前の記事に続き、今回は”対空砲火”での、”改修効果”についてを主に取り扱います。前回の記事で取り扱わなかった、具体的な割合撃墜、固定撃墜の計算式等もこちらに。

加重対空値と艦隊防空値

対空兵装の対空には「加重対空値」の補正と「艦隊防空値」の補正があります。

ざっくり説明すると「加重対空値」は艦の対空と同じもので、
その艦艇の対空力を引き上げるもの。”迎撃艦に選ばれた場合のみ”参照されます。
(通常の艦の対空値と同じ認識でOK)

「艦隊防空値」は艦隊全体に寄与するもので、”艦隊全体に”影響します。

前回の記事で説明した「割合撃墜」は「加重対空値」のみを参照し、
固定撃墜は「加重対空値」「艦隊防空値」の両方を参照します。

※艦の対空自体は”加重対空値”として計算されます。

割合撃墜の計算式

割合撃墜は、敵の艦載機のうち、何%落とすよーというもの。
敵の艦載機が36で20%なら7機撃墜(端数は切り捨て)ですし、
敵の艦載機が180で20%なら36機撃墜ですね。

で、計算式ですが

加重対空値/400
加重対空値=艦の”素の”対空値+装備の加重対空補正値(改修効果含む)
※対空砲等で増えた数値は関係ないので参照しない

という式を採用します。

素の10cm高角砲+高射装置であれば、加重対空値40なので、
40/400=0.1 つまり10%割合撃墜が増えていると考えればOK。
素の対空100の艦に、10cm高角砲+高射装置を2本(80)装備すれば、
180/400=0.45つまり割合撃墜で45%削れます。

※後述する固定撃墜に影響する効果もあり。というかそっちが大事。
とりあえずここではこういう効果があるよーくらいの認識で十分。

固定撃墜の計算式

固定撃墜は、割合撃墜の後に、”固定で◯機”撃墜します。
なお前回説明していますが割合撃墜・固定撃墜ともに成功率は50%なので、
割合撃墜の後に固定撃墜も発動するのは25%ですね。

で、計算方法ですが

固定撃墜 = {(加重対空値+艦隊防空値)*”対空カットイン変動ボーナス補正”}/10[機](端数切捨て)

艦隊防空値=”各艦の艦隊防空ボーナスの合計”×陣形補正× (2 / 1.3)
※艦隊防空ボーナスは全装備計算後各艦艇で少数切り捨て

ざっくり要約すると
・「加重対空値」と「艦隊防空値」を足して、
・対空カットインが成功した場合にその補正をかけて
・それを10で割ったもの
が固定撃墜成功時に落とせる敵機の数となります。

艦隊防空の値は出た数値を大体1.5(2/1.3≒1.538)倍、
更に陣形によってはそこに1.6倍(後述)されるので、掛け算の効果で
この数字がかなり大きくなると思えば良いでしょう。(1.538×1.6で2.46倍)

また、対空カットインの補正がなければ基本は1.0倍ですが、
対空カットインが発動した場合例えば秋月であれば
更に最大1.7倍に固定撃墜を増やすことが可能になります。
(2.46×1.7= 最終的に最大4.182倍

参考:
対空カットイン

対空兵装の効果・改修効果

ここまでは式の説明で、加重対空値・艦隊防空値ってどういう装備にかかってるの?
という話になるのでそちらに移ります。


加重対空値

装備名/改修値☆0☆6☆MAX
25mm三連装機銃3645.7948.64
25mm三連装機銃 集中配備5463.7966.64
10cm高角砲+高射装置4047.3449.48
90mm単装高角砲3239.3441.28
13号対空電探改121212
94式高射装置12不明不明

改修しないままの補正値と、改修の効果をざっくり。
機銃系の加重対空値、対空砲の加重対空値がかなり大きいのを理解しておくこと。
改修の効果はそれなりにあるくらいの認識でOK

安い改修として有力視されつつある25mm三連装機銃であれば
☆9で加重対空値が12アップ。12/400なので改修での
割合撃墜は3%程度(0~1機程度)の上昇です。
あくまでも加重対空のみを見てるので誤差レベルに見えますが、
実際には火力と雷装に影響もあります。

補強増設の機銃の効果は?

