が電探装備時、命中率の向上が示唆されています(参考)。
・艦載機熟練度のある空母が砲撃した場合、ある程度命中させることが可能です。
これは艦載機熟練度によるクリティカル補正率向上による結果だと考えられます。
(クリティカル率逆転現象と煙幕展開下の空母砲撃命中率)

●煙幕が発動した場合、
雷撃戦の回避率向上が確認されています(参考1 参考2 参考3)。
回避率向上は期待できますが、敵の雷撃命中率が高い場合、
回避キャップには到達しなさそうです。

●煙幕が発動した場合、味方艦隊の対空砲火の効果が大きく
低下することが確認されています(参考)。
※航空戦の味方艦隊回避率は不詳

●煙幕が発動した場合、対空噴進弾幕が本来100%発動する
状態でも発動しない事が起こりえます(参考)。
ただし、12cm30連装噴進砲改二を多数積む等して、
100%相当にすることは可能そうです(参考 ツリー参照)。

●煙幕が発動しても、以下の内容には影響がなさそうです。
・砲撃支援の命中率(参考)
・自艦隊から敵艦隊への航空戦(参考)

●煙幕が発動した場合、敵味方の対潜攻撃の命中率に関して、
・自艦隊が敵潜水艦に攻撃時、命中低下が確認されています(参考)。
(参考先に仮説式等あり。ツリーやリンク先の考察等も参照)
・自艦隊が敵潜水艦に攻撃時、電探装備による命中率の変化はなさそうです(参考)。
・敵艦隊が味方潜水艦に攻撃時、回避率に大きな影響はなさそうです。
但し、クリティカル率は低下するようです(参考)。
追記:煙幕展開下の味方側対潜攻撃命中率

●煙幕を多重展開した場合の効果は詳しく判明していません。
・運営ツイートでは多重な程効果がありそうです。(参考)
・雷撃戦(閉幕雷撃)に関して、煙幕が多重の方が効果が高い(回避率が上がる)様です(参考)

●ゲーム画面上の煙幕演出は、時間経過で消えていきます。
これは画面上の演出であり、実際の煙幕効果と関係がなさそうです(参考)。

●煙幕システムは演習には実装されていません。

上記リンク先の他、特に以下でまとめられている内容を参考にさせていただきました。
【艦これ】煙幕システムについて、いまわかっていることと考察(@about6833)

また、以下の内容も確認しておくといいかと思います。
煙幕による命中項への補正係数表(仮) (@Camellia_bb)※掲載時点で仮説とのこと。
発煙装置(煙幕)(wikiwiki)

装備可能艦

発煙装置(改)(煙幕)は、以下の艦種及び艦が装備可能です。

  • 駆逐艦, 海防艦, 軽巡級, 重巡級
  • 扶桑/山城改二
  • 宗谷(全形態)

(2023/08/03時点)

煙幕の運用について

煙幕は敵味方双方の命中率を大きく低下させる装備です。
基本道中突破のためにある装備といってよく、ボスマスでの使用は適していません。
※6-3ボス(単縦陣)で試してみたけど砲撃戦で戦艦からの被弾は回避できません。
B勝利で良いのに夜戦しなければいけない場面が増え、メリットがなさそうです。

煙幕の発動と搭載艦の候補

●発動率を考えると「発煙装置改(煙幕)」1つか「発煙装置(煙幕)」2つ以上
乗せたい場面が多いです。
運が低い艦を旗艦にする場合、数を追加することを検討しましょう。
運28の矢矧旗艦/改1積みで6-3煙幕周回をしましたが、
通常周回する上での煙幕発動率は十分に感じます。
現状、砲撃戦の回避を目的とする場合、煙幕1重で良さそうです。
ただし、3重の煙幕が発動した際、1重よりも閉幕雷撃の回避率が上がることが報告されています。
これが開幕雷撃にも適用されるのであれば、例えば対ナ級の場面等では
煙幕数を増やす/幸運艦を旗艦にすることの価値が増えそうです。

●煙幕はスロット数が必要になる装備で、4スロの艦に装備しやすいです。
・連合艦隊での夜戦デコイ艦に装備するのが良さそう。
Ташкентに「煙幕/探照灯/照明弾/ソナー」
Zaraに「煙幕/大型探照灯/照明弾/夜偵」
といった装備が考えられるようになります。
・「主主偵◯」といった自由枠に装備するのが良さそう。
主に重巡・軽巡級の4スロ目は補助装備を載せやすいです。
・その他、水戦キャリアの1枠とか、第一艦隊に駆逐が必要なときに1スロットとか、
スロットが余る機会に選択肢に入れやすそうです。

周回での活用

煙幕を周回に活用する場合、道中戦闘の長期化と、敗北数の増加に注意する必要があります。

●例えば、4-5-H(2戦目)等、砲戦マスでは煙幕を使うと戦闘時間が長くなります。
時間あたりの周回数が減るかもしれません。

●4-5や6-3の潜水(初戦)マスでは本来対潜先制爆雷攻撃を使うことでA勝利以上がとれますが、
煙幕を使うとD敗北することも起こります。(対潜装備があってもD敗北することもある)
戦闘結果によって疲労度(cond)は変わるので、
B勝利以下が増える煙幕は、周回時の疲労管理を難しくします。
・一方、対潜先制爆雷攻撃出来る艦が足りていない場合、
煙幕を使った周回はメリットが大きいと思います。

