警戒陣は2017秋以降、イベント専用の陣形として実装されています。イベント攻略はもちろん、通常海域の任務攻略にも活用していきたいところ。

警戒陣の特性

警戒陣は陣形の前と後ろで陣形効果が変化します。
「主力」艦と「警戒」艦に分けられ、陣形効果が以下のように反映されます。

警戒陣補正砲撃雷撃対潜夜戦砲撃命中砲撃回避※
主力艦0.51.01.00.5低下上昇(駆逐は大)
警戒艦1.01.00.61.0上昇大上昇(駆逐は特大)
6-7隻編成時、1-3番艦が主力艦、4-7番艦が警戒艦となる。
4-5隻編成時、1-2番艦が主力艦、3-5番艦が警戒艦となる。
※砲撃戦回避に関しては挙動が異なるので記事内の解説参照。

以下、6隻艦隊の時になりますが、ざっくりと、

  • 砲撃・夜戦火力は警戒艦(4-6番艦)が高く、主力艦(1-3番艦)が低い
  • 対潜火力は上が主力艦(1-3番艦)が高く、警戒艦(4-6番艦)が低い
  • 雷撃火力は単縦陣と同様であるが、命中率は低下する

と覚えておけば一先ず問題ありません。
また、対空の補正は1.1倍。単縦陣より強いですが、気にする数値ではないですね。

回避補正に関して

警戒陣の大きな効果として「回避率の上昇」があります。

●回避補正は全ての艦に影響しますが、
「駆逐艦」に大きな回避補正があることが確認されています。

●回避補正は全ての艦にかかっていますが、
「6隻艦隊時」は1-4番艦に弱くかかり、5-6番艦に強くかかる
「7隻艦隊時」は1-5番艦に弱くかかり、6-7番艦に強くかかる
と考えられています。

6隻艦隊の場合、「4番艦」は回避がそこまで高くなく、且つ被弾しやすいということになります。
ここに配置する艦は実質的に被害担当艦となりやすいため注意しましょう。
個人的には耐久の高い艦(戦艦)か、回避補正のある駆逐艦を採用することが多いです。

被タゲに関して

警戒陣では、“警戒艦に多くの被弾が集まること”が確認されています。
警戒陣を活用することにより、「主力艦」は攻撃を当てられにくくなるため
守りやすくなります。(具体的な考察は紹介するPDF参照)

また、かばう確率が高いことも特徴。特に旗艦に当たる1番艦は、
他の陣形に比べ被弾する可能性が低いです。

●空襲マス(航空戦)では、警戒艦に被タゲがよりますが、
回避率は特に変化しないと考えられます。(参考

●探照灯を採用した場合、警戒陣の「警戒艦に被タゲが集中する」
効果は低減・消滅する可能性があります。
参考:旗艦探照灯・夜戦マスの例。随伴艦探照灯等別条件では挙動が異なる可能性あり)

その他の注意点(支援艦隊・命中率)

●警戒陣では砲撃支援の火力が大きく下がる(主力艦同様の0.5倍)ことが確認されています。
支援艦隊を使って突破する場合、単縦陣で回したほうがいい場合も。
参考:
新支援艦隊の概要 基本事項の再確認等

●砲撃戦に関して、「主力」艦の命中率が低下し、「警戒」艦の命中率が上昇することが
確認されています

●雷撃戦に関して、「主力」艦も「警戒」艦も、雷撃命中率が
下がっていることが確認されています。特に主力艦は大きくマイナス補正がかかっています。

参考資料

(@Xe_UCH)さんが2018冬イベの検証データとまとめられたものになります。
この記事内でも、いくつかの記述はこちらのPDFを参考にさせてもらいました。
警戒陣について(PDF)

この記事内で紹介していない具体的な数値に関しても、
PDFでまとめられています。興味のある方は確認してみてください。
※2018冬は2017秋と若干仕様が異なりました。今後のイベントでも、
警戒陣の仕様が変わってくる可能性があります。

他、一部解説を書くにあたって以下wikiwikiの記事を参考にしています。
陣形-艦隊これくしょん -艦これ- 攻略 Wiki*

活用例

イベント攻略時、周回時の道中

回避特化の陣形になるため、“砲撃戦で1撃被弾すると大破する
可能性が高い”マスでの運用に向いています。

敵が水雷戦隊、味方は戦艦・空母が混ざった艦隊といった場面では、
警戒陣を使うことにより雷撃戦にもつれ込んでしまうことも。
砲撃戦で大破する可能性が少なければ、単縦陣を活用しましょう。

また、支援艦隊で敵を蹴散らすことを想定する場合も、
単縦陣を使ったほうが良い場面が多いです。

空襲マスや敵空母が多い通常戦闘

航空戦で警戒陣を使った場合、「下の警戒艦にターゲットが多く集まる」が、
「回避補正は乗っていない」状態になります。

そのため、

  • 噴進弾幕が使える艦や戦艦が下に集中している場合は警戒陣
  • 被弾しやすい駆逐艦が警戒艦に集中している場合は輪形陣
  • 警戒艦が後1発で大破しそうなら輪形陣

といったような、使い分けが大事になります。

通常海域での活用

任務クリア

※何れもリンク先の編成例は一期のもので、
二期では使えない可能性が高いです。

水雷戦隊で道中を突破する

や、5-5や6-4・6-5を特定条件でクリアする

このあたりは警戒陣があるうちにクリアしたほうが良いかも。
5-5任務に関しては、レ級編成が出なくなる、5-5クリア後に挑戦することをおすすめします。

レベリング

5-3や3-5-1,6-2-1等、
経験値が高いけど被弾もしやすいマップでの警戒陣がそれなりに有効です。
5-3 警戒陣レベリング(駆逐軽巡重巡戦艦)補給艦狩り編成例【第二期】

但し、性質上S勝利が難しくなり、経験値効率が落ちることもあるので注意が必要。

キラ付け

1-5や7-1を活用するキラ付けでは、
対潜の補正が違うことを活用した運用が可能です。
7-1 キラ付け編成例+おまけ戦果(対潜先制爆雷攻撃活用)【第二期】

単横陣と補正火力が違うため注意が必要ですが、MVPのコントロールに向いています。
(敵が水雷戦隊等でのMVP調整は、4-6番艦にMVPが集中するため、
旗艦MVPが難しくあまり美味しくありません)

開発資材集め

6-3を周回するときに、警戒陣があるのとないのとでは、
バケツの消費量が大きく変わります。
開発資材を入手しよう 2-4-G,6-3ボス 出撃編成例

イベント期間に開発資材集めを検討してみましょう。

まとめ

  • 警戒陣は回避(道中突破)を意識した編成
  • 6隻編成時、4番艦は被弾が多くなりがちで注意が必要
  • 主力艦の火力低下と砲撃支援の活用時にも注意

主な警戒陣の用途としては、「イベント攻略」の道中突破があげられます。
ボス戦で警戒陣を使うと火力が足りず、困った自体に陥るかも。

実際の運用では、ボス戦での攻撃順も考えて配置を考える必要があります。
マップ毎に使い方が変わってきますが、適切な運用を心がけていきたいですね。