2022/04現在、最近のイベント海域では対潜支援を活用する場面が多くなってきました。この記事では、対潜支援の基礎知識から、強化する方法についてまとめてみたいと思います。

(2022/10/28 Samuel加筆他更新)
(2023/06/01 潜水空襲マスについて加筆)
(2023/09/20 概要欄で潜水空襲での制空権を取るパターンについて加筆)
(2023/10/17 全体的に調整)
(2024/04/15 カ号の開発について更新)
(2024/07/12 艦隊通信アンテナへの言及を加筆)

支援艦隊(砲撃支援)については以下を参照してください。

概要

対潜支援(対潜支援哨戒)は航空支援の一種です。
対潜支援が道中の潜水艦マスに対して来ることで、
潜水艦を撃破し、艦隊の被害を抑えることが目的になります。

潜水艦は開幕雷撃をしますが、対潜支援で先に大破以上にしてしまえば、
先制雷撃を無力化することが可能
になります。
※大破時の先制雷撃は命中してもカスダメになる

また、中破の場合開幕雷撃は抑えきることが出来ないですが、
火力を低下させ被害軽減に繋がります。
閉幕雷撃を止めることが出来るので、中破でも十分に意味がありますね。

対潜支援の編成

編成例資源消費コメント
駆逐2軽空4燃料50%/弾薬40%敵水上艦マスに対し航空攻撃を回避する場合の例
カ号観測機やオ号観測機改で統一する例のため、
回転翼機が装備できる加賀護/Victorious等も含まれる
ボーキ消費が安い(例外あり)
駆逐2軽空2空母2
燃料50%/弾薬40%敵水上艦マスに対し航空攻撃を意識する場合の例
対潜機体がある上で、水上艦マスに空母がいなければ有力な選択肢。
敵編成次第でボーキ消費が多くなりがち。
※空母に装甲空母を2隻採用した場合、弾薬80%を消費する

対潜支援では他にも編成条件がありますが、
上記2パターンのみ覚えておけば間違いありません。

対潜支援の発生条件

対潜支援は

  • 駆逐2軽空1 +
    (軽空/水母/補給/揚陸/軽巡/練巡)1 or 海防2
  • 軽空母と任意の1隻は対潜哨戒装備を装備する必要あり(海防除く)

※「対潜哨戒装備」や制空に関する細かい仕様はwikiの記述を参照してください。
の条件を満たせば対潜支援となります。

ただし、海防艦を入れた場合、海防艦は対潜攻撃をしません。
対潜支援の性質上エコ支援にすると火力が出なくなるので、
基本は駆逐2軽空2(軽空+空母)2の形になります。

その他、支援艦隊の概要については以下記事を参照してください。

火力計算について

対潜支援の推定式は以下のようになっています。

スロット毎の攻撃力計算([ ]内は小数点切り捨て)

1.キャップ前攻撃力=[ [0.6×機体対潜値] ×√搭載数 +3]
2.キャップ170適用
3.最終攻撃力=キャップ後攻撃力 ×1.75 ×変動倍率 ×クリティカル補正

変動倍率は1.2倍が40%、1.5倍が10%、2.0倍が50%の確率で変動する。

https://wikiwiki.jp/kancolle/支援艦隊(2022/04/24)

簡単にまとめると、

  • 対潜支援の火力は機体の【対潜値】と艦娘の【搭載数】で決まる
    ※艦娘の対潜値や他の要素は無関係
    ※陣形や交戦形態の影響もなし
  • 艦載機の対潜火力は後述のテーブルに分かれる
  • 対潜火力は変動倍率(ランダム要素)がある

機体の対潜火力については[0.6×機体対潜値]の計算式が入るので、
例えば対潜10と対潜11の装備は対潜支援で同じ火力になります。
また、対潜値のテーブルが異なると、計算上非常に大きな火力差になります。

