開発レシピ集は既に多くありますが、情報の古いものも多く場合によっては実態に即していません。この記事では初心者向けの難易度設定である丙作戦突破に向け、開発できる装備のうち早い段階で準備しておきたいものをまとめようと思います。

(2019/03/09 烈風を試製烈風 後期型に書き換え)
(2019/08/03 最適化)
(2020/06/15 高射装置/12cm30連装噴進砲加筆)

システム面(ざっくり)

艦これの装備開発システムは

  • 秘書艦タイプ【砲戦系(戦艦等)】【水雷系(駆逐等)】【空母系(空母等)】
  • 一番多く投入した資材の種類【燃料または鋼材】【弾薬】【ボーキ】
  • 資材量が必要な資材を満たしているかどうか

以上の条件を満たしていると”ランダムで”条件を満たす装備が出るようになっています。

この記事では理解してなくてもOKですが、詳細を知りたければ以下も見ると
自分で欲しいレシピを作成できるようになります。

レシピ一覧

レシピの種類を表に、
その下になぜ必要かを簡単に解説しています。

秘書艦は便宜上【戦艦】【駆逐艦】【空母】の3パターンに分けていますが、
同じカテゴリの艦艇なら他の艦に変更してもOKです。

※秘書艦の戦艦は、高速戦艦や低速戦艦の金剛や長門等であり、
航空戦艦の日向改や扶桑改は空母系になるため注意。
重巡の摩耶や鳥海などでも開発可能です。

以下記事内で書く数に関しては、
丙作戦攻略に余裕のある数を目安に例示しています。
通常海域(4-4辺りまで)の攻略に焦点を置く場合、
まずは書いてる数の半分程度を初期目標にしましょう。

艦載機

艦載機レシピ秘書艦燃料弾薬鋼材ボーキ
彩雲入り空母206010110
彩雲抜き空母206010100
※理想は司令部レベル30以上。20-29の時点でもある程度開発できるが試製烈風 後期型と流星改がでない。

艦載機は主に【艦戦】【艦攻】【艦爆】の3カテゴリ、
そして偵察機の【彩雲】があります。

艦戦は制空権争いに必要で、敵艦を攻撃できない装備。
制空権は特殊攻撃の条件になるため最重要装備。
上記レシピで試製烈風 後期型や紫電改二、零式艦戦52型等が狙えます。
→序盤は試製烈風 後期型・紫電改二・零式艦戦52型・零式艦戦21型を合わせ5機ほど。
将来的には試製烈風 後期型または紫電改二のみで8機ほど揃えておきたいです。

艦攻は開幕雷撃が波があるものの強力
空母は艦攻または艦爆を装備させることで砲撃戦にも参加します。
上記レシピで流星改や流星等を狙えます。
→流星改または流星、天山を8機ほど揃えるとOK。最終的には流星改で揃えたい。

●艦爆は戦爆連合カットインの条件として大事な装備。
上記レシピで彗星一二型甲や派生の零式艦戦62型(爆戦)等を狙えます。
→彗星一二型甲や彗星を4機ほど揃えるとOK(勝手に集まる事が多い)
零式艦戦62型(爆戦)も出たら確保しておきましょう。

偵察機である彩雲は、T字不利を反航戦にする効果が
→1つあればOKですが必ず入手しておくこと。
載せ替えとか考えたら3つくらいもっておくと楽。

航空優勢を取ると、以下の様なことが可能になります。

陸上攻撃機(九六式陸攻)

艦載機レシピ秘書艦燃料弾薬鋼材ボーキ
九六式陸攻空母24026010261
九六式陸攻空母24026010250

艦これでは基地航空隊というシステムが有り、
九六式陸攻は基地航空隊内でのみ運用が可能な装備です。

通常海域を攻略する場合、6-4,6-5迄出番はありません。
但し大型イベントに参加する際、陸攻は攻撃力が高く戦闘行動半径が広い
(=運用しやすい)ため、あるかないかで難易度が大きく変わってくる重要な装備です。

