夜戦の基本を確認しよう-カットインや連撃の仕組み他ずっと艦これ続けてる方で、夜戦について何も知らないという人はまずいないと思いますが、新しく入ってきた提督さんでは夜戦って何??という方も多いはず。今回は基礎知識をメインに、改めて夜戦の仕組みを解説したいと思います。

(2017/09/04 記事修正、カットイン率の表の追加等)
(2017/11/14 魚電見の倍率を更新)
(2018/02/04 12.7cm連装砲D型改二に関して更新他)
(2021/03/18 全般更新)

概要

我、夜戦に突入す!

昼戦時に敵艦隊を全滅させることが出来なかった時に「夜戦突入」を押すと
夜戦に入ることが可能です。夜戦は昼戦とダメージの計算が異なるため、
昼戦で火力が出しにくい駆逐艦も、夜戦では高火力を出す艦になります。

※5-3を始めとして、一部「夜戦」開始マップがあります。また、過去には
「夜戦(払暁戦)」→「昼戦」という戦闘順のイベント海域マスもありました。

※記載の内容は、2021/03時点の内容です。
記事を確認された段階で、古くなっている可能性があります。

夜戦の仕様

以下、仕様として基本事項をまとめていますが、かなり長いです。
特にカットインや装備例について確認したい方は、「夜戦の連撃とカットイン」
迄飛ばしてください。

火力計算について

夜戦の火力計算は、「火力+雷装」で行われます。1例として、
・駆逐艦(夕立改二)の基礎火力は、
火力(73)+雷装(93)=合計166。
・戦艦(長門改二)の基礎火力は、
火力(118)+雷装(0)=合計118。

この例だと装備なしで夜戦に行く場合、夕立の方が夜戦火力が高くなりますね。
特に駆逐・軽巡・雷巡・重巡・航巡といった艦種になりますが、
昼戦で火力を出せない艦娘でも、大きな火力を出しやすいです。

火力キャップ

夜戦の火力キャップは「360」です。
昼戦の火力キャップ「220」よりも上限が高く、
イベントの旗艦を撃破するときは、夜戦での撃破シーンが多くなります。(後述)

夜戦攻撃の種類

夜戦では「通常攻撃(単発攻撃)」「連撃」「カットイン」の3通りの攻撃があります。

まとめて後述しますが夜戦の特殊攻撃(連撃や魚雷カットイン)を発動することによって、
大きな火力を出すことが可能です。

交戦形態

夜戦時には、交戦形態(T時有利や同航戦等)の影響は原則受けません。

例外があり、

  • 夜戦開始マス(戦闘艦・支援艦隊)
  • 僚艦夜戦突撃の攻撃倍率(昼戦開始マスも含む)

では交戦形態の影響を受けます。

なお、夜戦開始マスでは交戦形態は非表示ですが、
実際には同航戦等の判定が行われています。

陣形補正

夜戦では、警戒陣を省き火力への影響はありません。
警戒陣に限り、
・主力艦(1-3番艦)の火力補正が(×0.5倍)に。
・警戒艦(4-6番艦)の火力補正は(×1倍)に。
と変化します。※6隻編成想定。

なお、命中率や回避率に関しては、
陣形により大きな差異が出るので注意が必要です。
※記事では割愛しますが、原則単縦陣を使えばOK。
イベントでは警戒陣も検討しましょう。

対地攻撃

陸上型の深海棲艦(例:3-5北方棲姫)等には、
火力のみ寄与し、雷装は寄与しません。

但し、対地関係では装備特効による補正があり、
装備に依存する火力補正が加算/乗算されます。

攻撃が当たらなかった場合

攻撃が当たらなかった場合、連撃やカットイン等の特殊攻撃は
割合ダメージになります。

  • 通常攻撃→Miss表示(ダメージなし)
  • 連撃→割合ダメージ
  • 魚雷カットイン→割合ダメージ

外して割合ダメージになったのか、命中したけど装甲が抜けなくて
割合ダメージになったのか、見抜けるようになりたいです。

※以下記事の割合ダメージ(カスダメ)に関しての項目で簡単に解説

攻撃順

夜戦では、味方の1番艦から攻撃をし、
味方1番艦(1)→敵1番艦(2)→味方2番艦(3)→敵2番艦(4)..
と交互に攻撃順が入れ替わります。

また、後述の「行動できない艦」に関しては、行動順が飛ばされます。
例えば味方の2番艦が大破していた場合、
味方1番艦(1)→敵1番艦(2)→味方2番艦(行動できない)敵2番艦(3)..
となります。