機体の対潜値火力テーブル
[0.6×機体対潜値]
装備例
12,137S-51J・S-51J改
TBM-3W+3S
10,116オ号観測機改・オ号観測機改二
Swordfish Mk.III(熟練)
Ju87C改二(KMX搭載機/熟練)
95カ号観測機
九七式艦攻(九三一空/熟練)・
Barracuda Mk.III
Ju87C改二(KMX搭載機)
7,84三式指揮連絡機(対潜)
天山(九三一空)・TBM-3D
流星改(一航戦/熟練)・九七式艦攻(九三一空)
天山一二型甲改(熟練/空六号電探改装備機)
九七式艦攻改(熟練)試製三号戊型(空六号電探改装備機)
零式艦戦64型(複座KMX搭載機)
5,63天山一二型(友永隊)  他(省略)
対潜4以下の装備は対潜支援には不向き。甲作戦で考えると9以上(艦攻艦爆は5以上)で揃えたい。(2022/04/24)作成

対潜火力順に、機体の対潜値が12,13>10,11>9>7,8という点を抑えておきましょう。
細かい式は雰囲気だけわかっていればいいかなと。

対潜支援で狙いたい艦

画像:制空権シミュレータ v2より加工して作成
(必要に応じてクリックで拡大してください)

上記は2022冬イベントの、各潜水マスの敵編成例(甲作戦)です。
画像の通りですが、前段作戦と後段作戦では出てくる潜水艦が違うことがわかります。

2022冬イベ主な潜水艦耐久装甲確殺/確大破火力有効打が期待できる目安
E1・E2潜水カ級flagship373076/6712スロ×対潜9機体(飛鷹4スロ等)
8スロ×対潜10機体(千代田4スロ等)
潜水カ級elite272154/4812スロ×対潜9機体(飛鷹4スロ等)
E3潜水ヨ級flagship443691/8018スロ×対潜9機体(飛鷹1スロ等)
16スロ×対潜9機体(千代田2スロ等)
潜水ヨ級elite342769/6112スロ×対潜9機体(飛鷹4スロ等)
E4・E5潜水ソ級flagship4842102/9024スロ×対潜9機体(隼鷹1スロ等)
18スロ×対潜10機体(飛鷹1スロ等)
12スロ×対潜12機体(飛鷹4スロ等)
潜水ソ級elite453084/7318スロ×対潜9機体(飛鷹1スロ等)
18スロ×対潜9機体(千代田2スロ等)
潜水新棲姫flagship27737--
「有効打が期待できる目安」は、通常軽空母で装備できるスロットで、
撃沈/大破率の合計が凡そ50%あるパターンを掲載しています。(制空権シミュレータ v2で抽出)
2022/04/24作成

画像:制空権シミュレータ v2より
※編成入力後以下順序で確認可能。
自艦隊→右上の青いビックリマークより「艦隊詳細」→対潜支援火力

軽空母でよくある18スロットに、対潜値9の【カ号観測機】を使えば、
大凡有効打が期待できることがわかります(※潜水ソ級flagshipのみやや辛い)

これ以上の火力を求める場合、
・スロットが大きい正規空母を使う(運用が非常に難しい)
・オ号観測機改(装備改修が必要)
といった内容を考えることになります。

対潜支援は特定の軽空母にカ号観測機を積むだけで強い編成が組めますが、
細かく考えるのであれば、以下のような考え方をします。(あくまで1例)

前段作戦の例

前段作戦では潜水カ級flagshipまたは潜水ヨ級flagshipを仮想敵に。
装備次第で小さめのスロットでも有効打が出やすいので
4スロ目もある程度大きいスロットの空母を検討する(隼鷹”改”や飛鷹改・千代田等)
ある程度小さいスロットにオ号やS-51J等の装備を意識するといいかも
※装備によりますが、カ号+8スロ(オ号+6スロ)あれば、それなりのダメージが期待できます。

また、道中が水雷マスのみで
・対潜値のそれなりに高い艦攻艦爆が揃っている
・編成が水雷戦隊等、水雷マスでの大破も考えられる
といった状況であれば、正規空母を混ぜることを考えたいです。

