2017/03/17のメンテナンスで昼砲戦に対する火力キャップの上限が大きく緩和(150→180)されました。今のところ通常海域には大きな影響はありませんが、イベント海域もそうだとは限りません。ざっくりと、今回の変更についてまとめておこうと思います。
2021/03/01のアップデートにて、諸々の火力キャップが更新されました。
この記事の内容は、古い記述になります。
新キャップでの火力計算
前提
今まで昼戦に関しては、砲撃戦を含め航空戦・雷撃戦と攻撃力150を超えた場合、
夜戦は攻撃力300を超えた場合、以下の式によってキャップ制限(攻撃力の抑制)がされていました。
キャップ後攻撃力 = キャップ値 + √(キャップ前攻撃力 – キャップ値)
今回の仕様変更により”砲撃戦キャップのみ”150→180と変更になり、
主に戦艦・空母の火力上限が大きく緩和されたということです。
一方、航空戦火力(開幕攻撃)・雷撃火力・夜戦火力・支援艦隊の砲撃等に関しては影響はありません。
これらは今まで通り、150(夜戦は300)を超えたダメージに関しては、
キャップ補正が適用され大幅にダメージが軽減されます。
実際に必要な火力
キャップ値 | T有利 | 同航戦 | 反航戦 | T字不利 | |
---|---|---|---|---|---|
通常艦隊 | 150 | 125 | 150 | 188 | 250 |
180 | 150 | 180 | 226 | 300 | |
連合艦隊(1.1倍) | 150 | 113 | 136 | 170 | 227 |
180 | 136 | 163 | 204 | 272 |
150のところが今までのキャップ(雷撃戦とかに適用可能)、180のところがこれからの砲撃キャップですね。
実用的には+1した数値が実質のキャップとなります。
※連合艦隊の1.1倍というのは、第四警戒航行序列の補正
砲撃戦 | 水上打撃 | 空母機動 | 輸送 |
---|---|---|---|
第一艦隊(本体) | 10 | 2 | -5 |
第二艦隊(護衛) | -5 | 10 | 10 |
雷撃戦時のダメージは一律で-5 |
連合艦隊には特殊なダメージ補正がついていて、それが上記の表。
要するに第四警戒航行序列の水上打撃部隊が一番火力がだしやすいということ。
更に、砲撃戦で艦載機攻撃のエフェクトでない艦種に限り、
砲撃時+5の火力補正があります(通常、連合問わず)
火力キャップ | 同航戦 | 反航戦 |
---|---|---|
通常艦隊 | 176 | 221 |
連合第一艦隊(水上) | 150 | 191 |
連合第一艦隊(機動) | 158 | 199 |
上記の表が、空母系以外の艦が砲戦をした際に、キャップ(181)に到達するために必要な火力です。
この表だけ理解すればOK.となります。
基礎 | 通常 | 連撃(1.2×2) | 徹甲弾CI(1.5) | 連撃CL(1.2×1.5×2) | 徹甲弾CICL(1.5×1.5) |
---|---|---|---|---|---|
151 | 151 | 181×2 | 226 | 271×2 | 339 |
181 | 181 | 217×2 | 271 | 325×2 | 406 |
※CI=カットイン、CL=クリティカル
※徹甲弾の重量艦に対する補正は考慮せず。
※連撃CLは空母1スロ攻撃機、徹甲弾CICLは4スロ攻撃機を載せた場合のクリティカルと同等
最後に、火力キャップ時の戦艦の弾着観測射撃のダメージを纏めた表。
キャップ到達時にヲ級改flagshipに対し戦艦のカットインが発動した場合、
今まででは中破し損ねてたことがあるのが、確定中破にかわり、
クリティカルなしでも乱数で撃破することが出来るようになります。
実際に強化される艦は?
今回のアップデートで一番恩恵を受けたのが、空母、特に翔鶴でしょう。
素の火力の時点で実質160ほどの火力があり、
艦攻1スロで同航戦新キャップ迄持っていくことが可能です。
※支援艦隊の記事でまたダメージ計算等解説予定
その他の空母についても、正規空母に関しては大体2スロ艦攻を乗せれば新火力キャップ到達可能、
今までに比べると大幅に火力が上昇しています。
戦艦に関しては大和、武蔵、Iowaの火力上昇が著しいですね。この3隻に関しては
翔鶴を始めとした空母勢と同様、デフォルトの装備で新キャップを意識できるようになるため
相対的な有用度は大きく上がったといっていいでしょう。
また、他の戦艦、例えば金剛型であってもキャップ開放の恩恵を受けます。
金剛型はフィット砲の都合もあり、同航戦の火力上限に到達することは簡単ではありません。
それでも、特に連合艦隊などでは火力キャップが開放された分、今まではキャップの攻撃力で
泊まっていた分攻撃力が上乗せされ、より有効なダメージが与えれるようになりました。
敵の強化
ボスマス以外で敵が強化されることは、今現在ではあまりありません。強いて言えば
- ヲ級改flagship :191?