当面は放置していいので通常海域をある程度突破、
遠征も開放して資源を安定して増やせる環境を作ること。
その後まず4機前後を目標に開発し、必要だと思ったら増やしていくと良いでしょう。
(最終的に陸攻カテゴリを8-9機程度は所持したい)

ソナー・爆雷投射機

ソナー・爆雷投射機・爆雷秘書艦燃料弾薬鋼材ボーキ
爆雷系含む駆逐10301031
ソナー系のみ駆逐10101020
司令レベル19迄の時駆逐10201021
※三式ソナー/爆雷は司令部レベル20から開発可能

ソナーは強い順に三式水中探信機と九三式水中聴音機
爆雷投射機は強い順に三式爆雷投射機と九四式爆雷投射機が開発可能。


これらの装備は対潜装備といって、1-5やイベント海域に出てくる
潜水艦に対処するために必要な装備です。

基本的にソナーは爆雷投射機よりも優秀ですが、ソナーと爆雷投射機を
セットで装備した場合、攻撃力が上がるシナジー効果がついています

まずは10/30/10/31でソナー・爆雷を両方開発し、
三式爆雷投射機の数が4-6ほどそろったら10/10/10/20を活用すると良いでしょう。

通常海域では1-5で主に、イベントでは序盤から多く活用する装備です。
まずは1-5をクリアするのに向けてソナー系統6個、爆雷系統3個以上を目安に開発。
その後イベントの準備に合わせてソナー8/爆雷4~を目処に準備しておくと良いかと。

かなり先の話ですが将来的にはそれぞれ三式ソナー・三式爆雷に入れ替えであったり、
九三式水中聴音機を改修、四式水中聴音機の入手を狙う。

また、開発できない装備として、爆雷カテゴリの九五式爆雷もある。

対潜関係に関してはやや計算式が複雑ですが、
以下のような情報も覚えておきたい事柄となります。

※三式ソナー・三式爆雷はかなり早い段階でほしい装備ですが、
開発できる司令部レベルに制限があります。(司令部20以上必要)

徹甲弾・三式弾

強化弾秘書艦燃料弾薬鋼材ボーキ
徹甲弾+三式弾戦艦10909030
徹甲弾のみ戦艦10309010
三式弾のみ戦艦10906030

徹甲弾は火力補正の高い弾着観測射撃の際に必要な装備で、戦艦必須級の装備です
敵大型艦に対する火力補正もあり、これがないと攻略が辛い海域はとても多いです。
→まずは九一式徹甲弾4つを目標にするとよいでしょう。

三式弾は陸上型の敵を攻略する際に必要な装備で、
通常海域では3-5道中マスや4-5ボス等で活躍する装備です。
イベントでは陸上型のボスが出てくることがあり、その際に三式弾がないと詰むことも。
→最低でも3つ以上、できれば6つ程揃えておきましょう。

三式弾のみ先にそろった場合は徹甲弾レシピを検討。
徹甲弾のみ先にそろった場合は徹甲弾は数があっても腐らないので
両方開発できるレシピを推奨します。

何れも後述する主砲レシピで入手可能ですが、資源消費が重たいです。
序盤の開発は主砲レシピと別に考えたほうがスムーズに環境が整うでしょう。

※なお、同レシピで手に入る15.5cm三連装副砲は、
序盤の支援艦隊の装備として使えます。とりあえず残しておきましょう。

電探

秘書艦燃料弾薬鋼材ボーキ
32号対水上電探空母1010250250
33号対水上電探
(22号,13号)
空母1010200150
22号対水上電探
(13号)
空母1010150150

電探開発レシピである10/10/250/250は
大型電探の32号対水上電探をメインに、

  • 32号対水上電探
  • 42号対空電探(含むレシピの場合)
  • 21号対空電探
  • 33号対水上電探
  • 22号対水上電探
  • 13号対空電探

をそれぞれ開発できるレシピです。

この内赤字で示している4つの電探は「索敵値5以上の電探」であり、
イベント攻略時にルート分岐に関わってくることがあります。その場合、
電探の個数が必要なのでいくつか開発しておくと安心です。
※過去イベントでは甲作戦で6個/乙作戦で4個/丙作戦で2個/丁作戦で1個要求されました。
丙、丁クリアを目指す場合、2つあればひとまず安心だと思います。

