艦これでは、有志の方が作成されたゲームプレイを支援する外部サイトやツールがあります。この記事では、艦隊を編成し、各艦が出せるダメージ・命中率のシミュレーションができる「作戦室」について簡単に紹介したいと思います。

●作戦室v1.11.5
の動作内容を元に記事を作成しています。

実際に動かす際、挙動が異なる可能性があります。

作戦室で出来ること

作戦室は、編成・敵艦隊・陣形等を入力することで、

  • 各種攻撃※の発動率・期待ダメージ
  • 対地攻撃の火力計算
  • イベント時の特効を加味した計算
  • 支援艦隊の撃破率計算
  • 練度による影響の確認(命中回避他)

等を行うことが出来ます。
例えば「戦爆連合」「弾着観測射撃」「夜戦カットイン」「タッチ攻撃」等ですね。
倍率のよくわからないタッチ攻撃、一見分かりづらい空母の火力計算ももちろん可能です。

簡単な火力計算の例

やり方は1例です。自分にあったやり方を試してみましょう。

編成の作成~夜戦カットインの確認

1例として、島風の魚雷カットインダメージを確認してみたいと思います。
環境次第で画像内の文字が潰れているので、必要に応じて拡大してください。

編成手順

作戦室にアクセスし、
「編成を作成」ボタンをクリック。

編成の入力画面が出るので、「艦娘」をクリックし、任意の艦娘を選択。

艦娘の選択画面。慣れないうちは検索機能を活用すると簡単かも。

艦娘に装備・練度・運等、求める情報に応じて必要なステータスを入力します。
※基本的なダメージ計算は、装備と改修値だけ入れたらある程度出来ます。
魚雷カットインの発動率等を求めるなら、練度や運改修の数値も必要ですね。

ダメージ計算機の利用

ダメージ計算したい艦を入力した後「ダメージ計算機」に移動。
「マップから入力」画面から、攻略したい海域を選んで任意の敵艦隊を入力しましょう。
今回は5-5の南方棲戦姫を仮想敵にしてみます。

敵編成を選択した後は、計算前の想定が正しいかどうかをチェックします。
画像は1例ですが、記載したような事柄を確認を確認してみましょう。

下のタブを「夜戦」にし、計算結果を確認します。

敵艦を指定せずに確認する方法

詳細ボタンを押すことによって、
敵艦隊を指定しない方法での火力を見ることが可能。

自艦隊設定から夜戦装備等の入力をし、夜戦タブに移行すれば
夜戦火力を見ることが出来ます。

画像は矢矧の例。
火力キャップに到達できる場合、赤字で表記されます。
画像は夜戦時キャップ(360)ですが、夜戦に限らず昼戦や支援等でも同じ様赤字になります。

作戦室での計算結果は、ダメージ計算・命中率計算などから導き出された
仮定式を用いたシミュレーションです。ゲーム内とは違う可能性を理解しておきましょう。

制空権シミュレータから編成を読み込もう

ここまで紹介した方法は作戦室で編成を作る方法です。

この方法以外にも、制空権シミュレータを使っている方は

  1. 制空権シミュレータで編成を作る
  2. 作戦室に情報を移行する
  3. 陣形や敵艦隊などを入力してダメージ等のシミュレートをする

といった手順でシミュレートすることも可能です。

※制空権シミュレータ側の画像

特に「艦娘/装備管理機能」を活用している場合は、
練度や装備情報が入っているため、艦娘の練度や運の調整等、
艦隊の情報を正しく入力しやすいです。

使いやすい方法でやってみるといいでしょう。
※作戦室のほうが慣れている方は、作戦室から
制空権シミュレータへのデータ移行も可能です。

その他の計算事例

ここまで、夜戦のカットインダメージを計算する方法を紹介してみましたが、
他の実践例も簡単に確認していきたいと思います。

特効とその入力について

作戦室では「ダメージ計算機」→「マップから入力」
として編成を入力した際、反映済みなら自動で特効が入力されます。

ただし、特効情報については、手動で随時更新されているため、
すぐに反映されるわけではありません。

基本的には上記タブにチェックが入っていることを確認。

計算結果を見るときに、特効情報が入っているかチェックするといいでしょう。

自分で特効補正を入力する

特効補正や装甲破砕火力加算補正等は、
カスタム補正欄から入力することが可能。

※作戦室側で特効が入っていると、自分で入れた史実補正が二重に反映されることがあります。
史実補正のチェックをオフにするなど、確認を忘れないようにしてください。

装甲減算補正の場合、敵艦の装甲値を直接マイナスすればOKです。

※特効補正は海域開放後、2週間程度あれば反映されると思います。
自分で入力が難しい場合は反映を待ちましょう。

空母の火力計算(2023春E5-3の例)

