補強増設は2015/08/10に実装されたシステムですが、度々アップデートが繰り返されている要素の一つです。現在はかなり多くの装備を乗せることが出来るようになったので、確認も兼ねてまとめておきたいと思います。

(2021/07/07 全般更新)

概要

補強増設とは

補強増設は、通常ある装備スロットとは別に、補強増設スロットを艦娘に増設するアイテムです。

  • 補強増設スロットの増設にはアイテムの「補強増設」が必要
  • 30レベル以上の艦にのみ「補強増設」を使うことが可能
  • 補強増設は各艦娘に1回のみ使用可能
  • 一度補強増設を使用した艦は、永続的にスロットが1枠増える
  • 補強増設スロットに装備できるものは特定の装備に限られる(後述)

このあたりを抑えておけばOKでしょう。

使い方

こんな感じ。補強増設を持っていないと「補強増設を増設改修する」ボタンは出てきません。

入手方法

基本は

  • 任務での入手
  • 課金での入手(1個500円)
  • イベント等による入手

の3通り。詳しくは以下の記事にまとめています。

補強増設に装備可能な例

装備種別装備例該当艦,備考
応急修理要員応急修理要員,応急修理女神全艦
対空機銃25mm三連装機銃,12cm30連装噴進砲改二他全艦(伊504を省く潜水艦以外)
高射装置91式高射装置,94式高射装置全艦(潜水艦以外)
水上艦要員熟練見張員,水雷戦隊 熟練見張員全艦(潜水艦以外)
機関部強化改良型艦本式タービン全艦(海防艦以外),缶系は原則不可
機関部強化強化型艦本式缶,新型高温高圧缶島風改, 天津風改/二
増設バルジ(中型艦)増設バルジ(中型艦),北方迷彩(+北方装備)重巡他(後述)
増設バルジ(大型艦)増設バルジ(大型艦)戦艦,正規空母
副砲8cm高角砲,8cm高角砲改+増設機銃後述
副砲10㎝連装高角砲(砲架),10cm連装高角砲改+増設機銃 後述
副砲12.7cm連装高角砲大和型改二/重・榛名改二乙/丙
副砲10cm連装高角砲群 集中配備大和型改二/重
副砲15.5cm三連装副砲系大和型改二/重
補給物資洋上補給速吸,神威(補給艦)
戦闘糧食戦闘糧食,秋刀魚の缶詰全艦
潜水艦装備潜水艦搭載電探(系列)潜水艦,潜水空母
上陸用舟艇装甲艇(AB艇)神州丸
司令部施設精鋭水雷戦隊 司令部特定の軽巡級/駆逐
航空要員熟練甲板要員(+航空整備員)空母他
電探22号対水上電探他多数特定の戦艦, 特定の駆逐
爆雷九五式爆雷, 二式爆雷(改二)時雨改二/三, 海防
三式弾三式弾/改/改二戦艦級, 重巡級
2023/07/10

以下、2021/07/07時点の内容になります。
タイミングによっては記事が古い可能性もあるので注意してください。

応急修理要員系(ダメコン)

轟沈を回避するアイテムですね。補強増設に装備することで、
本来の装備スロットを圧迫せずに保険をかけることができます。

実際の運用時には、ダメコンの装備忘れに十分注意する必要があります

  • 既にダメコンが発動しているのに、それに気づかずまた大破進軍する
  • 補強増設に別の装備を装備しているのに大破進軍する

といった、事故の多いアイテムでもあります。十分注意して運用しましょう。

対空機銃

  • 装備した艦の対空能力を強化
  • (改修したものに限り)昼戦時の火力/雷装強化
  • 特定の対空カットインの補佐(摩耶等)
  • PT小鬼群への対策装備

等の用途で活躍できます。また、機銃は艦隊全体に広く装備することで
安定した防空効果を発揮しやすくなるので、
よく使う主力の艦は機銃装備を目的として補強増設するのも候補になります。
※防空装備を装備しない艦は対空の穴となりやすいですが、機銃を乗せることでカバーができます。
結果、空襲マスや航空戦等で駆逐艦が大破するといった事故を減らすことができます。

