新年のお年玉任務で紫雲が配られましたが、紫雲の実用性がどのようなものか知らない提督は多いと思います。今回は、開発で作ることのできる零式水上観測機と今までランカー報酬のみだった紫雲との比較の話。

スペック差

対空対潜爆装命中索敵
零式水上観測機
紫雲

他の偵察機でも同じことがいえますが、偵察機として重要な要素は「命中」と「索敵」のみです。
零式水上観測機と紫雲の差は、紫雲側が「命中-1」「索敵+2」となっています。

こちらが観測機

こちらが紫雲

どこに差が出るの?

弾着観測射撃

弾着観測射撃の数字には「索敵」の値が参照されます。

今は検証中の項目で、具体的にどれくらいの差になるかははっきりしてないですが、
索敵1に付き1%程度の差が出ているのではないかと予測が立てられています。

そのため紫雲のほうが弾着率がおよそ2%ほど高いと考えられます。

なお、弾着観測射撃に関しては、改修しても発動率をあげることが出来ないため、
零式水上観測機が上回るということはありません。

触接開始率

これは「触接が開始できるかどうか」を判定する式です。

触接は、まず触接を開始できるかどうかの判定(触接開始率)があって、成功した場合に
艦載機毎に触接が発動するかどうかの選択がされます(触接選択率)。

で、その触接開始率は

“触接開始率 = 各スロットごとの{0.04 × 艦載機の索敵値 × √(搭載数)}の合計”

という式を使っていて、紫雲のほうが零式水上観測機より優位くらいの認識でOK。
具体的には
・紫雲2スロが45.2%
・零式水上観測機2スロが33.9%

です。なお、制空確保時100%(航空優勢時167%)を超えれば必ず開始条件は満たすので、
複数観測機を積んだり、そもそも彩雲を入れたりするときはあまり気にする必要なし。

触接選択率と、触接による火力補正

触接選択率ですが、基本の計算式が0.07×索敵値となっていて、
「紫雲」は56%、「零式水上観測機」は42%。

1スロット毎に計算を行うため、例えば「紫雲」「零式水上観測機」の
2つのみが触接に関連する装備で触接開始率を満たすとすると、

  • 零式水上観測機の42%判定→成功失敗判定
  • 失敗した場合、紫雲の56%判定→成功失敗判定
  • 失敗した場合、他に触接できるものがないので触接はなし

という流れになります。
※命中率の高い=触接火力補正が高いものから判定を行います。

触接が発動した際には、「命中率」が火力補正に参照されます。
零式水上観測機が命中+2のため火力補正+17%、
紫雲が命中+1のため火力補正+12%という差が。

触接選択率触接威力上昇率
紫雲56%112%
零式水上観測機42%117%

どちらか優位かと簡単に言い切れないところですが、
艦隊に偵察機が多いときには観測機優位、ほとんど載せない場合は紫雲優位と思えばいいかと。
紫雲のみで艦隊を組むのでなければ特に気にするほどでないというのが実情ですね。

※詳細は有志が検証中ですが改修した場合触接選択率が上がることが確認されているため、
実際には紫雲を完全に上回ることも可能。

海域での索敵値によるルート固定

言うまでも無く索敵が大事なので紫雲が優位。
但しマップ上での索敵は「改修による強化が適用される」ため、
改修を施した零式水上観測機の方がここでは優位です。
(☆3から入れ替わる)

まとめ

結局どうすればいいのという話ですが、

載せた艦でみた場合
・弾着観測射撃率が多少変わってくるので、艦単体で見た場合紫雲が強い
・但し弾着観測射撃が出来ない場合は観測機の命中+2の方が強い

艦隊で見た場合
・彩雲をつかわない海域や、偵察機を載せれる艦が少ない場合は紫雲が有利
・流星改を多用していて、「命中+2」の触接がほしい場合零式水上観測機が有利(かも)
・触接補正の高い友永隊を多用しているなら(触接開始率を引き上げれる)紫雲が有利

まあ、基本的に艦単体で見て、紫雲が有利だと思っておけばOKでしょう。。
ここまで書いてあれですが、
そんなに大した差ではないので、普段使いで気にするほどではないですね。