(サイト内の2023春E5-3ゲージ破壊編成)
https://jervis.vercel.app/?p=z9I5mfKAqro

一部夜戦用のチェックもありますが、基本上記の部分を確認すればOK。

 

上記の設定を元に、一例として、Intrepid改の火力を見ていきます。
敵第一艦隊のうち、空母が倒したいのは主に上の4隻。
特に、ネ級改を落とすときに、手数が何回かかるかは、攻略可否に直結してきます。

反航戦想定

熟練甲板要員+航空整備員を活用した空母に、FFBA(艦戦艦戦艦攻艦爆)と載せた例。
それなりの確率で大破に持っていけますが、
独力でで轟沈に持っていくことは出来ません。もっと強く出来ないか見ていきましょう。

反航戦想定

艦隊を調整することによって制空がなんとかなりそうなので、
艦戦を一つ爆戦に変えてFBBA(艦戦艦戦艦攻艦爆)にしてみました。
岩井隊はあまり火力のない装備ですが、それでも
最大ダメージが368点から382点へ/無傷からの大破率が14.0%→20.4%と、
全体的に火力アップしているのがわかります。

反航戦想定 ※表示が赤字になったら火力キャップ

更に強い装備がないか確認して、装備ボーナスのあるTBM-3W3Sと、XF5Uを採用してみました。
火力キャップに到達したことにより、最大ダメージが382点から422点迄上昇。
無傷からの轟沈確率が6%、大破以上の確率が31%と、攻撃力が大きく上昇したのがわかります。

 

基本的にはこの様な感じで、可能であれば反航戦火力キャップ、
難しければ、同航戦火力キャップ以上の火力に出来ないか、
装備を調整しながら確認していくことになります。
※艦によるけど熟練甲板要員+航空整備員がないと反抗キャップは相当きつい

空母を複数使う編成は艦隊全体での調整になるので、強い艦載機をどの艦に乗せるかも大事。
対空射撃回避の要素も考慮する必要があり、
制空権シミュレータと行き来しながら、特効艦を活かせる形で編成していきたいです。

おまけ:同じ装備だけど戦爆連合の火力が変わる例

※内部熟練度が100の例。

艦載機には内部熟練度というものがあります。
艦載機の内部熟練度が100の時と120の時、ゲーム内の表記は同じ【>>】
ですが、内部熟練度の差によって、【戦爆連合】発動時の攻撃火力は大きく変わります。

※内部熟練度が120の例。

変化するのは【クリティカル時のダメージ】で、記事の例でも37点火力が変わります。
戦爆連合カットインをする時は、内部熟練度も意識してみましょう。
内部熟練度を上げるためには、表示で熟練度MAXになった後も艦載機熟練度付をすればOK。
基本的には1-5を3週(12戦)程度すればいいかなと。完璧にやりたいなら機体によるけど、最大20戦必要です。
どこまでやるかは人それぞれですが、熟練度を保持するような方はMAXまでやるべきだと思います。
※戦爆連合以外ではダメージの差は出ないのでここまで気にしなくてもOK。

 

夜戦火力の比較-特効艦と非特効高火力艦(2023春E5-3の例)

(上と同じサイト内の2023春E5-3ゲージ破壊編成)
https://jervis.vercel.app/?p=z9I5mfKAqro

同じく2023春E5-3の例ですが、史実艦の特効火力が低かったため、
汎用の強い駆逐が史実駆逐よりも高火力になりやすかったです。
※史実駆逐が1.234倍/汎用駆逐が1.092倍

具体的には、史実艦且つ高火力の竹は割りと採用し得でしたが、初春が問題。
運の低さもあって、他の艦の方がいい場面が多くありました。具体的に見ていきます。

今回は撃破時のイメージを掴みたかったので、ボスを旗艦大破残しと仮定してみます。
(新規敵艦は回避項がわかってないので、本来ダメージ分布を見ることが出来ません。
ただ、ダメージ分布を見たい場合運と回避値を入力すれば見れます。
夜戦時魚雷カットインはまず命中キャップなので、基本参考にできるはず)