大破艦や空母の扱い

夜戦では、大破した艦は行動できません。
また、空母についても、夜戦装備を所持している空母や、
一部夜戦仕様の空母を除き、行動することが出来ません。

連合艦隊での夜戦

連合艦隊でも昼戦の後夜戦に移行することが出来ます。
連合艦隊では、「第2艦隊」の艦が、夜戦に参加します。

敵連合艦隊時の夜戦移行条件

敵が連合艦隊の場合、敵第二艦隊をどれだけ落とせているかで
第一艦隊と夜戦するか、第二艦隊と夜戦するかが決まります。

敵護衛艦隊損傷状態スコア
旗艦生存
撃沈
+1
+0
全艦
(旗艦含む)
小破以下
中破
大破/撃沈
1隻につき+1
1隻につき+0.7
1隻につき+0
+3以上→敵護衛艦隊と夜戦。 +3未満→敵本隊と夜戦。
https://wikiwiki.jp/kancolle/連合艦隊

上記の表の様になっていると考えられています。
但し、極稀に例外があるようで、例えば大破艦が多数いる場合など、
3未満でも第二艦隊と夜戦することもあるようです。(参考)

夜戦で発動する特殊攻撃

艦これでは、特定の編成/陣形をした際に限り、1度の砲撃で複数の敵に攻撃ができる
特殊攻撃が幾つか実装されています。

名称メインの艦発動タイミング陣形攻撃艦攻撃回数
ネルソンタッチNelson昼戦/夜戦複縦陣/第二警戒航行序列1.3.53回
長門型特殊攻撃長門/陸奥改二昼戦/夜戦梯形陣/第二警戒航行序列1.23回
Colorado特殊攻撃Colorado昼戦/夜戦梯形陣/第二警戒航行序列1.2.33回
僚艦夜戦突撃金剛/比叡改二丙夜戦単縦陣/第四警戒航行序列1.22回
※連合艦隊時、昼タッチ可能なものは、第一艦隊の昼戦のみで発動可能(要確認)。
僚艦夜戦突撃は第二艦隊の1番艦/2番艦で発動可能。
名称は正式ではないものを含む。(2021/03/16時点)

これらのうち、夜戦で発動を想定するものは、現状では僚艦夜戦突撃のみ。
特殊攻撃は昼戦時は火力キャップ補正を受けず、
夜戦時には火力キャップの補正を受けます。

潜水艦への攻撃

敵に潜水艦がいる場合、駆逐・軽巡・攻撃できる対潜1以上の軽空母等は対潜攻撃を優先します。
開幕夜戦では対潜ダメージは通ります。
通常艦隊で昼戦→夜戦に移行した場合、対潜攻撃のダメージは通りません(割合ダメージ)。
連合艦隊で昼戦→夜戦に移行した場合、対潜攻撃のダメージは通ります。

夜戦時の資源消費

通常、昼戦戦闘時は、艦の積載量から燃料20%/弾薬20%の資源を消費します。
一方、昼戦→夜戦戦闘時には、燃料20%/弾薬30%の資源を消費します。

その他、表にまとめるとこんな感じ。

戦闘シーン燃料弾薬
昼戦のみ20%20%
昼戦+夜戦20%30%
夜戦マス10%10%
対潜マス
※一部昼戦マスと同様
8%0%
航空戦マス20%20%
空襲戦マス
(5-2, 7-2, イベ)
6%4%
空襲戦マス
(6-4, 6-5)
4%8%
PTマス4%8%
レーダー射撃マス4%0%
参考:https://wikiwiki.jp/kancolle/資材(2021/03/16作成)