現実的に量産できる”25mm三連装機銃 集中配備”を補強増設に配備した場合、
その艦が対空迎撃として選ばれた場合に割合撃墜率が凡そ13%。
固定撃墜が5-6機分アップします。

更に、(厳密には正確な計算ではないですが)
艦隊防空値が1.8加算されるため、1艦隊に機銃を配備した場合には
1.8×6で10.8,艦隊防空としての固定撃墜値が1-2機分程度アップします。

カットイン艦や雷巡の補強増設にに機銃をおくと良いと言われるのは
加重対空値の穴埋めが出来るからですね。
割合撃墜もですが、固定撃墜の基本数値に影響してくるため、機銃を装備することによって
“固定撃墜が発動したのに敵スロを全滅させれなかった”ケースを減らすことにつながります。

艦隊防空値(艦隊防空ボーナス)

装備倍率
主砲・副砲・機銃・艦載機・水上機・etc0.2
高角砲(主砲/副砲)・高射装置0.35
電探0.4
三式弾0.6

上は重要でないので
三式弾だけちょっと倍率が高いくらいの認識でも大丈夫。
例:三式弾の対空5×倍率0.6=3
例:10cm高角砲+高射装置の対空10×0.35=3.5

装備名/改修値☆0☆6☆MAX
25mm三連装機銃1.21.21.2
25mm三連装機銃 集中配備1.81.81.8
10cm高角砲+高射装置3.510.8412.98
90mm単装高角砲2.810.1412.28
13号対空電探改1.65.276.34
21号対空電探改2.05.676.74
FuMO25 レーダー2.8--
94式高射装置1.055.947.37

※艦の装備毎に数値を合計し、端数は切り捨て

重要な表です。この艦隊防空ボーナスですが、
・通常艦隊の複縦陣で1.2倍/輪形陣で1.6倍
・連合艦隊の第二警戒航行序列で1.1倍/第三警戒航行序列で1.5倍
のボーナスが与えられて計算されます。

高角砲や対空電探の改修に対する艦隊防空効果が非常に高い事に注意。
最強枠のFuMO電探であっても改修した対空電探には防空では勝てません。

なお、陣形ボーナスは「加重対空値(艦の対空含む)」には関係がなく
「対空装備の艦隊防空ボーナス」にのみ寄与します。理解が難しくなる要因

そのため、高角砲や対空電探がない状態で輪形陣にしても、
撃墜効果としてはあまり効果が見込めません。
※回避率等に補正があるようので無駄ではない

装備改修の有無による差

青が改修なし/赤が改修条件の変わる☆6まで/緑がMAX改修
機銃は改修しても艦隊防空ボーナスには影響しないですが、
その他の装備は改修の効果が大きいという表ですね。

13号対空電探改を例に取れば、
☆6の段階でおよそ3倍、☆10まで上げたら4倍程度の防空効果となってきます。

なお、☆10の装備をいくつも作るのは時間がかかり
他にしないといけないことを考えると割に合いません。
☆10に対しての☆6までの改修で大体8割、☆4までで6割近くの効果が出てくるので、

高角砲の☆4のセットを6近く本作成

対空電探を☆4まで改修

高角砲を☆4→☆6まで改修

対空電探2個目を☆4くらいまで改修

趣味の範囲で、頑張る

と言った流れで艦隊全体の防空を意識していくとよいかと思います。

10cm高角砲+高射装置なら、☆4まででネジ12本、☆6まででネジ18本、
☆10まででネジ46本(6から確実化した場合)となり、☆6までの改修が
MAX改修にかかる労力の半分以下でできるのにコスパがいい

参考:
改修おすすめ装備一覧
改修効果 火力・対空・防空等

まとめ

というわけで、防空の説明の際によく使われる「加重対空値」「艦隊防空値」の解説でした。

この記事では、
・艦隊の防空値をあげるのが大事
・対空兵装(10cm高角砲+高射装置、90mm単装高角砲,電探)の改修が大事
以上2点を押さえておけばOKだと思います。

数字で見ても改修による効果の差はわかりにくいと思うので、次は6-5編成を例にとって、
実際こんな差になるよーというのを書いてみたいと思います。

※続きは書けてないので少しおやすみ