2017/11/10のオンメンテにて、対潜の火力キャップが修正されました。いいタイミングになるので対潜の計算式に関して簡単に解説しておこうと思います。実際の計算式なんてどうでもいいという方は記事中の表だけ見たらいいかなーと。

(2018/06/10 試製15cm9連装対潜噴進砲等の補正更新)

計算式

基本攻撃力(キャップ前) = {√素対潜 × 2 + 装備対潜 × 1.5 + 改修補正 + 攻撃別定数(8 or 13)} × 対潜シナジー × 陣形 × 交戦形態 × 損傷
※電探や主砲についてる対潜値は無視

キャップ値が150で、150を超えた場合は
基本攻撃力(キャップ後) =  キャップ値 + √(基本攻撃力(キャップ前) – キャップ値)

つまり、
キャップ後対潜火力 = 150 + √(基本攻撃力(キャップ前) – 150)

となります。
※ここの150の部分が、11/10アップデート前は100だった

以下、項目別に簡単に解説していきますが、計算の意味がわからなければ
飛ばせばOK。できそうなら雰囲気だけ掴みましょう。

※式作成、説明に当たって以下記事を参考にさせてもらいました。
ダメージ計算式のまとめ

√素対潜

艦娘の素の数値です。対潜先制爆雷攻撃は駆逐艦や軽巡であれば装備込の
対潜値100を参照しますが、装備抜きの値。

4式ソナー2+三式爆雷1で対潜100になる素対潜68だと

  • √68 × 2 ≒ 16.5

4式ソナー単品で対潜先制爆雷攻撃が可能になる素対潜88だと

  • √88 × 2 ≒ 18.8

素の対潜値は大きな差にならないので、
先制対潜爆雷攻撃の条件以外はあまり気にしなくてOKです。

装備対潜

一番影響が大きい項目。装備の対潜値×1.5倍が補正値として火力に影響します。

  • {四式ソナー2つ(12×2=24)+三式爆雷(8)} × 1.5=48
  • {四式ソナー(12)+三式爆雷(8)+二式爆雷(7)} × 1.5=40.5

この項目は非常に大きいため、出来る限り上位のソナーと爆雷投射機を
準備しておきたい所。

改修補正

装備改修に関しては、1×√☆ですが、装備対潜の対潜値は1.5倍するものの
改修の対潜値は乗算しないため、改修補正が感覚的には小さく感じます。

  • 三式ソナー(10 × 1.5)☆9(3)= 18
  • 四式ソナー(12 × 1.5)☆0 = 18

三式ソナー☆9の状態で、四式ソナーと同程度の火力となります。

素対潜と同様そこまで大きな差ではないですが、複数装備で塵も積もれば
結構な差になります。また、ソナー系統に関しては雷撃に対する回避率も
上がるため、そちらの補正もあると意識しておいたほうがいいかも。

攻撃別定数

駆逐艦や軽巡等の爆雷を飛ばす攻撃は補正が+13
軽空母や航巡など艦載機を飛ばす攻撃は補正が+8

対潜シナジー

ソナー・爆雷投射機・爆雷それぞれの装備セットでシナジーが発生します。

  • ソナー+爆雷投射機・・・1.15倍
  • ソナー+爆雷・・・1.15倍
    爆雷投射機+爆雷・・・1.1倍
  • ソナー+爆雷投射機+爆雷・・・1.4375倍{1.15×(1.15+1.1)}

基本的には先制対潜爆雷攻撃が可能であればソナーと爆雷投射機を2点セットで
装備したほうが火力が高いですし、ソナーと爆雷投射機と爆雷も3点セット
で装備したほうが火力は高くなります。

例外

「三式爆雷投射機 集中配備」「試製15cm9連装対潜噴進砲」の2装備に関しては
“ソナー+爆雷投射機+爆雷・・・1.4375倍”のシナジーが発生しません。

仮に、
「四式水中聴音機」「試製15cm9連装対潜噴進砲」「二式爆雷」
をセットで装備した場合、ダメージ補正はソナー爆雷投射機の1.15倍となります。

陣形火力補正

梯形陣を1.0倍として、以下のような補正となっています。

  • 単縦陣 0.6倍
  • 複縦陣 0.8倍
  • 輪形陣 1.2倍
  • 梯形陣 1.0倍
  • 単横陣 1.3倍

潜水艦相手のみを想定するのであれば言うまでも無く単横陣安定。

交戦形態と損傷補正は割愛。

爆雷補正

表内の計算式には取り上げていませんが、
九五式爆雷と二式爆雷は、敵の装甲を減少させる(装甲乱数幅を減らす)効果があります。

  • 九五式爆雷で装甲-1.28~-1.43
  • 二式爆雷で装甲-2.14~-2.29

運用上は二式爆雷を積んだ場合、若干ダメージが伸びると思っておけばOKです。

データ参考元:
ダメージ一般-艦これ検証wiki

計算のおさらい

五十鈴改二(98/素対潜93/装備対潜値25/単横陣)を例にとります。計算式は

基本攻撃力(キャップ前) = {√素対潜 × 2 + 装備対潜 × 1.5 + 改修補正 + 攻撃別定数(8 or 13)} × 対潜シナジー × 陣形 × 交戦形態 × 損傷