夜戦時に補正のある装備

夜戦では、「探照灯」を始めとした命中率や回避率・カットイン率等に影響のある装備があります。
長くなるので別記事で解説しています。

※特に九八式水上偵察機(夜偵)は、発動すると「定数+5」の火力補正があります。

夜戦の連撃とカットイン

夜戦で一番重要となるのが「連撃」と「カットイン」の2つです。
発動させるためには装備編成が重要なため、まずは以下表を覚えてしまいましょう。

攻撃の種類主砲副砲魚雷倍率/回数
カットイン32.0×1
211.75×1
21.5×2
111.3×2
連撃・(主砲+副砲)2
・主砲1+副砲1以上
・副砲2以上+魚雷1
1.2×2
その他上記条件を満たさない場合、或いはカットインや連撃の発動失敗した場合、自動的に単発攻撃となる。
敵潜水艦がいる場合、素対潜1以上の艦は対潜攻撃を優先
複数条件を満たしている場合、表上部の攻撃のみ発動判定を行う。その判定に単発攻撃になる。
他、駆逐艦専用カットイン・潜水艦専用カットイン・空母専用カットインがある。
キャップ(360)前の火力倍率。(2021/03/16)
参考:https://wikiwiki.jp/kancolle/夜戦

表のうち必ず覚えたいのは、

  • 【(火力+雷装)×1.5倍】の攻撃を2回(所謂魚雷カットイン)
  • 【(火力+雷装)×1.2倍】の攻撃を2回(所謂連撃)

この2つです。

魚雷カットインは「魚雷を2つ」装備していれば、
駆逐艦の特殊な例を省き自動で発動します。

夜戦連撃については、表ではぱっとわからない装備パターンが有ります。
具体的な夜戦連撃のパターンとして、以下の例があります。

  • 主砲2副砲0魚雷0
  • 主砲1副砲1-3魚雷0
  • 主砲0副砲2-4魚雷0-1

これら全て「夜戦連撃」が発動できる装備例です。
特に、主砲1副砲3といった装備の例は、夜戦時重巡火力を盛りたいときに
採用することがあります。

駆逐艦専用カットイン

駆逐艦専用
カットイン装備例
主砲魚雷電探
(索敵5↑)
見張員倍率備考
主魚電D型改三11-1.70625主魚電/魚魚主 判定
・主魚電(2回:65% 1回:35%)
倍率は左参照
・魚魚主(1.3倍×2回)
D型改二11-1.625
他主砲11-1.3
魚見電-1111.2魚見電 判定
魚見電(2回:50% 1回:50%)
見+電で夜戦回避補正あり
※D砲装備時補正あり。下参照
主魚電見
(主魚電+魚見電)
D型改三1111.70625
1.575
主魚電/魚見電/魚魚主 判定
・主魚電(2回:65% 1回:35%)
倍率は左参照(上)
・魚見電(2回:50% 1回:50%)
倍率は左参照(下)
・魚魚主(1.3倍×2回)
D型改二1111.625
1.5
他主砲1111.3
1.2
魚魚水2水11.5魚魚水/魚魚魚 判定
魚魚水(2回:87.5% 1回:12.5%)
D型補正無し
魚水ド1水11.3魚水ド ドはドラム缶(輸送用)
魚水ド(2回:55% 1回:45%)
D型補正無し
主魚魚電
(新規)
D型改三21-1.70625主魚電/魚魚魚 判定
・主魚電(2回:65% 1回:35%)
倍率は左参照
・魚魚魚(1.5倍×2回)
D型改二21-1.625
他主砲21-1.3
主主魚電
(新規)
D型改三
D型改二
111.911主魚電/魚魚主 判定
・主魚電(2回:65% 1回:35%)
倍率は左参照
・魚魚主(1.3倍×2回)
D型改二
D型改二
11-1.82
魚魚主は「魚雷1/主砲1」1.3×2(汎用CI)を指す。
駆逐艦専用CIは練度80以上で1回or2回の攻撃回数判定が発生する。(80以下は1回判定)
2回発動率は、作戦室の表示値(作戦室の使い方)
水表記は「水雷戦隊 熟練見張員」を指す。
判定順は主魚電>魚見電>魚魚水>魚水ド>魚魚魚(2023/06/27)