機銃関連は補強増設での活用機会も多いですね。

カテゴリ効果装備例
改修高射装置砲撃戦火力上昇(☆9で+3)
命中上昇(☆9で+3)
夜戦火力上昇(☆9で+3)
艦隊防空(小)加重対空(極小)
91式高射装置☆10
改修対空機銃昼砲撃戦火力上昇(☆9で+3)
昼雷撃戦威力上昇(☆9で+3.6)
艦隊防空(極小)加重対空(大)
PT見張員対策(中?)
(対空噴進弾幕)
25mm連装機銃☆10
(12cm30連装噴進砲改二)
熟練見張員夜戦カットイン率補正
日本"駆逐/軽巡/重巡"の"火力/雷装"上昇
PT見張員対策(強?) 他
熟練見張員
2020/04/08更新

参考として、後述する高射装置、熟練見張員との比較をおいておきます。

12cm30連装噴進砲改二

特に12cm30連装噴進砲改二に関しては、”対空噴進弾幕”
という強力な補正を活用することができます
。航巡や空母系等、
12cm30連装噴進砲改二を目的として補強増設するのはメリットが大きいです。

高射装置

改修したものに限りますが、昼戦・夜戦時の命中/火力補正を持つことが可能です。
また、改修したものであれば、防空用の装備としても期待できます。
※艦隊防空にやや寄与。個艦防空なら機銃を使いましょう。
対空カットインの一部装備例にも必要です。

機銃とはいくつか差異がありますが、大きな点は、
改修することで命中補正もつくという点。
補強増設枠で命中値を3以上底上げできる汎用装備は改修した高射装置のみになります。
昼戦で火力と命中補正が欲しい時、具体的には戦艦の増設装備として主な選択肢になります。
※改修機銃では夜戦時の火力/命中補正は素でついてる場合のみ

現状、夜戦用装備としては「(水雷戦隊) 熟練見張員」を装備することが多いため、
改修した高射装置は昼戦用の装備となります。

なお、改修効果を活かすのが前提なので、採用するのは91式高射装置で十分です。

熟練見張員

  • 夜戦カットイン率の上昇
  • PT小鬼群への対策装備
  • 日本の駆逐・軽巡・重巡への火力補正
  • 駆逐艦に主/魚/電装備で夜戦回避補正
  • マップ上の索敵値対策

等の役割を持ちます。

熟練見張員ボーナス火力雷装対空対潜索敵回避命中
基礎1232
日本駆逐+1+2+2+1+2
日本軽巡級+1+2+3+2
日本重巡級+1+3+2
https://wikiwiki.jp/kancolle/熟練見張員(2020/03/30参照)

まとめきれないので別途解説。

水雷戦隊 熟練見張員

「熟練見張員」の上位互換装備です。
駆逐艦に装備時のみ専用の夜戦カットインパターンが発生し、
魚魚水」といった、2回発動判定がある夜戦カットインを発動可能になります。
※練度80以上の駆逐艦でのみ有効。

駆逐艦を魚魚水運用する場合、事実上1スロット増えるようなものなので、
補強増設の有無が大きな差異になってきます。

日本の駆逐/軽巡であれば
装備ボーナス補正が強いため、単にステータス目的で装備してもいいですね。

改良型艦本式タービン

「強化型艦本式缶」「新型高温高圧缶」の何れかと装備することで、
艦の速力を上げることができます。

  • 「低速」の艦に装備し「高速」「高速+」状態へ
  • 「高速」の艦に装備し「高速+」状態へ

というのが主な用途。艦の速力はルート固定に大きく影響するので、
補強増設を開けていることがそのまま艦の選択/ルート選択の幅に繋がります

※元の速力が低速の艦を採用すると、高速化に関係なく逸れる事例もあります。

※「改良型艦本式タービン」のみの装備で高速化する艦もいます。
現状では「夕張改二特」「Samuel B.Roberts」が該当。

増設バルジ(中型艦)