2023早春春イベント以降、前段作戦でも潜水ソ級flagshipが出るようになりました。
基本的には潜水ソ級flagshipがいることを想定して準備するのが良さそうです。
後段作戦の例

後段作戦では潜水ソ級flagshipまたは潜水ソ級eliteを仮想敵に。
特に潜水ソ級flagshipを大破以上にするのは6や8の小さいスロットではきついので、
手持ちに合わせ3スロットが強い空母を主に検討する(隼鷹改二やVictorious改等)

対潜9以上の艦攻や艦爆が幾つか揃っているなら
大スロの正規空母も検討する(道中の敵編成やボーキ消費に注意)

といった感じ。

なお、潜水新棲姫といった高HPの潜水艦は、対潜支援で対策できる範疇を超えています。
姫級まで対策する場合、基地の東海部隊を使うか、
本体に対潜特化艦を置いて、中大破にすることを意識しましょう。

特殊な敵艦隊

敵に潜水艦が1隻だけいるマス

水上艦5潜水艦1といった敵編成の場合、
潜水艦への対潜攻撃のみ発生します。

潜水空襲マス

潜水空襲マスについても対潜支援を出せば、支援は来ますし火力もある程度でます…が、
潜水空襲マスに対潜支援を出すと、基本制空権を喪失することになるので、
ボーキを大きく消費することになります。(喪失なので火力も下がる)

対応する場合、後述するように、
対潜支援哨戒自体にある程度制空値をもたせる必要があります。(次の項目参照)

実践例として、2023E6-3の対潜支援の例をあげてみます。
https://aircalc.page.link/eTtg
※支援は第三艦隊に掲載
艦隊を連合艦隊にし、敵を2戦目。
支援艦隊のタブを見れば、制空が劣勢~拮抗で取れていることがわかります。

対潜支援に制空値を持たせる

対潜支援を潜水空襲マスや潜水艦が1隻いる敵艦隊にぶつける場合、
制空権喪失と、それによる火力低下に注意する必要があります。

対潜支援で制空を稼げる装備

支援艦隊で制空値をもたせるのに条件があり、特に対潜支援では、

  • 対潜哨戒機
    • 一式戦 隼II型改(20戦隊)
      一式戦 隼III型改(熟練/20戦隊)
  • 対潜値を持つ「艦爆」と「水戦」
    • AU-1
      二式水戦改(熟練) 他

が制空値を稼げる装備となります。

ボーキ節約等を理由として航空支援は出さず、
対潜支援のみを出すのであれば、対潜哨戒機のみで制空値を稼ぐ
必要があります。

注意点

●対潜支援では、本体航空戦のあとに対潜支援が到達する仕様上、
本体の航空戦計算後に対潜支援の計算をします。
そのため対潜支援に要求される制空値は大きなブレがあります。
※基地の計算後に本体制空値を計算するのと一緒

●対潜支援の艦載機熟練度は無効化されます。(制空値に寄与しない)

命中について

ヨ級flagship実測命中率25%程度である模様。1スロット単位でなので、16スロットあれば4つは当たることになる。航空支援のためキラ付け・熟練度による命中上昇は不可能であり、基地と異なり機体命中値による効果もない

https://wikiwiki.jp/kancolle/支援艦隊(2022/04/24)

対潜支援はスロット毎に命中判定が行われています。
wikiでは脚注で上記のようにコメントがされています。(該当の検証はこちら)

ヨ級flagshipに対し20~30%と命中率こそ低いものの、今の対潜支援はカ号が量産できるので、
艦隊全体の12~16スロットで有効打が出せる装備でまとめることが出来ます。
※赤城や加賀を使えば最大18スロット