2017/10/25のメンテナンスにて、駆逐艦専用のカットインが実装され、
2021/05/08のメンテナンスにて、強化修正が入りました。

●表のとおりですが、駆逐艦専用のカットインは、専用カットインと
通常カットインの発動判定があります。
装備次第で最大3回発動判定があり、
発動判定1回のカットインに比べ発動率が高いのが特徴。

詳細は以下記事に移設しています。

潜水艦専用カットイン

後期魚雷潜水艦電探火力補正
カットイン111.75×2
2-1.6×2
※上から優先。後期魚雷後期魚雷潜水電探と装備した場合、
1.75倍のものが優先され1.6倍のものは発動しない。(2021/03/16)

潜水艦専用の魚雷カットインです。
該当装備の1例として、

後期魚雷入手
後期型艦首魚雷(6門)開発可能 任務1 任務2 任務3(イヤーリー)
後期型艦首魚雷(4門)開発可能
熟練聴音員+後期型艦首魚雷(6門)任務1
熟練聴音員+後期型艦首魚雷(4門)
後期型53cm艦首魚雷(8門)潜水艦53cm艦首魚雷(8門)からの更新(元は任務装備)
21inch艦首魚雷発射管6門(後期型)同初期型からの更新
潜水艦後部魚雷発射管4門(後期型)
改修値☆1に付き、雷装0.2相当(MAXで雷装+2)
2023/11/11
潜水艦電探入手
潜水艦搭載電探&水防式望遠鏡開発可能 任務:潜水艦電子兵装の量産
潜水艦搭載電探&逆探(E27)伊13改, 上記からの更新
後期型電探&逆探+シュノーケル装備
後期型潜水艦搭載電探&逆探
2023/11/11時点

潜水艦の基本装備セットとして、
【後期魚雷】+【潜水艦電探】のセットを意識して編成したいです。

記事を更新した時点では、これらの魚雷や潜水艦電探はランカー入手が基本であり、
複数隻に発動倍率の高いカットインをさせることは困難。
それぞれ年に1つずつ入手手段があるので、艦隊運用事情に合うのであれば、
クリアしていくといいでしょう。

潜水艦が強いと5-5潜水艦削りなど、特定の海域で選択肢が増えてきます。

空母専用カットイン

夜戦夜攻光電管彗星夜間飛行機倍率
夜襲カットイン211.25
111.20
111.20
0111.20
121.18
通常攻撃カットイン条件満たさないor不発時。倍率1.0倍。
複数条件を満たしている場合、上から順にカットインの発動判定を行う。
※「光電管彗星」は、彗星一二型(三一号光電管爆弾搭載機)(2021/03/16更新)

空母も特殊な艦/或いは装備により夜戦に参加することが出来ます。
また、特定の装備構成にすることにより、通称夜襲カットインを発動することが可能になります。

空母の夜戦攻撃は単発攻撃ですが、熟練度補正の影響を受けます。
クリティカル時に装甲を大きく抜けるのが強みで、
特効の付与される欧州イベントなど、特定の場面で重宝します。

空母のカットイン倍率は上記の表ですが、元々の火力計算式が通常とは大きく異なります。
準備をするのであれば大雑把に火力の計算式等理解しておきましょう。

夜間瑞雲夜戦カットイン

夜間瑞雲夜戦カットインは、連撃等と両立出来る夜戦カットインの一種です。
最大2隻の敵に、計2回の攻撃を行います。

装備条件こそありますが、運用幅が広く使う機会が多そう。
イベント攻略で勝つために必要というわけではなく、
快適にするためにあると良い装備です。

実際のダメージ例

幸運/高火力の「綾波」と、
通常海域で特に強力な「南方棲戦姫」を1例に出して比較してみます。

※画像は作戦室 Jervis ORさんから。
現在は作戦室というサイトに移行しています。

 