22号や33号を開発するためののレシピも載せましたが、
基本的には32号を開発できるレシピを活用しましょう。
支援艦隊では32号対水上電探が大量に必要になります。

主砲

主砲秘書艦燃料弾薬鋼材ボーキ
46cm三連装砲戦艦1025125010
+三式弾戦艦1025125030

46cm三連装砲は出撃でこそ使う機会の少ない装備ですが
支援艦隊で火力の高い戦艦装備として優秀です。
※フィット砲の仕様で、出撃時は命中ペナルティがある艦が多い

急がなくていいですが、まず10基位は支援艦隊にあると使う機会があり、
将来的には改修の素材としても活躍します。
そのため、改修をしっかりプレイするのであれば、将来的にずっと量産し続ける装備の一つになります。
その他41cm連装砲や20.3cm(2号)連装砲等、序盤に優秀な装備も開発可能。

徹甲弾までのレシピが一通り終了したら開発に取り組みましょう。
※徹甲弾レシピを内包しているため、徹甲弾も出現します。

なお、32号対水上電探と46cm三連装砲を両方開発出来るレシピは存在しません。

その他

秘書艦燃料弾薬鋼材ボーキ
失敗率高(96%)空母10101011
ドラム缶(輸送用)駆逐10101010
10cm連装高角砲(8%)空母10103010
10cm連装高角砲(6%)
+ドラム缶(4%)
駆逐10103010
零式水上観測機空母20101020
零式水上観測機
+10cm連装高角砲
空母10103020
91式高射装置駆逐10101011
12cm30連装噴進砲空母10402020
甲標的空母10707010

●失敗率高(96%)は、開発失敗率の高いレシピ。仕様上失敗すると
開発資材を消費しないため、開発資材を維持したい時に有用なレシピとなります。

ドラム缶(輸送用)はイベント時のTP輸送や遠征等に使う装備。
こちらも最小であれば76%の確率で失敗するため、開発資材を集めるときにも有効です。
→幾つあっても困りませんが、ウィークリークエストでも入手可能。
とりあえず遠征で必要な8個-10個を目標にしましょう。

●10cm連装高角砲は駆逐用の主砲ですが、空母系が一番開発しやすいです。
10cm連装高角砲+ドラム缶(輸送用)と合わせてどちらにするか選ぶと良いでしょう。

●零式水上観測機は弾着観測射撃の発動確率を上げたり、
マップ上の索敵条件を満たしたりするのに必要な装備です。
基本的に単品で狙えばいいですが、必要なら10cm連装高角砲と合わせて開発しましょう。
→観測機は幾つあっても困りませんが、まずは6個位あると便利。

●91式高射装置は補強増設に装備するアイテムとして非常に優秀です。
課金アイテムが関わることと、活用するには改修が前提となるため、
ここで並べている装備群としては後回しになると思います。

●12cm30連装噴進砲は、改修更新を前提として優秀な装備です。
12cm30連装噴進砲改二を活用することで、”対空噴進弾幕”が活用できます。
これもここで並べている装備としては優先順位が下がるので、
余裕ができたら作成を検討しましょう。

●甲標的は上のレシピで開発できますが、
千代田、千歳をレベル12迄上げることで入手が可能です。
基本的には改装時に持ってきてもらいましょう。

ドラム缶(輸送用)を必要とする遠征に関しての情報

TP輸送に関して

91式高射装置や補強増設に関して

対空噴進弾幕に関して

Q&A

開発順の目安とかある?