カ号観測機以上の水上艦に攻撃しない機体を揃えるのが対潜支援の開始地点です。

道中支援として対潜支援を出す場合、砲撃支援と同様にキラ付けしないと到達率が落ちます。
全艦キラ付けを基本にしましょう。

注意点

臨時補給では艦載機の補給ができません
※遠征画面での補給
火力を維持する場合、普段の補給画面から補給するようにしましょう。

●対潜支援が潜水艦マスに来た場合、制空権確保時の割合撃墜が発生します。
また、対潜支援が航空支援として道中に来る場合、
制空権に応じた割合撃墜と、敵艦の対空砲火による撃墜を受けます。
何も考えずに使うと多くのボーキを消費します。

●正規空母の対潜支援は装備があれば強力です。
が、空母に艦攻や艦爆を採用すると、道中で航空支援が発生します

航空支援も兼ねた対潜支援は強力ですが、
上で書いたように撃墜されてしまうと、想定した威力がでないこともあります。
使う際には
敵の道中戦力に空母がいないところで正規空母を混ぜる
(2022秋のE2-1やE4-2(下ルート)等 輸送ゲージで多い印象)
・敵の道中に空母がいることを加味して、ボーキ消費覚悟で対潜支援を出す
※初戦が潜水マスであれば、対潜機が損耗せずに対潜支援ができる
・制空値がを確認した上で艦戦等である程度制空を取って挑む
といったことを考える必要があります。

なお、航空支援時については制空権に改修/熟練度が絡まない仕様になっています。
制空値が必要な場面では結構な艦戦の数が必要なのに注意。
(かなりややこしいので、制空権シミュレータでチェックしましょう)

●敵編成に水上艦・潜水艦それぞれが含まれる場合、
対潜支援の条件を満たしていれば、対潜攻撃となります(水上艦には攻撃しない)
・対潜支援は制空権争いが発生するので、
特に空母入りの混成編成を相手にする場合は注意が必要。
なお、対潜支援は「対潜哨戒装備」のみが航空戦に参加するため、
艦戦を入れても制空権争いに参加せず、制空権喪失することになります。
※水上5潜水1みたいな編成で、空母がいる場合(5-5のボスみたいなやつ)
そういった編成に制空値を意識する場合は、
対潜哨戒機、対潜値1以上の水戦や、爆戦等が採用候補になります。
(「対潜哨戒装備」や制空に関する細かい仕様はwikiの記述を参照してください。)

慣れないうちは、
空母混じりの潜水艦マス相手には対潜支援は不向きと考えたほうが良いです。
私はガバる自信があるので使いません
※潜水空襲(対潜空襲)マスにだす時だけ対潜哨戒機で制空値を取る予定

参考

対潜支援については、以下の2記事が非常に参考になるかと思います。
【艦これ】対潜支援を有効に使うための記事(@KC_oboegakiさん作成)
【艦これ入門】支援艦隊について(砲撃支援も)(@payo_shikinyamiさん作成)

また、画像でも使わせてもらっていますが、制空権シミュレータ上で
対潜支援のシミュレートが可能なので、活用してみるのがおすすめ。
制空権シミュレータ v2

※編成入力後以下順序で確認可能。
自艦隊→右上の青いビックリマークより「艦隊詳細」→対潜支援火力

対潜支援のステップアップ例

対潜支援は

  1. カ号観測機を開発できる艦を入手する
  2. カ号観測機以上の回転翼機装備を16機揃える
    ※Samuel改二を入手しているなら19機
  3. 伊勢/日向改二のS-51J入手任務をクリアする
  4. カ号観測機をオ号観測機改に更新する
  5. (正規空母に乗せる艦攻/艦爆を入手する)
  6. (カ号観測機から色々経由してS-51J迄更新する)

といった流れで強化出来ます。
現実的なのは3迄で、4は時間をかけて取り組んでいく内容になります。
5はプレイ期間で解決するもので、手持ちで強化しようとしてもちょっとどうにもなりません。
6は現状エンドコンテンツです。

対潜支援の強化は、まずはカ号観測機を揃えるだけで十分です
本当に対潜支援を強化していきたい場合、オ号観測機改を多数増やすと
より強い対潜支援を組むことが可能です。