夜戦連撃

夜戦連撃時、画像のような装備例で【夜戦火力:218】
装甲の高い南方棲戦姫相手だと、割合ダメージの確率があり、
装甲が抜けるかどうか/有効打が出せるかどうかは運になります。

※綾波は元々高火力の駆逐艦です。画像例は
装備改修と九八式水上偵察機(夜偵)の発動も前提としているため、
駆逐艦の連撃でここまで火力が出せる例はあまり多くありません。

なお、想定は通常海域で「一番硬い敵」を想定しています。
通常海域の運用や、イベント海域でも低難易度や簡単な海域では、
「連撃」だけしっかり使えば、攻略できることが多いです。
逆に甲作戦の難しい海域では後述する「魚雷カットイン」が必要になってきます。

魚雷2スロ

魚雷カットイン発動時、画像のような装備例で【夜戦火力:300】
装甲の高い南方棲戦姫相手でも、魚雷カットインさえ発動できれば
最低56×2回のダメージが期待できます。
※カットインの命中率は高いですが、最大97%なので外れることもある。

魚雷3スロ

魚雷カットイン発動時、画像のような装備例で【夜戦火力:322】
【61cm五連装(酸素)魚雷☆9】が一本多くなった分、
基本夜戦火力が「15」,魚雷カットイン時「22」ダメージが大きくなりました。
装甲の高い南方棲戦姫相手でも、魚雷カットインさえ発動できれば
最低78×2回のダメージが期待できます。

特に装甲やHPが高い相手の場合、夜戦火力は正義になってきます。
また、甲作戦イベントの最終海域等、高耐久/高HPの相手に対しては、
魚雷カットインの「クリティカル」に期待する
(クリティカルが刺さらないとほとんど落とせない)場面も増えてきます。

火力キャップ

基本的な夜戦火力の計算式は

  • 基本攻撃力=火力+雷装(+改修補正+夜偵補正(+5/+7))

です。
上記数値に、連撃なら1.2倍、魚雷カットインなら1.5倍等のダメージ補正が入ります。

例としては、

  • 夜戦連撃攻撃力=(火力+雷装)× 1.2
  • 魚雷カットイン攻撃力=(火力+雷装)× 1.5

と言った感じ。上記の計算をした後、
こちらの合計が【360】を超えると火力キャップが適用され、

  • 補正後攻撃力 = 360 + √(補正前攻撃力 – 360)

となります。

基本的に夜戦でダメージを出すには魚雷カットインを使えばOKなのですが、
魚雷カットインでは、【火力+雷装241】を超えた分はあまり効果が見込めません。
魚雷カットインを狙う際には【火力+雷装=241(夜偵発動を前提とすると236/234)
前後の数値を意識しましょう。

夜戦の火力キャップが360に更新されたため、
多くの艦は、魚雷カットインによる火力キャップが困難になりました。
敵の装甲が高い場合、夜戦に火力を求める艦は
「魚雷ガン積み(駆逐)」「主砲1魚雷3(重巡等)」等を意識したいです。

自分で計算してみよう

手持ちの装備でどれだけ火力が出せるかをしっかり理解しておくと、
自分の艦隊で撃破が可能かどうかもわかるようになってきます。

夜戦に限らないですが、火力計算について理解しておくといいと思います。

装備参考例

水上艦を撃破するときの装備例を主に記載しています。

駆逐艦

基本的には
・【魚雷/魚雷/魚雷】の魚雷カットイン
・【主砲/主砲/自由枠】の連撃
何れかの扱いになります。

魚雷カットインは、高難易度海域であれば魚雷3積みが基本。
運が低くても、敵装甲が高いのであれば、魚雷カットイン装備にしたいことが多いです。

連撃装備は、主砲2スロと1スロが自由枠。
装備ボーナス補正や索敵状況に応じて電探を装備することが比較的多いです。
他、1スロで対潜や、探照灯・照明弾等の夜戦補助装備等が考えられます。