- 空母棲姫:365?
- 戦艦棲姫:227
このあたりの艦が道中に出てくることは十分にありそうです。
ヲ級改flagshipに関しては、火力キャップ基準こそこえているものの、
道中では複縦陣や輪形陣で出てくるのが基本です。
そこに交戦形態(同航戦や反航戦)が加わるため、道中T字有利等も加味すると
今までより火力が上がり脅威になるのは間違いないですが、
まだどこまで厄介な敵になるかは推し量れません。
空母棲姫と戦艦棲姫に関しては、過去に道中にでたことがありますが、
とりあえずでないことを祈るしかないですね・・・
ボスマスに関しては敵も火力キャップ開放の恩恵を最大限に受けてきます。
最近良く出てくる「空母棲姫2隻随伴」なんかは、当然キャップダメージで殴ってくることになるでしょう。
今まで以上に資源消費が増えるということなので、積極的に備蓄を進めたいですね。
まとめ
味方の最大HPは100ちょっとである以上、こちらは下手をしたら即大破なのは今まで通り。
それに対し、昼戦で空母棲姫級を中破させたり撃沈させたりする可能性が上がるため、
火力キャップ開放の恩恵は味方の方が受けやすいと言っていいでしょう。
また、今回のキャップ開放で戦艦の主砲等、同航戦でも恩恵を受けやすくなったため
より改修する意義が出てきました。
次のイベントまで後一ヶ月前後ですが、気を抜かずに準備をしていきたいです。
>連合艦隊(水上) 149 190
>連合艦隊(機動) 158 199
>上記の表が、空母系以外の艦が砲戦をした際に、キャップ(181)に到達するために必要な火力です。
細かいですが、それぞれ連合第一艦隊()としたほうがよいかと。
あと、(水上)149、190だとどちらも180.4で181にはならないのではないでしょうか?細かくて恐縮です。
確認しました、対応します><
これ対砲台小鬼がけっこう恩恵あるのかなーと思っています
ちゃんと計算してませんけど、超過分を含めて火力200くらいで殴れるようになりましたよね
際立って上がってるのは徹甲弾補正の付いた弾着観測射撃
今までは大和型でも火力255位の威力が限界でしたが、今回のアップデートで最大300位の火力まで引きあがるようになりました
金剛型でも水上連合艦隊であれば現キャップ到達に至るため、大型艦に関してはこちらの火力も爆発的に上がっていると考えていいでしょう
敵の場合、姫級の攻撃を受けると戦艦クラスでも簡単に大破する確率が格段に上がりましたが、逆に空母級の大破率は大幅に下がったため、実質的には難易度はさほど変わっていないと思います(戦艦が相対的に弱体、空母が強化という形にはなってますが)
デメリットばかりが大きく取り沙汰されているきらいを感じますが、メリットの方が大きいですよね これ
甲攻略組ならメリット大きいだろうけど、乙・丙組は敵強化によるデメリットの方が目立つなぁ。
今月の6-5で空母BBAにバルジ付きの大和が一発大破食らった時はこれが火力キャップ上がったデメリットかなぁ、と。
一方で、五航戦同じく空母BBAを昼でふっ飛ばしたので敵味方一長一短かなと。
通常海域で影響があるのは6-5くらいかと。5-5はT有利でようやく影響出てくるかなと。
主にイベント用の調整って感じですね。
管理人さんも書いておられますが、ボス戦での大破/被大破は問題では無いと思います.
こちらが手痛い損害を受ける機会が増える代わりにボスを撃沈させる機会も同様に増すのだと考えてみては如何でしょうか.
失礼します、陣形について記述が無かったので質問です。
昨今特殊砲撃(ネルソンタッチ等)の追加により複縦陣などが利用されるようになっておりますが、陣形と火力キャップの関係性はどうなっておりますでしょうか?
陣形の計算をした後に、火力キャップの補正ですね。
例えば陣形以外の計算後火力200,複縦陣(0.8)であれば
200^0.8=160,火力180は火力キャップ未満なので補正がかかりません。
なお、戦闘形態(同航戦や反航戦)も同様です