2020/03/27のアップデートにて、熟練見張員に対する強化が追加されました。攻略への影響が大きい内容なので、今までの基本事項も含め簡単にまとめておきたいと思います。

(2021/07/05 記述の古い部分を調整)
大きな更新はしない予定です。

この記事は「熟練見張員」の基本的な運用方法をまとめたものになります。

上位互換の装備として「水雷戦隊 熟練見張員」が実装されました。
同装備を含む新たな運用に関して、以下記事を合わせて参照してください。

概要

熟練見張員は昔からある装備の一つです。見た目のスペックは低いですが
2020/03/27のアップデートにて補強増設へ装備が出来るようになり、
運用の幅が大きく広がりました。

複数の補正がある装備で、採用の有無が攻略に影響することも。
以下、一つ一つ見ていきたいと思います。

夜戦カットイン率への補正効果

熟練見張員を装備すると、装備艦に限り夜戦カットインの発動率が上昇します
魚雷を2本以上採用したカットインであれば、約4.1%発動率を上昇させます。
(小数点は最終的に切り捨て)

夜戦の基本を確認しよう-カットインや連撃の仕組み他

熟練見張員装備艦がカットインを発動する時該当艦のバナーが小さく光ります。
なお、複数採用しても発動率の上昇が重複することはないようです(参考

※有志の方が、感覚的に操作できるスプレットシートを作成しています。
興味のある方は”ファイル→コピーの作成”或いは”Excelファイルとしてダウンロード”
して、活用してみてください。

装備ボーナスによるステータス上昇

熟練見張員ボーナス火力雷装対空対潜索敵回避命中
基礎1232
日本駆逐+1+2+2+1+2
日本軽巡級+1+2+3+2
日本重巡級+1+3+2
https://wikiwiki.jp/kancolle/熟練見張員(2020/03/30参照)

2020/03/27より、
●夜戦火力が+3:日本の駆逐艦と軽巡級に装備した場合
●夜戦火力が+1:日本の重巡級に装備した場合

となりました。補強増設に装備すれば、大きく夜戦火力増となります。
また、地味なメリットとして駆逐艦に限り対潜値が+2されます。
威力には影響ありませんが、対潜先制爆雷攻撃の閾値を下げる点で期待できます。

※今までは夜戦火力の補助は”Bofors 40mm四連装機関砲”等の
火力補正のある機銃を使っていました。
今後は夜戦重視なら”熟練見張員”を選択することになりそう。
後述する装備の兼ね合いに注意。

※なお、夜戦の火力補助という意味であれば同日アップデートされた
“改修した高射装置”を補強増設に採用するのも候補です。

装備例

補強増設ありだと魚雷を3スロ装備出来、純粋に火力増強となります。

注意点として、索敵値5以上の電探を含め[魚雷/魚雷/電探/見張員]と乗せると
「(1.2倍×1回)のカットイン」を発動させてしまうので注意(後述)
電探の扱いには十分注意しましょう。

特定装備での夜戦回避率の上昇と夜戦時カットイン(駆逐艦)

夜戦回避率の上昇

駆逐艦に限り

  • 熟練見張員
  • 索敵値5以上の電探

をセットで装備することで、夜戦時の回避率が上昇します。(どの程度かは不明)

補強増設に採用できるようになったため、画像のような装備で連撃を維持しつつ、
夜戦時の回避補正の恩恵を得ることが可能。

夜戦時のカットイン(魚見電)

駆逐艦専用のカットインとして、

  • 魚雷
  • 熟練見張員
  • 索敵値5以上の電探

をセットで装備することで、(1.2倍×1回)の夜戦カットインが可能。

装備例(NG例)を開く

回避もあり電探も装備出来一見良さそうですが、
[火力の低い魚見電カットイン発動判定]→[火力の高い魚雷カットイン発動判定]
となり、おすすめできません。

“主魚電発動判定(1.3*1.25=1.625×1回)”→”魚見電発動判定(1.2*1.25=1.5×1回)”
の夜戦カットイン攻撃。これも同様で、カットインは複数発動しますが
カットインの発動回数が1回の例です。

  • 発動回数が2回なので総合的な発動率は高い
    →運が低くても発動チャンスは広い
  • 単発威力自体は高い

といった特徴から、史実艦特効倍率が極端に高い海域や、
運の低い艦の中では使い所が出てきそう

アップデートされて使えるようになりました。
駆逐艦の夜戦カットインと新装備「水雷戦隊 熟練見張員」の運用について(2021/05実装分)

基本的にはあまりおすすめできない装備例になります。

5-3でのレベリング編成を始めとして、
道中大破が問題となる/ボスは強くない箇所で活用できそう。
5-3 補給艦(P)マスレベリング編成例【第二期】

PT小鬼群への補正効果(対策装備としての採用)

回避能力のとても高いPT小鬼群に対し、命中補正効果があります
基本熟練見張員単体で装備しても意味がなく(薄く?)、特定装備と一緒に
構成することで意味が出てきます。