回転翼機や哨戒機の入手

カ号観測機の入手

カ号観測機レシピ秘書艦燃料弾薬鋼材ボーキ
カ号観測機
+三式水中探信機
宗谷(灯台/南方)1010104011.5
カ号観測機
+三式水中探信機
+三式指揮連絡機(対潜)
山汐丸1010104012
カ号観測機
+三式指揮連絡機(対潜)
+一式戦 隼II型
あきつ丸・神州丸
宗谷(特務艦)
1010104013.5
参考:開発シミュレータ & 複合レシピジェネレータ(2024/04/15時点)

カ号観測機は開発可能になりました

2022/04現在、あきつ丸は大型建造で、神州丸は2-3(期間限定?)で入手可能。
宗谷はイベント限定ですが、掘りやすい事が多いです。

また、2023/11/02に、宗谷(灯台/南方)や山汐丸回転翼機で開発可能になりました。
開発資材の期待値的には、宗谷(灯台/南方)で開発するのが良さそうです。

開発で、カ号観測機(+上位機体を)合計16機、
サミュエル分を込み考えるなら、で19機迄入手しておきましょう。
屠龍をまとめて開発したい場合は、屠龍レシピで開発してもOKです。

 

※記事は甲作戦想定前提に書いていますが、丙、丁で対潜支援を出す場合、
カ号で揃えなくても有効な支援を組むことが可能な場面が多いです。
但し、航空支援にもなるのでボーキ消費には注意してください。

●ぜかましねっと内では「対潜支援」を前提として編成を組んでいることがあります。
「カ号観測機」を開発するだけで対潜支援は強いものが組めますが、
それをしていないと攻略時の想定が破綻することがあります。甲作戦をやるのであれば、
回転翼機を16機(Samuel込なら19機)分準備しておきましょう。●「カ号観測機」を16機準備するだけで、
初心者の提督でも甲作戦と同等の対潜支援を運用することが出来ます。
本体で対潜リソースが足りないうちに、準備することを強くおすすめします。

その他

回転翼機+哨戒機対潜値入手例
S-51J改13S-51Jからの更新(要新型航空兵装資材1)
S-51J12任務:最精鋭「第四航空戦隊」、出撃せよ!
オ号観測機改二からの更新(要オ号改二1/新型航空兵装資材3)
オ号観測機改二11オ号観測機改からの更新(要新型航空兵装資材1)
オ号観測機改10カ号観測機からの更新(要新型航空兵装資材1)
任務:回転翼機の開発
日向改二
カ号観測機9開発・あきつ丸改
三式指揮連絡機改9三式指揮連絡機(対潜)からの改修更新
三式指揮連絡機(対潜)7開発・あきつ丸改
2022/04/24時点

対潜支援を目的に強化するなら、
【カ号観測機】【オ号観測機改】【S-51J】
いずれかで強化を止めましょう(それ以上は意味がないです)

※オ号観測機改については、強化する価値もありますが、
普通は対潜支援より先に改修したい装備がたくさんあります。
メインの改修装備が一通り落ち着いてから、趣味の範囲で検討しましょう。(改修の記事)
・対潜支援の運用頻度がかなり増えてきたこと
・煙幕の活用で対潜支援の価値が高まったこと(D敗北を避ける等)
から、対潜支援強化の価値が増えてきています。
ある程度本体の強化が済んだ方は取り組んでみるといいかも。