装甲値を大きく伸ばすことの出来る装備群です。
装備対応艦が限られていて、表のような感じ。

艦種艦名
駆逐Верный・陽炎・不知火・黒潮・雪風・夕雲
巻雲・風雲・長波・高波・沖波・朝霜
秋月・照月・涼月・初月・Fletcher
※秋月型以外は最終改装状態を指す
軽巡(雷巡)多摩改(二)・木曾改(二)・夕張改二/特/丁・球磨改二
阿賀野型改(二)・Gotland改(andra)
補給艦・揚陸艦神威改母・神州丸・宗谷
重巡/航巡・軽空母・水母・練巡・潜水母艦・工作艦も装備可能。
改装状態を表記しきれていない艦があります。(2021/07/08時点)

基本的には水雷戦隊の戦闘で陽炎型、夕雲型等に装備するとか、
道中の敵火力があまり強くない海域で、重巡の装甲底上げに使うとかがよいでしょう。

※単に装備することで、大破を中破に、中破を小破にと
ダメージを抑えるパターンが多くなります。一方で、
敵の火力次第では所謂「轟沈ストッパー(中破キャップ)」
によるメリットを潰してしまう例もあります。

北方迷彩(+北方装備)は、北方海域(3-○)や一部イベント海域で
使うことで、装甲・回避に+補正があります。

増設バルジ(大型艦)

中型バルジと同様、装甲値を大きく伸ばすことの出来る装備群です。
枠の取り合いになりがち。機銃や高射装置もですが困った時に乗せやすい候補です。

8cm高角砲,8cm高角砲改+増設機銃

以下の艦は副砲カテゴリの「8cm高角砲」系装備を、
補強増設の枠で装備することが可能です。

艦種艦名
軽巡由良改二・阿賀野型改(二)
航巡鈴谷(航)改二・熊野(航)改二・最上改二(特)
練習巡洋艦・工作艦・潜水母艦にも装備可能。(2021/07/08時点)

用途としては、擬似的に装備スロットを増やすことにより夜戦連撃+@を
目的にすることが多いです。また、改修していれば艦隊防空にもある程度寄与します。

※「主砲/主砲/偵察機/電探/増設副砲」等主砲2つ+副砲の装備はNGです。
昼戦の弾着観測射撃(連撃)/夜戦連撃がカットインになってしまう弊害があるので
注意して運用しましょう。

10㎝連装高角砲(砲架),10cm連装高角砲改+増設機銃

8cm高角砲と同様で、こちらは
「大和改」「武蔵改(二)」「大淀(改)」「大鳳(改)」
に装備が可能。用途も同じです。※2021/07/05時点

こちらは大和や武蔵の「支援艦隊」採用時に同装備を採用することで、
火力+2・命中+2を確保することが可能です。

戦闘糧食

擬似的なキラ付けや、TP輸送関連で使える・・・かも。
実際のところ使う機会はほぼないと思います。

潜水艦搭載電探

潜水艦専用の電探装備で、 専用のカットインが発動できるようになります。
補強増設無しでも装備可能ですが、増設があれば空いたスロットに「魚雷」「索敵機」
といった有力な装備を搭載できるようになるため、潜水艦の装備選択肢が広がります。

後期魚雷潜水艦電探火力補正
カットイン111.75×2
2-1.6×2
※上から優先。後期魚雷後期魚雷潜水電探と装備した場合、
1.75倍のものが優先され1.6倍のものは発動しない。(2021/03/16)
該当装備

魚雷

  • 後期型艦首魚雷(6門) (任務:その1その2その3)
  • 熟練聴音員+後期型艦首魚雷(6門)
  • 後期型53cm艦首魚雷(8門)

潜水艦電探

  • 潜水艦搭載電探&水防式望遠鏡(任務:その1
  • 潜水艦搭載電探&逆探(E27)(伊13改所持)
  • 後期型潜水艦搭載電探&逆探

 潜水艦の基本装備セットとして、
【後期魚雷】+【潜水艦電探】のセットを意識して編成したいです。

装甲艇(AB艇)