敵艦隊に応じて何を装備するかは変わってくるので、
難しい海域ではダメージ計算も行いつつ装備を検討したいです。

装備例(NG例/魚見電参考例)

回避もあり電探も装備出来一見良さそうですが、
[火力の低い魚見電カットイン発動判定]→[火力の高い魚雷カットイン発動判定]
となり、おすすめできません。

 

D砲を活用した「主魚電」や、
水雷見張りを活用した「魚魚水」に関しては、以下記事を参照してください。
夜戦の基本を確認しよう-カットインや連撃の仕組み他

熟練見張員によるステータス上昇

熟練見張員ボーナス火力雷装対空対潜索敵回避命中
基礎1232
日本駆逐+1+2+2+1+2
日本軽巡級+1+2+3+2
日本重巡級+1+3+2
https://wikiwiki.jp/kancolle/熟練見張員(2020/03/30参照)

熟練見張員を補強増設に装備した場合、カットインの発動率上昇以外にも、
特定艦種において火力と雷装に対する補正があります。

・夜戦火力+3相当:日本の駆逐艦と軽巡級に装備した場合
・夜戦火力+1相当:日本の重巡級に装備した場合

よく使うので、覚えておくといいですね。

他補強増設の扱い

夜戦を意識する時、補強増設で運用する装備は
・熟練見張員
・改修した高射装置(91式高射装置/94式高射装置)

の何れかになります。この内高射装置は☆9迄改修することで、
夜戦火力/命中+3相当の装備として運用することが可能です。

改修高射装置は特に連撃艦に装備しやすく、火力3の差異で
撃破できるかどうかが変わることも少なくありません。
補強増設を運用する提督は早めに準備しておきたいです。

カテゴリ効果装備例
改修高射装置砲撃戦火力上昇(☆9で+3)
命中上昇(☆9で+3)
夜戦火力上昇(☆9で+3)
艦隊防空(小)加重対空(極小)
91式高射装置☆10
改修対空機銃昼砲撃戦火力上昇(☆9で+3)
昼雷撃戦威力上昇(☆9で+3.6)
艦隊防空(極小)加重対空(大)
PT見張員対策(中?)
(対空噴進弾幕)
25mm連装機銃☆10
(12cm30連装噴進砲改二)
熟練見張員夜戦カットイン率補正
日本"駆逐/軽巡/重巡"の"火力/雷装"上昇
PT見張員対策(強?) 他
熟練見張員
2020/04/08更新

類似装備の運用参考例。

軽巡

基本的には
・【主砲/主砲/偵察機(/4スロ艦は自由枠)】の連撃
と装備することが多いです。

魚雷カットインにする時は駆逐艦と同様で、魚雷を3積み。
また、4スロの軽巡は、4スロ目に照明弾や探照灯を装備しやすいですね。

阿武隈や夕張の場合、昼雷撃戦も意識し
【魚雷/魚雷/甲標的】と装備することが多いです。
特に夕張はスロットに余裕があるので、残りの枠で照明弾(夜戦装備)や電探(索敵装備)
を装備しやすいですね。

その他、由良や多摩は水上戦闘機を装備できる・阿賀野型なら副砲を補強増設に装備できる等
色々例外があります。

雷巡

基本魚雷カットインにするか、夜戦連撃にするかの2択。
昼戦の魚雷火力キャップが180に更新された関係で、
魚雷カットイン装備にしたい場面が多くなりそうです。

重巡/航巡

基本的には軽巡と同様に、
・【主砲/主砲/偵察機(/4スロ艦は自由枠)】の連撃
と装備することが多いです。

航巡なら4スロ目に水戦を装備することも多いですね。

重巡級の火力の高い艦は、主砲や魚雷を4スロ装備することで、
魚雷カットイン発動時に火力キャップ付近のダメージを出すことが可能です。

また、熊野改二や鈴谷改二等の一部航巡は、
補強増設に副砲を装備して、対地装備等運用しつつ
夜戦連撃することもあります。

20.3cm系主砲による夜戦命中率補正

主砲名命中補正
20.3cm連装砲+10
20.3cm(2号)連装砲+15
20.3cm(3号)連装砲+15
2021/03/17作成

表の主砲は重巡級に装備した際に限り、命中値に補正があります。

カットイン攻撃は基本的に高命中ですが、カットインが発動しない単発になった場合
この命中率がそのまま当たるかどうかに影響することも。
※上位魚雷をたくさん持っている場合はこの限りではない