S-51Jも対潜支援で強い装備ですが、
艦隊全体の強化という観点では必要なリソースが多すぎます。
無理にやる必要はありません。

強化には開発資材・改修資材・そして新型航空兵装資材が必要になります。

対潜支援に使える艦攻艦爆の入手

艦攻

回転翼機+哨戒機対潜値雷装値入手例
TBM-3W+3S1310任務:新鋭対潜哨戒航空戦力の導入
Swordfish Mk.III(熟練)108
九七式艦攻(九三一空/熟練)98
Barracuda Mk.III96
天山(九三一空)89大鷹改二(要カタパルト)
TBM-3D89任務:夜間作戦型艦上攻撃機の開発
流星改(一航戦/熟練)715任務:一航戦精鋭「流星改」隊の編成
任務:最精鋭「第一航空戦隊」、出撃!鎧袖一触!
天山一二型甲改
(熟練/空六号電探改装備機)
713
九七式艦攻改(熟練)
試製三号戊型
(空六号電探改装備機)
79改修更新
九七式艦攻(九三一空)76龍鳳改・大鷹改・神鷹改・雲鷹
改修更新
天山(村田隊)615任務:精鋭「九七式艦攻」部隊の編成
天山一二型(友永隊)614任務:機種転換
改修更新(関連記事)
天山一二型甲改
(空六号電探改装備機)
611任務:最精鋭「第一航空戦隊」、出撃!鎧袖一触!
任務:新しき翼。改装航空母艦「龍鳳」、出撃せよ!
改修更新
九七式艦攻改
試製三号戊型
(空六号電探改装備機)
67雲鷹改
任務:航空母艦「雲鷹」、抜錨せよ!
改修更新
対潜6以下は一部のみ記載
2022/04/24時点

基本的に高対潜の艦攻は
・入手難易度が高い
・入手したところで使用頻度が高くない
といったものが多いので、対潜支援目的で集めに行く必要はないと思います。
TBM-3Dと、そこから更新できるTBM-3W + 3Sのみ入手目標として抑えておきたい感じ。

※対潜支援の火力を重視する際、
・軽空に乗せる18スロット/対潜9(飛鷹にカ号等)
・正空に乗せる28スロ/対潜7~8(瑞鶴改二にTBM-3D等)
はほぼ同一の火力です。
対潜6以下のものでは、大きいスロットでも軽空母の18スロを上回ることができなくなります。

対潜9以上の航空機を多数集められのであれば、
スロット数と合わせて強力な対潜支援になります。
一方で、対潜8以下の機体が主力であるならば、
素直にカ号のみ集めたほうが安定させやすいと考えます。

どちらかというと、無理に運用することはせず、
既に所持しているもので対潜値が高いものが揃っていれば、
活かせる場面があればそれを活用する
というスタンスのほうがよいでしょう。

※前段海域の敵潜水艦は対潜値6や7の艦攻でも落とせるパターンもあります。
駆逐艦・軽巡を落とす仕事は期待できるので、
上手く使えるなら航空支援+対潜支援という形も有効です。

艦爆

艦爆対潜値爆装入手例
Ju87C改二(KMX搭載機/熟練)1010
Ju87C改二(KMX搭載機)99神鷹改二(要カタパルト)
零式艦戦64型(複座KMX搭載機)83雲鷹改二(要カタパルト)
2022/04/24時点

Ju87C改二(KMX搭載機)は射程長の対地艦爆で、砲撃戦で使う場面があるかも
(欧州系のイベントでの特効実績あり)

編成例

軽空4駆逐2(対潜支援のみ)

編成:https://aircalc.page.link/hPrn

後段作戦で使う対潜支援の例として、ソ級flagshipを大破させる目標で編成しています。
※ソ級flagshipの撃破を目標としていない

回転翼機系統の装備のみで統一して、
「航空支援」が来ないようにする編成例です。

●駆逐艦はキラ付けさえしていれば、どの艦を選択しても差がありません。
強いて言えば、神風型等の資源消費が軽い艦を採用したいです。

●12スロットなどの二桁且つ小さいスロットに「オ号観測機改」や「S-51J」を優先して、
残りのスロットはカ号観測機で埋める例です。
うちの鎮守府だと「S-51J」が1つと、「オ号観測機改」が4つあるので画像のような感じに。

記事ではオ号観測機改やS-51Jを使っていますが、
カ号観測機さえ開発してしまえば十分な対潜支援になります。
まずはカ号を16機揃えてしまいましょう。
三式指揮連絡機(対潜)はNGです。三式指揮連絡機改は使っても構いません。
※オ号観測機改やS-51J等はあれば使いましょう