対地兵装で、神州丸にのみ、補強増設に装備可能です。
実用性は不明。

精鋭水雷戦隊 司令部

【精鋭水雷戦隊 司令部】は、艦隊司令部施設の水雷戦隊バージョン装備。
条件を満たせば大破艦の単艦退避ができますが、使える編成条件は限られています。

  • 旗艦・・・軽巡または駆逐
  • 随伴・・・雷巡または駆逐

※2021/06/22以降、通常海域でも使用できるようになりました。

精鋭水雷戦隊 司令部 補強増設装備可能な艦
軽巡球磨型球磨 多摩 北上 大井 木曾
長良型長良 五十鈴 名取 由良 鬼怒 阿武隈
川内型川内 神通 那珂
阿賀野型阿賀野 能代 矢矧 酒匂
大淀型大淀
雷巡球磨型北上 大井 木曾
駆逐夕雲型夕雲改二 長波改二 高波改二
秋月型秋月 照月 涼月 初月
参考:精鋭水雷戦隊 司令部(wikiwiki)
(2021/07/07時点)

補強増設では、上記の艦にのみ装備可能です。
通常海域での退避運用はルート制限の関係で難しいですが、
3-5の下ルートや5-3-Pの育成なんかが候補に。
同司令部装備にはステータス補正もついているため、ステータス目的の運用も検討したいです。

熟練甲板要員+航空整備員

空母の射程を超長にできる唯一の装備。
改修による雷装・爆装ボーナスで航空戦による開幕火力を底上げすることが可能。
また、砲戦火力を未改修で12~13, MAX時に24前後引き上げ、海域攻略に大きく寄与します。

熟練甲板要員+航空整備員は、☆5,☆7,☆10に改修を止めるラインがあり、
そのうち☆5迄は改修する価値が非常に大きいです。

※改修する時、☆5からは確実化しましょう。

小型電探・大型電探

一部の駆逐艦や戦艦は、増設に電探が装備できるようになりました。
電探や電探を装備できる条件には細かく指定があ理、
乗せれない物も多いため注意が必要。

増設に電探装備出来る戦艦
15m二重測距儀+21号電探改二
15m二重測距儀改+21号電探改二+熟練射撃指揮所
大和型改二/重
42号対空電探改二榛名改二乙/丙
22号対水上電探系金剛型改二乙/丙
2023/06/26作成
増設に電探装備出来る駆逐
13号対空電探系夕雲型, 秋月型, 松型
時雨改三, 島風改,
22号対水上電探系※陽炎型,夕雲型,松型
時雨改三,島風改
電探装備マスト
(13号改+22号電探改四)
潮改二, 響改/Верный, 初霜改二, 時雨改三, 霞改二/乙,
雪風改二, 磯風乙改, 浜風乙改, 朝霜改二, 涼月改,冬月改
※逆探(E27)+22号対水上電探改四(後期調整型)は☆4以上で増設装備可能
2023/11/06作成

おすすめ艦・固有の役割がある艦と装備例

2021/07時点の内容です。大分主観が入っているので参考程度に。
記事を見たタイミングでの推奨と異なる可能性があります。順不同

役割艦名用途
特殊攻撃持ちの戦艦長門・陸奥・Nelson高速化・他補助
支援に使う戦艦武蔵等増設での火力補強
先制雷撃艦最上・矢矧・夕張・雷巡等高速化(1スロットで可能)・他補助
補給艦速吸・神威装備枠の拡大
ルート要員秋津洲・明石緊急泊地修理
制空を稼げる戦艦伊勢・日向高速化・噴進弾幕等
8cm装備可の航巡・軽巡等鈴谷・熊野・由良等噴進弾幕・増設副砲等
(幸運/高火力)駆逐艦長波・綾波等魚雷カットインやPT対策等
(採用機会の多い)空母赤城・加賀等噴進弾幕等
対空カットイン摩耶対空CI+@
魚魚水/主魚電見駆逐長波等(多数)夜戦カットイン要員
史実艦イベント中に特効補正持ちを増設改修する
2021/07/07時点

戦艦

特殊攻撃艦(長門・陸奥・Nelson)

