補強増設は2015/08/10に実装されたシステムですが、度々アップデートが繰り返されている要素の一つです。現在はかなり多くの装備を乗せることが出来るようになったので、確認も兼ねてまとめておきたいと思います。

※以前の記事が大分内容古くなっていたので新たに新設

概要

補強増設とは

補強増設は、通常ある装備スロットとは別に、補強増設スロットを艦娘に増設するアイテムです。

  • 補強増設スロットの増設にはアイテムの「補強増設」が必要
  • 30レベル以上の艦にのみ「補強増設」を使うことが可能
  • 補強増設は各艦娘に1回のみ使用可能
  • 一度補強増設を使用した艦は、永続的にスロットが1枠増える
  • 補強増設スロットに装備できるものは特定の装備に限られる(後述)

このあたりを抑えておけばOKでしょう。

使い方

こんな感じ。補強増設を持っていないと「補強増設を増設改修する」ボタンは出てきません。

入手方法

基本は

  • 任務での入手
  • 課金での入手(1個500円)
  • イベント等による入手

の3通り。詳しくは以下の記事にまとめています。


補強増設に装備可能な例

装備種別装備例該当艦,備考
応急修理要員応急修理要員,応急修理女神全艦
対空機銃25mm三連装機銃,12cm30連装噴進砲改二他全艦(伊504を省く潜水艦以外)
高射装置91式高射装置,94式高射装置全艦(潜水艦以外)
水上艦要員熟練見張員全艦(潜水艦以外)
機関部強化改良型艦本式タービン全艦(海防艦以外),缶系は不可
増設バルジ(中型艦)増設バルジ(中型艦),北方迷彩(+北方装備)重巡他(後述)
増設バルジ(大型艦)増設バルジ(大型艦)戦艦,正規空母
副砲8cm高角砲,8cm高角砲改+増設機銃後述
副砲10㎝連装高角砲(砲架),10cm連装高角砲改+増設機銃 後述
補給物資洋上補給速吸,神威(補給艦)
戦闘糧食戦闘糧食,秋刀魚の缶詰全艦

以下、2020/05/15時点の内容になります。
タイミングによっては記事が古い可能性もあるので注意してください。

応急修理要員系(ダメコン)

轟沈を回避するアイテムですね。補強増設に装備することで、
本来の装備スロットを圧迫せずに保険をかけることができます。

実際の運用時には、ダメコンの装備忘れに十分注意する必要があります

  • 既にダメコンが発動しているのに、それに気づかずまた大破進軍する
  • 補強増設に別の装備を装備しているのに大破進軍する

といった、事故の多いアイテムでもあります。十分注意して運用しましょう。

対空機銃

  • 装備した艦の対空能力を強化
  • (改修したものに限り)昼戦時の火力/雷装強化
  • 特定の対空カットインの補佐(摩耶等)
  • PT小鬼群への対策装備

等の用途で活躍できます。機銃は艦隊全体に広く装備することで
安定した効果(防空)を発揮しやすくなるので、
よく使う主力の艦は機銃装備を目的として補強増設するのも有力な候補になります。
※防空装備を装備しない艦は対空の穴となりやすいですが、機銃を乗せることでカバーができます。
結果、空襲マスや航空戦等で駆逐艦が大破するといった事故を減らすことができます。

機銃関連は補強増設での活用機会も多いですね。

カテゴリ効果装備例
改修高射装置砲撃戦火力上昇(☆9で+3)
命中上昇(☆9で+3)
夜戦火力上昇(☆9で+3)
艦隊防空(小)加重対空(極小)
91式高射装置☆10
改修対空機銃昼砲撃戦火力上昇(☆9で+3)
昼雷撃戦威力上昇(☆9で+3.6)
艦隊防空(極小)加重対空(大)
PT見張員対策(中?)
(対空噴進弾幕)
25mm連装機銃☆10
(12cm30連装噴進砲改二)
熟練見張員夜戦カットイン率補正
日本"駆逐/軽巡/重巡"の"火力/雷装"上昇
PT見張員対策(強?) 他
熟練見張員
2020/04/08更新

参考として、後述する高射装置、熟練見張員との比較をおいておきます。

12cm30連装噴進砲改二

特に12cm30連装噴進砲改二に関しては、”対空噴進弾幕”
という強力な補正を活用することができます。航巡や空母系等、
12cm30連装噴進砲改二を目的として補強増設するのはメリットが大きいです。