ソ級flagshipを撃破させられるならそれに越したことはないですが、
ソ級flagship大破が狙える装備/スロットの組み合わせは多くありません。
カ号観測機を主力として運用する場合、随伴にソ級elite等も含むことを考えると、
ソ級flagship大破が現実的な目標になると思います。
本体に対潜艦が複数いる等、ソ級flagship撃破を目標にする場合、
18前後の大きめのスロットにオ号を載せたほうが撃沈率は高くなると思います。
艦隊や手持ちの装備に合わせて、組み方を調整してください。

軽空母の具体例(+一部正規空母)

回転翼機
を装備できる空母
搭載数
合計(各スロット)
備考
隼鷹改二66(24,18,20,4)おすすめ
飛鷹改, 隼鷹改66(18,18,18,12) おすすめ
龍鳳改二62(21,21,14,6)
千歳航改二, 千代田航改二59(24,16,11,8)
龍驤改二57(18,28,6,3)上2スロを活かすなら
瑞鳳改二57(21,18,12,6)
Victorious改57(18,18,19,2)上3スロを活かすなら(装甲空母)
加賀改二護64(16,16,18,8,6)スロット数を活かすなら(正規空母)
2022/04/18作成

おすすめは飛鷹改と隼鷹改/二。隼鷹は改二も強いですが、
「対潜支援用の隼鷹改」を準備するのが特におすすめです。
※ソ級相手は装備次第だけど、
手持ちがカ号ばかりであれば、大きいスロットがある隼鷹改二の方が強そう

その他、スロットのある龍鳳改二・千代田/千歳航改二等
比較的全スロットの大きい艦から2隻を選ぶのが無難。
龍驤等の大きいスロットが少ない艦は、カ号観測機が少ない場合の選択肢として検討してみましょう。

※Victorious改と加賀護は、何れもカ号観測機を始めとした回転翼機を装備できます。
Victorious改は後段海域に、加賀護は前段海域にそれぞれ採用を検討できるスペックがあります。
オ号改二以上を複数持っていれば、
加賀護は対潜支援の手数を1手増やせる艦になるので有力な1隻です。

Samuel B.Roberts Mk.IIの採用

Samuel B.Roberts MK.IIは「カ号観測機」を装備できる唯一の改二です。
駆逐艦枠でも、回転翼機を装備すれば対潜支援攻撃として参加することがわかっています。

1スロットなので大きな火力になりませんが、割合ダメージとして有効です。
このカスダメが大破や撃破に関わってくることもあるので、
改二を作っているならぜひ採用しましょう。

正空2軽空2駆逐2(水上艦への航空支援あり)

編成:https://aircalc.page.link/D36z

後段作戦で使う対潜支援の例として、ソ級flagshipを大破させる目標で編成しています。
※ソ級flagshipの撃破を目標としていない

●正規空母入の対潜支援は、水上艦が登場するマスへ航空支援が来てほしいときの選択肢になります。
・記事例は、正規空母の2隻に艦攻/艦爆を装備して、水上艦の撃破も狙っています。
ある程度弱い駆逐艦や軽巡に当てたら航空支援で撃破できますが、
航空支援は命中率が低く、火力にも難があるので基本的には「当てたらラッキー」として考えましょう

・記事例は、隼鷹と飛鷹にカ号系統の装備を載せています。
これらの装備は水上艦への航空支援としては無力です。
天山一二型(友永隊)等に変更すれば航空支援の火力は多少でますが、
対潜支援の火力がなくなるので対潜よりも航空支援を意識するなら検討してください。
※個人的にはそこまでやるなら砲撃支援の方が良いと思います。
艦攻や艦爆を混ぜたの対潜支援は、水上艦マスに対空艦(ツ級)や空母が居ると、ボーキ損耗が激しくなります

