艦これでは例えば空母は夜戦で攻撃できないから下に配置した方がいい。空母副砲で行動順が上がるから枠があるなら空母に副砲を載せる。どちらもある解釈のもとでは正しい話ですが、だからといって、試行・思考せずに空母系を下に配置してとりあえず副砲を載せる・・・そういう画一的な考え方はあまりよくありません。知っている方にはやはり基礎基本の復習でしかありませんが、今一度見なおしてみましょう。

戦闘-艦隊行動順番の基本

4-2編成(育成考慮)

まず戦闘の流れですが、
索敵→航空戦→開幕雷撃→砲撃戦→
(戦艦系統がいれば)砲撃戦2回目→雷撃戦(→選択すれば夜戦)

という流れ。

更に砲撃戦は順番をある程度提督の意思で操作することができ、1巡目の砲撃戦は射程の長い艦娘から(同じ射程ならそこでランダム)、二巡目の砲撃戦は上(旗艦)の艦娘から順番に砲撃をしていきます。

戦艦が射程(超長)(長)なので、味方に戦艦がいない場合(敵戦艦がいないなら1巡しかしない場合)は射程(中)から動くことに。空母は基本射程(短)ですが、副砲を装備することによって射程(中)にして行動順をいじることが可能

※文章量の関係で一部細かい点は省略させてもらいました。

標的にする敵艦について

次に理解しておく話として、行動順の早い戦艦は駆逐・軽巡を攻撃しやすいという話。

敵艦は基本的には戦艦/戦艦/空母/重巡/駆逐/駆逐のように、旗艦から順番に強い艦が並んでいます。そして、旗艦をかばう仕様もあり、航空戦や初手雷撃を考慮しないと(してもだが)下の艦娘を攻撃する可能性は必然的に多くなる。

戦艦や重巡等が敵をいくらか撃沈してから、射程(短)である駆逐、空母が攻撃することになるので、結果的に射程(短)の艦娘のほうが、1巡目で敵旗艦等の強い艦娘を攻撃する(≒あまりダメージが通らない)可能性は大きいということ。なので、敵艦隊に駆逐・軽巡がいて、雷巡・軽巡などを多用するのであれば、空母に副砲を載せずに敵旗艦を標的にする確率を上げるというのが、ひとつの選択肢になってきます。

二巡目は上の艦娘から順番に攻撃。つまり二巡目の最初に動く味方旗艦が、敵旗艦を落とせないと、一番強いであろう敵の旗艦(戦艦系)に2回攻撃されてしまう。メインマップでの道中撤退の要因は、大抵敵戦艦か敵フラグ重巡の一撃が多いので、敵の旗艦に2度攻撃させるのはできれば避けたい。(最低でも中破にしたい)

旗艦は育成の関係や、かばう関係で装甲の薄い軽空母を旗艦にすることが多いですが、1順で敵をある程度殲滅させる力があるのであれば、旗艦には火力の高い艦娘をおいたほうが、結果的に育成効率が上がったり自艦隊の被害を減らす(可能性を増やす)ことにつながります。

めんどくさいので今では基本的に単縦陣で敵艦隊と交戦をしてる管理人ですが、もし、単縦陣の1順である程度敵を殲滅・旗艦を中破までもっていけないのなら複縦陣や単横陣を使ったほうがましになる可能性があります。

砲雷撃戦攻撃順のまとめ

長くなりましたがこんな感じ。5-2など、ボス戦で夜戦を前提にしているため空母を下に・・。これは間違っていないですが、その結果、道中で敵戦艦を落とせずに大破撤退となってしまう確率が上がるのであれば、その戦術は間違っている可能性があります

各鎮守府・提督によって育成したいとかいう事情はあると思いますが、色々な可能性をもっと思索してみてください。質問スレなど今でもたまに覗くようにしていますが、思考停止している方が多くいるように見受けられます。(とはいっても、やっぱりブラウザゲーですしそこまで考えないといけないことが多いわけではないのですが)

※艦娘の攻撃は完全なランダムではなく、ある程度システムで操作されたランダムである模様。実際の話として、こういう動きが多いという話です。