※画像長門は一式徹甲弾補正を維持した高速化例。Nelsonは4-5(高速+編成)での運用例。
低速戦艦を高速+化する場合、「新型高温高圧缶」を2つ装備する必要があります。

長門型やNelsonは低速艦なので、高速統一制限がある際に特殊攻撃持ちの艦を採用しようとすると、
装備枠が足りず、タッチ運用の恩恵を受けられなくなることがあります。

これらの艦は単純に高射装置で火力を増やす・バルジで装甲を上げるといった運用でも
タッチ発動時に倍率計算になる関係で効果が大きく
純粋な活用機会も多いです。無条件で良いかなと。

伊勢改二/日向改二

航空戦艦に艦戦を載せて運用したい際に、高速統一が必要な場面が。
その時スロット数が足りなくなりがちなのを解決できます。
また単純にイベント海域で出番が多くなりがちなので、
噴進弾幕装備にすることで無駄になることが少ない点も○

4-5等での高速運用やイベントで必要になった際に、
増設するくらいがいいと思います。

支援に使う戦艦(武蔵等)

増設スロットに「熟練見張員」や「10cm連装高角砲改+増設機銃」
といった装備を採用することで、支援艦隊での火力や命中を最大限補強することが出来ます。

大きな差ではないですが、この差で攻撃を当てるかどうか・撃破出来るかどうかが変わることも。
支援艦隊は多くのイベントで採用できるので、増設の価値があると考えます。

空母

正規空母や軽空母は対空噴進弾幕を採用することにより、被弾を減らすことができます。
装甲空母以外の空母は中大破すると砲撃戦に参加できなくなることもあり
バルジ系の装備も相性が良いです。

12cm30連装噴進砲改二を活用できれば大きな差になりますが、
装備を揃えて増設もとなるとハードル高いかも。
実際には通常海域でよく使う艦に、必要な分増設する形になると思います。

また、2022夏イベントで実装された、熟練甲板要員+航空整備員の影響も非常に大きいです。
この装備は、射程を超長にし、空母の火力を大きく上げることが出来ますが、
使うかどうかで海域難易度に大きな影響を与えることがあります。

重巡級・軽巡級

先制雷撃艦(最上・矢矧・夕張他)

最上/矢矧共に先制雷撃可能で、且つ増設に副砲を乗せることが可能な艦です。
装備例のように、連撃を維持しつつ、空いたスロットを他の装備に回すことが可能。

矢矧は特殊な運用も可能ですが、精鋭水雷戦隊 司令部を装備することで
大きく火力増強が可能です。(夜偵装備+夜戦キャップ付近の火力を出すことも)

他にも対地装備を扱ったり、雷撃火力を強化したり、
運用幅が広いので増設推奨の艦と言えます。

また、夕張改二特は「低速」艦ですが、
改良型艦本式タービンを装備することで「高速」に変わります。
高速化が必要なことが多く、開幕雷撃等の特性と合わせて増設しておきたい艦に入りますね。

他、雷巡の各艦も、活用機会が多く増設を検討したい艦と言えます。

対空カットイン艦(摩耶改二)

補強増設を開けていればAtlantaの主砲を使うことで
対空カットイン+昼連撃の条件を満たすことが可能です。
※(GFCS Mk.37+)5inch連装両用砲(集中配備) 系列の主砲。ないと両方兼ねるのは不可

また、夜戦カットイン+対空カットインの条件を満たすことができます。
※後者の運用は夜戦火力キャップを満たしていないので、
火力に余裕のある場面での採用になります。
沼原因になるので下手に採用しないほうがいいかも。

増設副砲艦(鈴谷・熊野・由良等)

最上や矢矧とかぶりますが、鈴谷・熊野・由良・大淀といった艦は、
増設副砲を活用した運用が可能です。
主に対地での運用や、水戦での火力サポート等が可能。
必要な時に増設しておくと良いですね。

駆逐艦

幸運/高火力艦(長波等)