高射装置

改修したものに限りますが、昼戦・夜戦時の火力補正を持つことが可能です。
また、(改修したものなら)多少対空装備としても期待できます。
※艦隊防空にやや寄与。個艦防空なら機銃を使いましょう。
(わからない場合機銃のほうが使い勝手がいいと思います)
また、使うことはあまりないですが、対空カットインの一部装備例にも必要です。

機銃とはいくつが差異がありますが、主に
“命中補正”が欲しい時・”夜戦時”に火力補正がほしい時に選択肢になる感じです。
※機銃では夜戦時の火力補正がないため

対空カットインの装備例として勝手に条件を満たし、発動してしまうことがあるので、
対空関連の運用には注意しておきましょう。

広く用途があるので、改修候補がない時の改修として、
まず1,2個程度は準備するのがいいと思います。

熟練見張員

  • 夜戦カットイン率の上昇
  • PT小鬼群への対策装備
  • 日本の駆逐・軽巡・重巡への火力補正
  • 駆逐艦に主/魚/電装備で夜戦回避補正
  • マップ上の索敵値対策

等の役割を持ちます。

熟練見張員ボーナス火力雷装対空対潜索敵回避命中
基礎1232
日本駆逐+1+2+2+1+2
日本軽巡級+1+2+3+2
日本重巡級+1+3+2
https://wikiwiki.jp/kancolle/熟練見張員(2020/03/30参照)

まとめきれないので別途解説。

改良型艦本式タービン

「強化型艦本式缶」「新型高温高圧缶」の何れかと装備することで、
艦の速力を上げることができます。

  • 「低速」の艦に装備し「高速」「高速+」状態へ
  • 「高速」の艦に装備し「高速+」状態へ

というのが主な用途。艦の速力はルート固定に大きく影響するので、
補強増設を開けていることがそのまま艦の選択/ルート選択の幅に繋がります
※元の速力が低速の艦を採用すると、高速化に関係なく逸れる事例もあります。

※「改良型艦本式タービン」のみの装備で高速化する艦もいます。
現状では「夕張改二特」「Samuel B.Roberts」が該当。

増設バルジ(中型艦)

装甲値を大きく伸ばすことの出来る装備群です。
装備対応艦が限られていて、表のような感じ。

艦種艦名
駆逐Верный・陽炎改二・不知火改二・黒潮改二
夕雲改二・巻雲改二・風雲改二・長波改二
朝霜改二・沖波改二
軽巡(雷巡)多摩改(二)・木曾改(二)・夕張改二/特/丁
阿賀野改・能代改・矢矧改・酒匂改・Gotland改(andra)
補給艦・揚陸艦神威改母・神州丸
重巡/航巡・軽空母・水母・練巡・潜水母艦・工作艦も装備可能

基本的には水雷戦隊の戦闘で陽炎型、夕雲型等に装備するとか、
道中の敵火力があまり強くない海域で、重巡の装甲底上げに使うとかがよいでしょう。

※単に装備することで、大破を中破に、中破を小破にと
ダメージを抑えるパターンが多くなります。一方で、
敵の火力次第では所謂「轟沈ストッパー(中破キャップ)」
によるメリットを潰してしまう例もあります。

北方迷彩(+北方装備)は、北方海域(3-○)や一部イベント海域で
使うことで、装甲・回避に+補正があります。

増設バルジ(大型艦)

中型バルジと同様、装甲値を大きく伸ばすことの出来る装備群です。
枠の取り合いになりがち。機銃もですが困った時に乗せやすい候補です。

8cm高角砲,8cm高角砲改+増設機銃

以下の艦は副砲カテゴリの「8cm高角砲」系装備を、
補強増設の枠で装備することが可能です。

艦種艦名
軽巡由良改二・阿賀野改・能代改・矢矧改・酒匂改
航巡鈴谷(航)改二・熊野(航)改二
練習巡洋艦・工作艦・潜水母艦にも装備可能。

用途としては、擬似的に装備スロットを増やすことにより夜戦連撃+@を
目的にすることが多いです。また、改修していれば艦隊防空にもある程度寄与します。

由良であれば対潜・甲標的・制空等。鈴谷・熊野改二であれば、
制空を補助しつつ採用することが多いですね。

また、何れの艦もWG42などを装備して、対地+連撃を兼ねることもあります。
※「主砲/主砲/偵察機/電探/増設副砲」等主砲2つ+副砲の装備はNGです。
昼戦の弾着観測射撃(連撃)/夜戦連撃がカットインになってしまう弊害があるので
注意して運用しましょう。