艦種装備1装備2装備3備考
駆逐艦熟練見張員主砲(主砲/機銃)見+主+機が強い。
2スロ以上必要。
駆逐は他艦種より当てる
熟練見張員機銃(主砲/機銃)
軽巡級熟練見張員小口径主砲(副砲/機銃)
熟練見張員副砲(小口径主砲/機銃)
航巡や航戦熟練見張員瑞雲(水爆?水戦も?)機銃/副砲副砲もセットで有効
※機銃部分に武装大発/装甲艇(AB艇)が含まれると考えられます。
※曖昧な表です。感覚で使っている例をあげただけなので鵜呑みにしないでください。
より詳しいPT小鬼命中検証(2017夏E6・2018初秋E3)(スプレットシート/作成者のブログ)も参考に

基本的駆逐艦に”熟練見張員””機銃””主砲or機銃”
の3点セットを装備すればかなりの確率で命中します。
画像のような編成がPT対策として現実的。他にも
戦艦は瑞雲機銃+@/空母は戦爆連合を活用すると”ある程度”対策になります。

現環境では史実艦等の命中特効補正が確認されることもあり、
いろいろな要素を併用して撃破したい所。
※支援艦隊(命中重視の装備)や航空戦での攻撃は命中率が高め。

装備例

個人的によく使いそうな装備例をあげておきます。
実用上の命中率がどれだけあるか(対策になるかどうか)は不明です

PT小鬼群対策の装備を開く

駆逐艦の夜戦連撃編成例。補強増設なしだと”見張り+機銃(+主砲や機銃)”でしょうか。
実際の運用では、電探や機銃を装備したところにソナーとか照明弾とか、
別の対策装備を入れそう。

どちらも夜戦火力を兼ねたPT対策の例。
夕張はスロットの暴力で、魚雷カットインを維持しつつ。
北上は”小型主砲+副砲+熟練見張員”で火力要員を兼ねています。
夕張は高速化などの条件で、魚雷を小型主砲にして対応することもありそう。
北上は補強増設がないと、PT対策には向きません。

“瑞雲””機銃””見張員”を始めとして、残り2装備を連撃にしたり
制空値調整の水上戦闘機にしたり、サポートに回します。
画像は副砲装備ですが主砲でも当てるはず。

 

実際の所PT対策は、

  • ボス対地対策
  • 道中の潜水艦対策
  • 制空値の補助
  • 夜戦装備やルート電探制限の対策

等を兼ねつつ、余ったスロットで行うことが多いです。
100%PT対策に戦力を割り振ることは出来ないことも多く
実地で調整していく必要があります。

その他

秋刀魚イベント等での活躍

秋刀魚を始めとしたアイテムドロップ関連のイベントで、
ドロップ率の上昇補正があります。漁業装備として優先順位の高い装備です。

支援艦隊の補強増設装備候補?

熟練見張員は補強増設に載せれられるため、
支援艦隊の補強増設枠で命中値+2の恩恵を受けることが可能です。
※一部を除き、空母系に乗せることは出来ません

また、装備ボーナスによるステータス上昇欄にも書きましたが、
日本の駆逐/軽巡級/重巡級に装備すれば火力が+1されます。

“Bofors 40mm四連装機関砲”等の機銃よりも効果が大きいですね。

入手方法

クエスト関連

周期任務名海域選択報酬
クォータリー泊地周辺海域の安全確保を徹底せよ! 1-5×3 7-1×3
7-2-1×3 7-2-2×3
熟練見張員
熟練搭乗員
洋上補給4
2020/03時点

クォータリー任務の選択報酬で入手可能です。どれも足りなくなりがちですが、
初心者さんは熟練見張員と熟練搭乗員の選択を主に考えると良さげ。
関連:
熟練搭乗員の入手と使い道

牧場による入手

艦娘改装所持アイテムドロップ備考
高波改30熟練見張員
22号対水上電探
13号対空電探
6-5
風雲改30熟練見張員
22号対水上電探
13号対空電探
3-5
7-2-2
鳥海改二65熟練見張員
20.3cm(2号)連装砲
探照灯
22号対水上電探改四
複数海域要改装設計図
2020/03/29時点

基本は表の通り。鳥海は牧場目的での改装設計図は負担もあり非推奨。
※設計図の余っている提督なら、22号対水上電探改四も優秀なので候補
基本高波改と風雲改から入手したいです。

艦のみ最低入手量では数が少なく、今後牧場も検討したい所。

まとめ

ということでまとめてみました。2020/03/27のメンテナンス分だけまとめると、

  • 補強増設に採用出来るようになった(装備の自由度が変わる)
  • 日本の駆逐/軽巡/重巡に装備ボーナスが追加された

という2点です。
今後編成例での採用が増えそうなので、所持数を増やしておきたいですね。

【アイテム関連】
勲章改装設計図使用)/ 戦闘詳報 / 新型兵装資材 / 補強増設(使用)
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