戦艦

基本は【主砲/主砲/偵察機/自由枠】といった装備で夜戦連撃にすることが多め。
自由枠には、弾着観測カットインを意識して徹甲弾を装備することが多いですね。

また、大型探照灯を装備できるため、大型探照灯を乗せる候補にもなります。
主砲カットインや魚雷カットインにすることはあまり見かけません。
※Bismarck_drei等一部艦は魚雷装備可能

特殊な運用

装備キャリアー(デコイ)

主力となる駆逐艦や巡洋艦に魚雷カットインを装備した場合、夜戦装備である
【探照灯】【照明弾】【九八式水上偵察機(夜偵)】といった装備を
装備するスロットが足りなくなることが考えられます。

探照灯は装備することで、他の火力艦を守ることにつながるため、
特定艦の特効倍率が高い場合にはこの様な装備編成が役に立つことも。

画像例の様に、GotlandやCommandant Teste、日進といった艦は、
4スロで大型探照灯を装備することができます。

僚艦夜戦突撃

僚艦夜戦突撃は、発動時基本の火力補正が1.9倍と高く、金剛改二丙や比叡改二丙であれば
夜戦キャップ到達が可能。

画像のように、夜戦装備を乗せる余裕もあり、
装備はあくまで1例ですが、活用機会が増えるかもしれません。

カットイン発動率の計算

レベル99時 運の値カットイン率(魚雷)
1026.2%
2034.4%
3042.6%
4050.8%
5059.0%
5159.8%
5260.7%
6062.3%
10065.6%
他の補正を考慮しない値(2021/03/16)

ざっくりと計算式に当てはめるとこんな感じ。
1例としてレベル99時を基本としています。非常に大雑把にいうと、
それ以下のレベルでは発動率が下がり、ケッコン艦はカットイン率が上がります。

補正係数魚雷CI時の上昇目安
旗艦+15約12.2%
中破+18約14.7%
探照灯+7約5.7%
照明弾+4約3.2%
見張員+5約4.1%
探照灯(敵)-5約-4.1%
照明弾(敵)-10約-8.2%
2021/03/16

また、実際の発動率の目安としては、1つ目の表に、2つ目の装備補正を加算していきます。
実際の計算時は、中破補正などを小数点以下も計算した後、最後に切り捨て。

計算式

計算式は以下の通り。

夜戦CI発動率(%)=(CI項/種別係数)*100
CI項(運50未満)=[15+運+0.75*√(Lv)]+配置補正+損傷補正+装備補正
CI項(運50以上)=[65+√(運-50)+0.8*√(Lv)]+配置補正+損傷補正+装備補正
※配置/損傷/装備補正は上記の表を参照すること。

種別係数

主砲CI 140
主副CI 130
主魚電CI 130
魚雷CI 122
主魚CI 115

夜戦カットイン発動率 – 夜戦 – 艦隊これくしょん -艦これ- 攻略 Wiki*

●旗艦はカットイン発動率が高い
●各種装備補正は結構大きい
●運は50で運キャップがかかる。運による補正値はかなり大きい
このあたりを押さえておけばOKです。

有志の方が、感覚的に操作できるスプレッドシートを作成されています。
興味のある方は「ファイル→コピーの作成」或いは「Excelファイルとしてダウンロード」
して、活用してみてください。

すでに慣れていれば作戦室の活用もおすすめします。

まとめ

最初は考えることが多いと思いますが、慣れてしまえば大したことありません。

基本は、主砲2本による「連撃」と、魚雷2本以上による「魚雷カットイン」
を活用できればOKです。