※画像の分布は「大破(HP235)」の状態から「轟沈」にできた確率

初春で画像のような装備の場合、カットイン時の攻撃力が387.5点、
撃破率46.6%なのがわかります。

次に運改修をしていない夕立を想定。
火力が383.3点と、初春とほぼ変わらないことがわかります。
初春より運が4高いのもあり、ほんの少し優勢です。

次に夕立を運改修している例。
夕立は2019年頃に有力だった艦で、ケッコンしていたり運改修していたりする方も多いと思います。
運改修だけしていると仮定した場合、魚雷カットイン発動率が上がった結果撃破率が61.9%となりました。

特に特効火力に大きな差のない海域では、火力/運が高くない史実艦を編成に組み込むよりも、
火力/運が高い非史実艦の方が強くなりがちです

また、装備改修が完璧でない鎮守府ほど、素のスペックが高い非特効艦の方が有利になります。

もちろん初春の運改修をしていたら初春のほうが強い場面も多いですし、
手持ちの装備で何を使うかによって、撃破期待値が逆転することがあります。
ぜかましねっとを含めて他の人の艦隊例を鵜呑みにせず、
自分の艦隊で精査してみるのが大事ですね。

※ぜかましねっと内で修正した後の編成は1隻想定で掲載している内容が多いです(例外はある)。
そのため、多少火力/運が低くても史実艦を起用する形が多いですが、
火力の高いサブ艦を作っている鎮守府であれば、
編成を大きく改善できる可能性があります。

夜偵と命中の入力

夜偵は命中値により、火力とクリティカル率・命中補正が変わります。
その為、命中ごとの設定ができるようになっています。

  • 命中1夜偵…
    九八式水上偵察機(夜偵)
  • 命中2夜偵…
    零式水上偵察機11型乙改(夜偵)・Loire 130M

手持ちの夜偵に合わせて入力してください。
※命中3の夜偵は実装されていません

対地火力の計算例

基本イベントマップで計算すればOK。
そうではなく、単に火力計算したいのであれば、
敵種別を設定して計算するといいでしょう。

2022夏イベ(E1ギミック)の例

https://jervis.vercel.app/?p=jYhFcV9IlIc

HP1550の港湾夏姫IIが問題となるギミックマスで、
対地計算をうまく出来ずに詰まる提督も多かったと思います。
タッチなしの場合は昼は随伴艦の下4隻を撃破、
夜に上2隻を撃破するような海域だったので、夜戦火力が大事な海域でした。

なお、港湾夏姫はキラ付けしないと夜戦命中がかなりきついです。

※ちなみにリンク先例だと「夜戦無傷連撃時に火力キャップ」を目安に計算した艦が多くいますが、
中破時の火力が足りてなかったため改善余地が多かったと言えます。
今は特大発動艇+一式砲戦車が使えるので3つある人はかなり楽なはず。

※新型の敵は特効情報等不明なので、作戦室での反映も遅れることがあります。

敵種別を入力しての計算

艦娘の詳細ボタンを押して出た画面では、
敵種別(攻撃タイプ)を指定してのダメージ計算ができます。

黄色のところをクリックすればOK。
特に対地計算で使用します。

※対集積地(通常個体)については、
以下の記事で装備を乗せた例があります。

タッチ攻撃(5-5の例)

https://jervis.vercel.app/?p=-ZW4nq1jSbA(サイト内の5-5編成)

作戦室ではタッチ発動率の確認や、タッチ火力の計算を出力することが可能です。
※最低限タッチの発動条件を知っておく必要があります。
※計算式が不明なものでは表示されません。

例えば大和武蔵の特殊攻撃では、通常艦隊だと梯形陣で発動が可能。

画像は南方棲戦姫(反航戦)へのタッチダメージの例。
タッチ攻撃の発動率が推定式で94.1%
武蔵の攻撃が南方に当たればかなりの確率で大破に持っていけそうなのがわかります。

画像はレ級elite(反航戦)へのタッチダメージの例。
レ級反抗程度であれば、当てれば落ちる、
いわゆる確殺ラインの火力調整が出来ます。

※作戦室側でタッチ攻撃が実装されていない場合、
カスタム補正欄から倍率を入力すれば計算可能です。

支援艦隊の確認

作戦室では支援艦隊の調整も可能です。

https://jervis.vercel.app/?p=LfhIYADkTrE
(紹介用に作成したもの。F3に作成)

記事は支援艦隊だけ別途作成したものですが、
出撃用の編成と一緒に作ってもOKです。
出撃時の艦隊が通常艦隊の場合は、味方の陣形(単縦陣他)も入力してください。

本体の編成と同様、支援艦隊の編成も作戦室で操作できます。
1から作る場合は、「F2」や「F3」タブに入力してもいいし、
支援艦隊だけ別途作り直してもいいでしょう。