10㎝連装高角砲(砲架),10cm連装高角砲改+増設機銃

8cm高角砲と同様で、こちらは
「大和改」「武蔵改(二)」「大淀(改)」「大鳳(改)」
に装備が可能。用途も同じです。(現状では役立つ場面はあまりありません)

戦闘糧食

擬似的なキラ付けや、TP輸送関連で使える・・・かも。
実際のところ使う機会はほぼないと思います。


おすすめ艦・固有の役割がある艦と装備例

2020/05時点の内容です。大分主観が入っているので参考程度に。
記事を見たタイミングでの推奨と異なる可能性があります。

役割艦名用途優先度
特殊攻撃持ちの戦艦長門改二,陸奥改二,Nelson改高速化・他補助
先制雷撃夕張改二特高速化(1スロットで可能)・他補助
補給艦速吸/神威装備枠の拡大
ルート要員秋津洲/明石緊急泊地修理
制空を稼げる戦艦伊勢改二/日向改二高速化・噴進弾幕等
8cm装備可の航巡・軽巡等鈴谷/熊野改二・由良改二噴進弾幕・増設副砲等
(幸運/高火力)駆逐艦長波改二・綾波改二等
魚雷カットインやPT対策等
(採用機会の多い)空母瑞鶴/翔鶴改二甲・赤城改二等噴進弾幕等
対空カットイン摩耶改二対空CI+@
特によく使う艦雷巡・駆逐等いろいろ
史実艦イベント中に特効補正持ちを増設改修する

特におすすめの艦

長門改二,陸奥改二,Nelson改

※画像長門は一式徹甲弾補正を維持した高速化例。Nelsonは4-5(高速+編成)での運用例。
低速戦艦を高速+化する場合、「新型高温高圧缶」を2つ装備する必要があります。

高速統一制限がある際に特殊攻撃持ちの艦を採用しようとすると、
装備枠が足りず徹甲弾補正等のの恩恵を受けられなくなることがあります。

単純に機銃で火力を増やす・バルジで装甲を上げるといった運用でも
効果が大きく、純粋な活用機会も多いので、無条件で良いかなと。

夕張改二特

1スロで高速化出来るので、高速制限のある海域でも実質5スロットでの運用が可能になります。
大発系の運用も出来、通常海域でも採用機会が多く、こちらも無条件で良いかなと。

高速化が不要な場合は、改修した機銃で雷撃火力を底上げしたり、
中型バルジで装甲をあげたりできる点も覚えておきましょう。

その他おすすめ・役割のある艦

速吸/神威

補給艦は3スロットしか無く、そこに洋上補給を詰め込むので
どうしてもスロットが足りなくなりがち。

特に高速化する場合には、増設の有無で運用が大きく変わります。
※増設なしだと残り1スロット・有りだと2スロット
スロットが余れば水上戦闘機を装備すればよく、ダメコンを載せたい艦でもあります。
活用機会も一定数あり無駄がありません。

秋津洲改/明石改

秋津洲改・明石改は「緊急泊地修理」要員としてルート固定が要求されます。
何れもダメコンを乗せる恩恵が大きく、また高速化が必要なことも。
装備枠が要求されがち。特に秋津洲は「水戦」を装備できる点も見逃せません。

艦艇修理施設を使う場合も装備枠が必要で、メリットが大きいですね。

伊勢改二/日向改二

航空戦艦に艦戦を載せて運用したい際に、高速統一が必要な場面が。
その時スロット数が足りなくなりがちなのを解決できます。
また単純にイベント海域で出番が多くなりがちなので、
噴進弾幕装備にすることで無駄になることが少ない点も○

イベントで必要になった際に、まずは1隻増設するくらいがいいと思います。

瑞鶴/翔鶴改二甲・赤城改二等

正規空母や軽空母は噴進弾幕を採用することにより、被弾を減らすことができます。
装甲空母以外の空母は中大破すると砲撃戦に参加できなくなることもあり
バルジ系の装備も相性が良いです。