魚雷3スロを維持したまま「魚魚水」といった、
2回発動判定がある夜戦カットインを発動可能になります。
※練度80以上の駆逐艦でのみ有効。

駆逐艦を魚魚水運用する場合、事実上1スロット増えるようなものなので、
補強増設の有無が大きな差異になってきます。

また、特定の状況下では「主(D砲)魚電見」の運用も有効です。
この運用の場合でも、やはり増設が有効になってきます。

イベント攻略に関して言うのであれば「史実艦」であるかどうかの比重が大きいので、
史実補正のありそうな艦に、普段の運用をセットで増設するというのが効率的になります。

バルジ装備可能な艦

駆逐艦の中でも特に夕雲型や陽炎型の改二は
単純に火力艦+バルジ装備可能艦として全般おすすめ。

何隻か増設すると、3-5の下ルートや水上反撃任務等、攻略しやすくなる場面が増えると思います。
ただ、バルジ運用は上級者向けになるかもしれず、焦って増設は不要かなと。

対地駆逐艦

対地の駆逐艦も出番の多い艦です。大発動艇を運用する艦は、
単純に対空機銃を載せたい場面が多い他、「対地+PT対策」みたいに複数役割を求められる場面も。
※特に「霞改二」は魚雷カットイン枠として活用が要求される場面もあります。

運用状況に応じて、候補に入れておきたいです。

補助艦艇

速吸/神威

補給艦は3スロットしか無く、そこに洋上補給を詰め込むので
どうしてもスロットが足りなくなりがち。

特に高速化する場合には、増設の有無で運用が大きく変わります。
※増設なしだと残り1スロット・有りだと2スロット

スロットが余れば水上戦闘機を装備すればよく、ダメコンを載せたい艦でもあります。
実運用では「必要な時に」開けるのが良いでしょう。

秋津洲改/明石改

秋津洲改・明石改は「緊急泊地修理」要員としてルート固定が要求されます。
何れもダメコンを乗せる恩恵が大きく、また高速化が必要なことも。
装備枠が要求されがち。特に秋津洲は「水戦」を装備できる点も見逃せません。

艦艇修理施設を使う場合も装備枠が必要で、メリットが大きいですね。
現状では秋津洲/明石を両方出すイベントは少なく、実運用では
必要な際に秋津洲に増設しておけば、その後対応しやすくなると思います。

史実艦

イベントでは特効補正がありますが、この補正の高い艦は、
1隻でゲームをひっくり返す場合があります。

特に駆逐艦については、増設の有無で火力が大きく変わってくるので、
高難易度の最終海域(甲作戦)に運用する艦は、増設を採用していきたいですね。

(イベントのモチーフや特効艦は運営のさじ加減なので、
イベントのみを意識するのであれば、イベント内容を見て判断しましょう。)

その他

高速+統一する際には補強増設が前提気味

過去イベントで、「高速+統一」することによりルートが短縮される例がありました。
また、3-2や4-5では、「高速+統一」の編成により簡単な編成例があります。

これらの運用をしたい場合、編成するほぼ全艦に補強増設をしておかないと、
装備枠が足りずに戦闘が上手くいかない…となりがちです。

実際に増設専用の運用や、その編成例がいくつかあります。

ダメコンの常時運用

戦果稼ぎマップの一つである7-1では、補強増設+ダメコン装備により
(運用次第でほぼダメコンを消費せずに)大破進軍することが可能になります。

7-1を別にしても、ボスマスでの轟沈率などを考慮して、
イベント海域のではダメコン前提の大破進軍を検討したいことがあります。

単純に運用機会が多い艦は補強増設を開けておくメリットが大きいですね。

「水雷戦隊 熟練見張員」による射程中運用

増設に水雷戦隊 熟練見張員を採用することで、
射程短の艦を射程中にすることが可能です。

1-5キラ付けでの運用で、増設を採用していると
安定したMVPが可能になります。

まとめ

装備スロット数がそのまま戦闘に影響することも増えてきました。
補強増設は効果が永続ですが、課金を前提としない場合入手個数に限りがあります。

増設に課金しない場合、出来れば幾つか常備しておいて、
イベント中の対応に使用していきたいです。
まだやっていない任務があれば、次イベントに向けて集めておくのもいいですね。