●TBM-3W + 3Sは
砲撃支援でも凄く強い機体なので、多くの場合決戦支援との取り合いになると思います。
大雑把な指針ですが、「ソ級flagshipを大破にする」ことを目的にする場合、
正規空母には、
・12機以上のスロットに対潜10以上の装備を、なければ高いものを優先
・18機以上のスロットに対潜7~9以上の装備を
・35機以上のスロットに対潜7~の装備を
・11以下のスロットは穴埋めに
といった形で、小さい二桁スロットに強い機体を乗せるのがバランスが良さそうです。
※大きいスロットに強いものを乗せると高乱数を引いた時に過剰火力になります。
ソ級flagshipの撃破を目指すなら、バランスを考慮せずに大きいスロットに強い装備を載せてください。

軽空母と違ってスロットが大きいので、対潜7,8の機体もある程度火力リソースとなります。
また、機体さえあれば4スロット目も火力となり、その点が正規空母の強みと言えるでしょう。
一方で、小さいスロットにも対潜8以下の機体を使わないといけないのであれば、
正規空母の強さが活かせないので、初めから軽空母のみで支援したほうが良いと思います。

軽空に乗せているカ号観測機は、対潜値9以上の艦攻や艦爆が潤沢であれば、
それに取り替えることで水上艦への航空支援で火力が期待できるようになります。
(対潜支援をメインで考えるなら、対潜8以下の機体を軽空に乗せるのは避けましょう)

●もし制空値が必要な場面で対潜支援(航空支援込)を出す場合、
・小さいスロットに艦戦を採用する(航空支援では艦載機熟練度が計算されない)
主に空母の4スロット目を使って調整するのが良さげ。
4,5スロットが使える赤城や加賀が使いやすいかも
・臨時補給をせずに補給画面から補給する(臨時補給では艦載機が補充されない)
この2点を意識すれば、安定するでしょう。
※ただしそこまで調整して航空支援を出すなら、
最初からカ号のみで編成したほうが良い場面が多いでしょう。

上でも書きましたが、最初は回転翼機のみで編成できる対潜支援を準備して、
「ステップアップ」として正規空母入りの編成を考えるのが良いと思います。

2022冬イベE2のように、道中が潜水艦や水雷戦のマスのみであれば使う価値がありますが、
効果の出る運用はかなり難しいです。
正直「軽空母のみの対潜支援」だけを使ったほうが、戦果が安定する方も多いと考えています。

正規空母の具体例

正規空母搭載数
合計(各スロット)
備考
Intrepid改112(40,36,21,15)おすすめ
加賀改二99(20,20,44,12,3)
Saratoga Mk.II Mod.293(37,24,19,13)
瑞鶴改二93(28,26,26,13)
翔鶴改二93(27,27,27,12)
Hornet改90(36,19,19,16)
赤城改二90(21,21,32,12,4)
Saratoga改90(36,18,18,18)
2022/04/18作成

編成の都合上、軽空母2隻を含む必要があります。
隼鷹と飛鷹を基本にスロットの大きい艦を優先しましょう。

正規空母枠は、搭載数が大きくて、4スロ迄強いIntrepid改が最有力。
後1枠はSaratoga Mk.II Mod.2/瑞鶴改二/翔鶴改二/加賀改二あたりから任意の艦を1隻となります。

赤城/加賀改二は「制空値が必要」な場面で、5スロットを活かす感じで使えるなら強そうですね。

「艦隊通信アンテナ」の活用

支援艦隊の支援艦隊の来援率を上昇させる「艦隊通信アンテナ」「通信装置&要員」が実装されました。

対潜支援の場合、駆逐艦の装備枠が空いています。
艦隊に画像のような駆逐艦を編成することで、支援艦隊の来援率を上昇させることが可能です。

まとめ

以前から要望があり、一通りまとめてみました。
2022冬現在のイベントでは、対潜支援も有効な場面が多く、
編成を作っておけば、1イベントに1海域以上使うことが多いです。

カ号観測機を揃えるだけで実用的なものになるので、
ぜひイベントまでに準備しておきましょう。