空母系は幅広く補強増設を回したいですが、特定の艦に絞るなら、よく使われる上記3隻かなと。
(加賀改二も気になるところ)

鈴谷改二・熊野改二・由良改二

副砲を装備することで擬似的に1スロット増やすことが出来るので、
5-3での夜戦+連撃等、通常海域でも活用機会があります。

大淀もこのカテゴリですが、余り運用する場面を見たことがありません。
運用する時に改装でいいかなと思います。

雷巡・駆逐等

雷巡や駆逐艦は対空の穴になりやすく、補強増設を開けていればフォローが可能です。
また、改修した機銃を装備することで(開幕)雷撃の火力を底上げできるのも魅力。

  • 機銃を装備して防空の幅を広げる・改修機銃で昼火力・雷撃力を上げる
  • 熟練見張員を装備して魚雷カットイン発動率を高める
  • ダメコン装備してゴリ押し出来るようにする
  • 高射装置を装備して火力を上げる

特に北上・大井は通常海域でも出番が多く、優先して開けてしまって良いかなと思います。

幸運高火力艦・バルジ装備可能艦(長波改二・綾波改二等)

駆逐艦の中でも特に夕雲型や陽炎型の改二は
単純に火力艦+バルジ装備可能艦として全般おすすめ。

何隻か増設すると、2-5の水上反撃任務等が変わってくると思います。
ただ、バルジ運用は上級者向けになるかもしれず、焦って増設は不要かなと。

※長波改二・綾波改二は魚雷カットインを出来る点を始め運用用途が広い艦としてあげました。
どちらも運未改修から魚雷カットインも考慮でき、
あえて選ぶならこの2隻かな~くらいのニュアンスです。

対地駆逐艦

対地の駆逐艦も出番の多い艦です。単純に対空機銃を載せたい場面が多いほか、
「対地+PT対策」みたいに複数役割を求められる場面も。
※特に「霞改二」は魚雷カットイン枠として活用が要求される場面もあります。

運用状況に応じて、何隻か候補に入れておきたいです。

摩耶改二

補強増設を開けていればAtlantaの主砲を使うことで
対空カットイン+昼連撃の条件を満たすことが可能です。
※(GFCS Mk.37+)5inch連装両用砲(集中配備) 系列の主砲。ないと両方兼ねるのは不可

また、運改修をしていれば夜戦カットイン+対空カットインの条件を満たすことができます。
※最近は出番控えめなので、優先する必要はありません。

史実艦

イベント中に特効補正の高い艦は、1隻でゲームを
ひっくり返す性能を所持している場合があります。
基本は「雷巡・駆逐等」のカテゴリであげた運用ですね。

補強増設込みの運用例

※特効倍率が非常に高く、且つ運が低いような艦だと
「D型主砲/魚雷/電探/見張員」運用が考慮に入ることもあります。
用法を間違えると火力が出ない単発カットインになるので要注意。
特定の周回場面ではこの装備編成が役立つこともあります。
ダメージ計算前提の運用です。
火力計算をしない場合、魚雷2(3)積みの魚雷カットインを推奨です

その他

高速+統一する際には補強増設が前提気味

過去イベントで、「高速+統一」することによりルートが短縮される例がありました。
また、3-2や4-5では、「高速+統一」の編成により簡単な編成例があります。

これらの運用をしたい場合、編成するほぼ全艦に補強増設をしておかないと、
装備枠が足りずに戦闘が上手くいかない…となりがちです。

ダメコンの常時運用

戦果稼ぎマップの一つである7-1では、補強増設+ダメコン装備により
(運用次第でほぼダメコンを消費せずに)大破進軍することが可能になります。

7-1を別にしても、ボスマスでの轟沈率などを考慮して、
イベント海域のではダメコン前提の大破進軍を検討したいことがあります。

単純に運用機会が多い艦は補強増設を開けておくメリットが大きいですね。

まとめ

装備スロット数がそのまま戦闘に影響することも増えてきました。
補強増設は効果が永続ですが取り返しが付きません。

増設に課金しない場合、出来れば幾つか常備しておいて、
イベント中の対応に使用していきたいです。
まだやっていない任務があれば、次イベントに向けて集めておくのもいいですね。