画像は同航戦の火力キャップを想定して組んだもので、
攻撃力が171迄到達していることがわかります。(同航戦/キャップ火力は赤字)
命中率は82%と、まずまずあたりそう。

反航戦にした場合、火力が138と下がってしまいます。
採用する艦・手持ちの装備・敵艦隊などを確認して、
ターゲットを何にするか考えてみましょう。

砲撃支援シミュレータについて(仮置)

※作戦室では砲撃支援シミュレータという機能が実装されていて、
敵全艦の命中/回避がわかっている場合、支援での想定撃破率を調べることが出来ます。

大抵のイベント海域は敵の回避項が不明で計算できませんが、
無理やり設定すればある程度のシミュレートをすることが可能。

敵の回避値と運を入力すれば敵回避項を出すことが出来ます。
(正確な数値を知らないので100と入力。
記事例だと空母夏姫も不明な艦なので入力する必要あり)

基地に関しては考慮していませんが、
画像のようなシミュレートができます。

例えば基地を考慮する場合、ヌ級を最初から中破させておくなど、
手動である程度の想定を作ることも出来ます。

支援艦隊について、大枠は以下で説明しています。

甲作戦での艦の選び方などの例はこちらで説明しています。

資料

火力キャップ

戦闘旧キャップ
(~2021/03)
新キャップ
(2021/03~)
昼戦(砲撃戦)180220
昼戦(雷撃戦)150180
夜戦300360
航空戦150170
対潜150170
支援(砲撃)150170
キャップ後攻撃力 = キャップ値 + √(キャップ前攻撃力 - キャップ値)
参考:https://wikiwiki.jp/kancolle/戦闘について(2021/03/06確認)
昼戦(砲撃戦)T有利同航戦反航戦T不利
単縦陣180216272364
複縦陣226272341-
梯形陣241290364-
第四警戒航行序列161194245328
第二警戒航行序列178214270362
※221に到達する数値。
単縦陣は通常VS通常。連合艦隊は連合VS連合(第一艦隊)。
(2021/03/07作成)
支援艦隊T有利同航戦反航戦T不利
単縦陣139167210281
※171に到達する数字。(2021/03/06作成)

燃料や弾薬の補正

戦闘シーン燃料弾薬
昼戦のみ20%20%
昼戦+夜戦20%30%
夜戦マス10%10%
対潜マス
※一部昼戦マスと同様
8%0%
航空戦マス20%20%
空襲戦マス
(5-2, 7-2, イベ)
6%4%
空襲戦マス
(6-4, 6-5)
4%8%
PTマス4%8%
レーダー射撃マス4%0%
参考:https://wikiwiki.jp/kancolle/資材(2021/03/16作成)

燃料・弾薬の消費量は、1戦ごとに計算され、小数点以下は切り捨てとなります。
※切り捨てた時0以下の時は1消費する。

計算については省きますが、
・燃料は75%以下になると燃料ペナルティ
・弾薬は50%以下になると弾薬ペナルティ
がそれぞれかかります。
特に弾薬ペナルティは火力計算上大きいので、必要な場面では入力してください。

その他機能

データの保存

作戦室では作成した編成が自動で保存されます。

表示されていない場合は左上のフォルダマークを押せばOK。
各編成毎に、フォルダ分けすることも出来ます。

※制空権シミュレータから編成を出力した場合・
外部リンクから編成を出力した場合等は、「一時領域」扱いになります。
データが保存されていないので、保存する場合はディスクのボタンを押してください。
※「一時領域」から「root」側へドラッグ&ドロップでもOK

また、ネジマークのボタンから、オフラインにバックアップすることも可能。

編成の共有

リンクボタン「共有リンクをクリップボードにコピー」
等を選択することで、編成を共有することができます。

また、「制空権シミュレータで開く」ことも可能。

※編成共有は作戦室/制空権シミュレータのどちらでも出来ますが、
作戦室では編成の意図説明を足すことが出来ます。

※編成を保存したフォルダをまとめて共有することも出来ます。

画像生成

ツール上で編成画像を作成、ダウンロード可能。
公式っぽいやつものも作れます。
ツイッターで紹介する時などに役立つかも。

まとめ

一通り紹介してみました。
この記事ではイベントで使いそうな機能を重視して紹介しましたが、
例えば練度に寄る弾着観測射撃の差異・カットイン発動率の差異
なんかも確認してみると面白いかもしれません。

平時から触っておけば、イベント攻略もスムーズになると思います。