となりますが、まず{}内の計算から。

  • 素対潜93・・・√93 × 2 ≒19.3
  • 装備対潜25・・・ 25 × 1.5 =37.5
  • 改修補正・・・0
  • 攻撃定数(爆雷攻撃)13・・・ 13
  • 19.3 + 37.5 + 0 + 13 = 69.8

ここに、対潜シナジーの倍率をかけ、更に陣形補正をかけます。

  • 対潜シナジー(3種セット)・・・約1.44倍
  • 陣形補正(単横陣)・・・1.3倍
  • 69.8(補正前火力) × 1.44(シナジー補正) × 1.3(陣形補正) ≒131

この例では120が攻撃時火力となります。

実際のダメージ例

四式ソナー+三式爆雷投射機+二式爆雷の基本セットが対潜値+27なので、
それにあわせて素対潜73で先制対潜爆雷攻撃可能なラインを基準とした表です。

素対潜装備(対潜合計値)シナジー火力単縦陣複縦陣単横陣
73三ソ三ソ三爆(28)824966107
四ソ四ソ三投(32)895371116
四ソ三投九五爆(24)
※参考用/TSBK不可
955776123
四ソ三投二爆(27)1016081131
四ソ☆6三投☆10二爆(27)1096587142
四ソ四ソ四ソ三投(44)1106688143
四ソ四ソ三投二爆(39)12776101165※
四ソ四ソ対潜噴進砲(39)1016181132

三ソ=三式水中探信機 四ソ=四式水中聴音機
三投=三式爆雷投射機 二爆=二式爆雷
対潜噴進砲=試製15cm9連装対潜噴進砲
※はキャップ超越火力。TSBKは対潜先制爆雷攻撃の略

シナジー火力は1.15または1.4375倍の計算済み
※爆雷の火力キャップ後ダメージは反映せず

表の数値は同航戦時の実火力となるので、
T不利の場合0.6倍、反航戦の場合0.8倍、T有利の場合1.2倍。

四ソ三投二爆であっても基本的には火力キャップには届かないですね。
※改修あり、素対潜が120とかで同航戦キャップに届く
また、3スロであれば四式ソナー2つ・三式爆雷投射機の2点シナジーよりも
九五式爆雷込の3点シナジーのほうが火力が高いです。

試製15cm9連装対潜噴進砲を混ぜた装備セットに関しては”四ソ三投二爆”と
ほぼ同格であり、対潜値が上がったことによる対潜先制爆雷攻撃寄与が大きくなりそうです。

4-4,5-5などに単艦で出てくる潜水ヲ級flagshipを複縦陣で相手取る場合
四ソ四ソ三投で何とかなる感じ。できれば余裕を持って、四ソ三投二爆で戦いたいものです。

潜水新棲姫へのダメージ例

夏イベで猛威を奮った潜水新棲姫を例に取ります。
装甲47で、”四ソ☆6三投☆10二爆(27),単横陣,同航戦の142で殴る”のであれば

最小ダメージ 142 – 47*1.3 ≒ 80
最大ダメージ 142 – 47*0.7 ≒ 109

ということでクリティカルを省いても80~109のダメージを観測することが可能です。
火力キャップ100のままだと38~67程度だったので、かなり効率的にダメージを
出せるようになりました。

とはいっても、潜水新棲姫のHPは377あり、
今のままだと開幕雷撃を安定して防ぐことは不可能ですね。

まとめ

というわけで、対潜の計算について一通り扱いました。
今までは対潜キャップ値の影響で、潜水棲姫を始めとした装甲の高い潜水艦に
有効打を与えにくかったのですが、今回の更新により大きく改善されました。

なお、英ソナーのランカー褒章配布時に今後ASW(対潜戦)が拡張されるという
告知がありましたが、対潜キャップ開放とはまた別で拡張されていくかもですね。

復活組などで把握していなければ以下も参考に。
対潜先制爆雷攻撃を活用しよう