上記2例ともデメリットを提示しましたが、
ボス到達率が改善するのであれば採用したい人も多いはず。
艦隊の運営方法にあっているかどうかを実際に試してみて判断するのがいいと思います。

●その他、バイト艦を使った/資源回収を目的とした周回で活躍の余地がありそうです。

イベント攻略での運用

●煙幕運用がおすすめできるマスとして、対潜空襲(潜水空襲)マスがあげられます。
このマスでは敵軽空母の砲撃を一方的に受けますが、
煙幕による砲撃戦回避上昇は有効な対策になりそうです。
また、対潜先制爆雷攻撃なしで潜水艦の雷撃にもある程度対処できるため、
スロットの負担も小さく済みます。

同マスでの空襲回避については、
味方の対空砲火が弱くなる(敵の航空攻撃が強くなりうる)点注意が必要。

例えば、煙幕を展開すると、対空カットインで枯らすという戦術は取りにくいです。
また、航空戦の回避はまだ不鮮明です。

●その他のマスでは、煙幕を使えるかどうか適宜判断する必要がありそう。
・例えば潜水マスではある程度有効そうです。
特に対潜先制爆雷攻撃艦が足りていない提督は、有力な選択肢として覚えておくといいでしょう。
(攻略サイトで対潜装備利用→煙幕に変更する等)
・通常の砲撃戦マスでは味方の開幕雷撃/砲撃等も当たらなくなる点を考慮する必要があります。
敵が輪形陣のマスで、且つ敵を落としにくいマスであれば有効なことが多いと思います。
・他、敵の開幕雷撃を回避する目的で使うことが考えられます。
開幕雷撃を回避できる恩恵は大きそうですが、砲撃戦と閉幕雷撃も考える必要があります。
単に開幕雷撃が飛んでくるという理由で煙幕を使うと撤退率が上がるかもしれません。
(警戒陣の影響もあるだろうし、実地で使ってみないと判断できなさそう)
・煙幕の展開は1出撃に1度です。潜水マスが2回ある場合など、
煙幕では対処し辛いこともあります。

●煙幕展開時、水上艦に対する味方の主な攻撃手段は
・支援艦隊
・基地や開幕航空攻撃
・開幕雷撃(命中率は下がる)
・空母の艦載機熟練度による攻撃(クリティカルのみ通る)
・電探装備艦の砲撃戦(命中率は下がる)
・電探無しでの砲撃戦/閉幕雷撃
になります。
通常マスで使う場合、敵に雷撃艦がいるのであれば、
支援艦隊や航空戦等で予め撃破しておきたいです。

●周回と同様、煙幕を使うとB勝利以下や敗北が増えそうなので、
疲労(cond)状態に気を使う必要もありそうです。
例えば、連合艦隊ではcond50以上で擬似的にキラ状態となることを活かし、
無疲労(=cond49)で出撃させるという手法を取ることがあります。
煙幕を使うとcond値が下がりがちになるため、この方法は行いにくいです。
キラ付けして戦う等何らかの対応をしたいです。

煙幕系装備の入手方法

発煙装置(煙幕)

発煙装置(煙幕)備考
持参深雪改二(lv88)要改装設計図+釘10
任務改装特I型駆逐艦「深雪改二」、出撃せよ!選択で3個
開発後述
2023/07/25作成

開発での入手

発煙装置(煙幕)のレシピ秘書艦燃料弾薬鋼材ボーキ釘期待値
発煙装置(煙幕)秋月型2%10101011-
発煙装置(煙幕)秋月型2%10101010-
2023/07/25作成

駆逐艦を秘書艦にすることで開発可能。
ボーキテーブル(上のレシピ)は失敗率が高く、開発可能開発資材消費が少なめ。
燃料テーブル(下のレシピ)はドラム缶(輸送用)を一緒に狙うことが可能です。
更新時点では、開発資材の消費を考え秋月型で開発するのが良さそうです。

発煙装置改(煙幕)の入手

発煙装置(煙幕)は、できれば2個以上乗せて発動率を上げたい装備です。
発煙装置改(煙幕)を持っていれば1スロットである程度の発動率を確保できます。
※旗艦の運が低い場合は通常の煙幕もほしい

煙幕は道中対策の装備ですが、必要な場面で
装備スロットを削減できる恩恵は少なくありません。

発煙装置改(煙幕)は深雪改二の関連任務で入手することが可能です。
「煙幕のために深雪改二を作成する」というのも考慮しておきたいところ。

まとめ

わからないことも多いですが、イベント前なのもあり一通りまとめて見ました。

煙幕の運用は非常に癖が強く、まだ未判明の要素も多いため、
イベント内で運用方法が決まっていくかもしれません。

役立つ場面は今後ありそうなので、可能であれば深雪改二の関連任務をクリアし、
「発煙装置改(煙幕)」を入手しておきたいです。