効率的に開発を進めていきたい!という前提ですが、

  1. ソナー系
  2. 艦載機系
  3. 徹甲弾と三式弾
  4. ドラム缶(輸送用)や零式水上観測機(上記以外の低資源で回せるもの)
  5. 32号対水上電探(索敵値5以上の電探)
  6. 九六式陸攻
  7. 46cm三連装砲

ソナーレシピは資源消費が安く、序盤海域の1-5で活用できます。
真っ先に開発するものを上げるのであれば、ソナー系が無難かなと。

ソナーを最低限開発した後は、司令部レベルが30になり次第
艦載機を開発します。
艦載機は空母の能力に直結するので、しばらくは艦載機レシピを回していればOK。

徹甲弾と三式弾は、徹甲弾が3つ、三式弾が2つ揃うまで回しましょう。
(それ以上は足りないときに揃えましょう。)

4は資源がない時にとりあえず選択する候補として抑えておき、
1~3が済んだら積極的な開発も検討。

5の電探は、支援艦隊/道中のルート固定の両軸狙いです。
32号電探を狙うことにより、他の各種電探も増やしていきましょう。

6の陸攻は、ある程度艦隊が整ってからスタートします。
具体的なラインは提督によると思いますが、7-4や6-4といった
海域に行けそうなタイミングで始めるのが良さそう。

7も支援艦隊の装備や、改修まわりの強化で大型主砲が欲しい時に必要になります。
5から先に関しては人によりますが、ある程度資源余力ができてからでOKです。
成功確率が低く直ぐに揃えれる装備ではないので、1ヶ月2ヶ月といった
長期スパンで考えて開発を進めていきましょう。

カ号観測機を作ろう

この記事は最初期から開発できる装備をまとめたものなので、
上記に掲載をしてませんが、
対潜支援に必要な装備に「カ号観測機」があり、且つものすごく強い装備です。

この装備は、一度作っておけば初心者の頃から難しい甲作戦でも使える装備なので、
早めに作っておくことを強くおすすめします

カ号観測機レシピ秘書艦燃料弾薬鋼材ボーキ
カ号観測機
+三式水中探信機
宗谷(灯台/南方)1010104011.5
カ号観測機
+三式水中探信機
+三式指揮連絡機(対潜)
山汐丸1010104012
カ号観測機
+三式指揮連絡機(対潜)
+一式戦 隼II型
あきつ丸・神州丸
宗谷(特務艦)
1010104013.5
参考:開発シミュレータ & 複合レシピジェネレータ(2024/04/15時点)

2023/08現在、あきつ丸は大型建造で、神州丸は2-3(期間限定?)で入手可能。
宗谷はイベント限定ですが、掘りやすい事が多いです。

開発で、カ号観測機(+上位機体を)合計16機入手しておきましょう。
屠龍をまとめて開発したい場合は、屠龍レシピで開発してもOKです。

Q.資源をたくさん投入したらいいことあるの?

特定の装備を開発するための成功率は、
開発できる条件さえ満たしていれば全て一定です。

その為、例えば艦載機の試製烈風 後期型”だけ”を狙うのであれば

  • 20/20/10/90
  • 20/60/10/110
  • 200/200/200/300

どのレシピを回しても1回当たりに試製烈風 後期型が出る確率は等しく2%のため、
一番資源消費の少ないレシピが有利になります。

Q.司令レベルが開発に影響するっていうのは?

戦績画面に以下のような表示があります。

司令部レベルによって開発に制限があり、

  • ~9レベル コモン装備のみ開発可能
  • 10~19レベル レア装備まで開発可能
  • 20~29レベル ホロ装備まで開発可能
  • 30~39レベル Sホロ装備まで開発可能
  • 40レベル~ 全て開発可能

となっています。
レベルが上がるまではレア装備やホロ装備の開発を控えましょう。

司令部レベル20以上になればソナー系の開発を。
30以上で艦載機レシピ(の上位装備)を視野に入れるとOKです。

司令部レベルを早くあげたい場合は、1-5のボスに到達・勝利する事や
2-1のボスマス周回・勝利する事等が有効です。

まとめ

記事内では主に初心者向けの、万能レシピを取り扱いました。
あくまでも入手できるかどうかは”確率”のため、
レシピで開発できる条件を満たしていても100回単位で装備が出ないことがあります。

デイリー任務での開発が重要になってくるので、
コストのかからないレシピから継続的に取り組んでいきたいですね。